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先週までは東京Vの選手…FW木村勇大が名古屋移籍後初先発試合で得点演出「ヴェルディのサポーターは温かいなと」

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[8.13 天皇杯4回戦 東京V1-2名古屋 味スタ]

 “恩返し弾”とはならなかったが、貴重な同点弾を演出した。先制を許した名古屋グランパスだが、前半26分、左サイドからMF永井謙佑がクロスを上げると、FW木村勇大が頭で合わせる。シュートはGKに防がれたが、こぼれ球をMF内田宅哉が押し込んだ。

 木村は今夏の移籍で東京ヴェルディから名古屋に加入