古巣・鹿島戦に王手の法政大DF梅津龍之介「やるだけじゃなくて勝って上にいきたい」周囲のJ内定に一時焦りも「着実に一歩一歩」
DF
[5.10 天皇杯予選決勝 明治大 1-2 法政大 味フィ西]
「やっぱり古巣のチームとやりたいです。ずっと憧れていたカシマスタジアムで憧れていた選手たちとやれますし、そういう選手たちとできるという想いだけは法政の誰よりも強いので」。鹿島アントラーズの下部組織で育ったDF梅津龍之介(3年=鹿島ユース)は、あと1勝に迫った天皇杯での対戦に対する熱意を口にした。
梅津は法政大への進学後、1年生の後半からレギュラーCBとして君臨。DF薬師田澪(4年=大津高)との名コンビで最終ラインを支えており、「必要以上にコミュニケーションを取る必要もないですしお互い分かり合っている」(梅津)、「一番のライバルなので上を目指して切磋琢磨しながらやっていきたい」(薬師田)と信頼関係も抜群だ。


そうしたCBコンビは今季の関東大学リーグ2部でここまで6戦4失点と堅守を誇り、天皇杯東京都予選決勝でも強豪・明治大をPKの1失点に抑えた。梅津は「毎試合前の選手が(ゴールを)取ってくれるので、後ろがゼロでいければ必然的に勝てると思うのでそこは意識しています」と話し、「後ろの選手たちで集まって話すときに絶対先に失点しないことを(言っていて)、今年心がけているところ」と好調の要因を示した。
もっとも梅津は今季を迎えるにあたり、焦りを感じていたという。というのも同期のFW小湊絆(3年=青森山田高)はFC東京へ、MF松村晃助(3年=横浜FMユース)は横浜F・マリノスへの加入が内定し、1年時からコンスタントに選抜活動に参加してきた中で共闘したライバルの動きも耳にしてきた。「絆と晃助が決まって焦りは正直出ちゃっていた」と梅津。それでも柳沢将之新監督と相談し、前を向くことができた。
「監督に相談したときに『焦らずにやればいいと思う』と言ってくれたのと、『プレー自体も悪くないしやっていれば絶対(話が)くる』とも言ってくれて、すごく自分の中でもやるべきことが明確になりました」
「自分は目の前の一日一日の練習だったり、今日の試合もそうですけど全力でやっていけば必然的に声が掛かると思いますし、こういう(天皇杯)舞台に立てば見てもらえるので。無理に焦らず、着実に一歩一歩やっていくところですね」
そうした積み重ねで果たした東京制覇。予選中は本戦の2回戦で古巣・鹿島と対戦できることを知り、「やっぱりそれだけは」と強く意識しながら戦い抜いてきた。鹿島には昨年末に練習参加したといい、対戦することになれば「自分を獲得するための判断材料にも絶対なる。そこで良いプレーをすればオファーはくると思う」と帰還に向けても重要な意味を持つ一戦になりそうだ。
また、会場が鹿島のホームスタジアムであるところにも気持ちが高ぶる。梅津はユース時代にカシマスタジアムでのプレー経験はあるものの、「鹿島の一人としてやったので、それを次は相手としてやれるというのは違った意味で面白さもありますし、良さもあると思います」。お世話になったアカデミーの恩師たちに成長ぶりを見せられるように意気込みながら、雰囲気も楽しんでいく考えだ。
その上で梅津は「絶対やりたいなという想いですし、やるだけじゃなくて勝って上にいきたい」とキッパリ。そのためにも、まずは1回戦でJ3のザスパ群馬にジャイアント・キリングを果たす必要がある。「目の前の試合を見てやっていきたい」と集中しながら、「でもいつも通りじゃないですかね。いつも通りやれば勝てると思いますし、特別何かしないといけないとかではないので、監督に与えられたタスクをこなしていくだけ」と冷静だ。
大学で研鑽を重ねてきた現在も鹿島ユース時代と同じく、「参考にしている選手はいるけれど、そこに似せたいとかはないです。誰にも似ていないCBになりたい」と目標を掲げる。まっすぐ進み続けてきた姿を憧れの舞台で輝かせるべく、「ここからという想いですし、大学サッカーのレベルを示したい。東京都代表の使命を結果で示したい」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
●第105回天皇杯特集
●第99回関東大学リーグ特集
▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がポッドキャストで配信中
「やっぱり古巣のチームとやりたいです。ずっと憧れていたカシマスタジアムで憧れていた選手たちとやれますし、そういう選手たちとできるという想いだけは法政の誰よりも強いので」。鹿島アントラーズの下部組織で育ったDF梅津龍之介(3年=鹿島ユース)は、あと1勝に迫った天皇杯での対戦に対する熱意を口にした。
梅津は法政大への進学後、1年生の後半からレギュラーCBとして君臨。DF薬師田澪(4年=大津高)との名コンビで最終ラインを支えており、「必要以上にコミュニケーションを取る必要もないですしお互い分かり合っている」(梅津)、「一番のライバルなので上を目指して切磋琢磨しながらやっていきたい」(薬師田)と信頼関係も抜群だ。


法政大の名CBコンビ
そうしたCBコンビは今季の関東大学リーグ2部でここまで6戦4失点と堅守を誇り、天皇杯東京都予選決勝でも強豪・明治大をPKの1失点に抑えた。梅津は「毎試合前の選手が(ゴールを)取ってくれるので、後ろがゼロでいければ必然的に勝てると思うのでそこは意識しています」と話し、「後ろの選手たちで集まって話すときに絶対先に失点しないことを(言っていて)、今年心がけているところ」と好調の要因を示した。
もっとも梅津は今季を迎えるにあたり、焦りを感じていたという。というのも同期のFW小湊絆(3年=青森山田高)はFC東京へ、MF松村晃助(3年=横浜FMユース)は横浜F・マリノスへの加入が内定し、1年時からコンスタントに選抜活動に参加してきた中で共闘したライバルの動きも耳にしてきた。「絆と晃助が決まって焦りは正直出ちゃっていた」と梅津。それでも柳沢将之新監督と相談し、前を向くことができた。
「監督に相談したときに『焦らずにやればいいと思う』と言ってくれたのと、『プレー自体も悪くないしやっていれば絶対(話が)くる』とも言ってくれて、すごく自分の中でもやるべきことが明確になりました」
「自分は目の前の一日一日の練習だったり、今日の試合もそうですけど全力でやっていけば必然的に声が掛かると思いますし、こういう(天皇杯)舞台に立てば見てもらえるので。無理に焦らず、着実に一歩一歩やっていくところですね」
そうした積み重ねで果たした東京制覇。予選中は本戦の2回戦で古巣・鹿島と対戦できることを知り、「やっぱりそれだけは」と強く意識しながら戦い抜いてきた。鹿島には昨年末に練習参加したといい、対戦することになれば「自分を獲得するための判断材料にも絶対なる。そこで良いプレーをすればオファーはくると思う」と帰還に向けても重要な意味を持つ一戦になりそうだ。
また、会場が鹿島のホームスタジアムであるところにも気持ちが高ぶる。梅津はユース時代にカシマスタジアムでのプレー経験はあるものの、「鹿島の一人としてやったので、それを次は相手としてやれるというのは違った意味で面白さもありますし、良さもあると思います」。お世話になったアカデミーの恩師たちに成長ぶりを見せられるように意気込みながら、雰囲気も楽しんでいく考えだ。
その上で梅津は「絶対やりたいなという想いですし、やるだけじゃなくて勝って上にいきたい」とキッパリ。そのためにも、まずは1回戦でJ3のザスパ群馬にジャイアント・キリングを果たす必要がある。「目の前の試合を見てやっていきたい」と集中しながら、「でもいつも通りじゃないですかね。いつも通りやれば勝てると思いますし、特別何かしないといけないとかではないので、監督に与えられたタスクをこなしていくだけ」と冷静だ。
大学で研鑽を重ねてきた現在も鹿島ユース時代と同じく、「参考にしている選手はいるけれど、そこに似せたいとかはないです。誰にも似ていないCBになりたい」と目標を掲げる。まっすぐ進み続けてきた姿を憧れの舞台で輝かせるべく、「ここからという想いですし、大学サッカーのレベルを示したい。東京都代表の使命を結果で示したい」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
●第105回天皇杯特集
●第99回関東大学リーグ特集
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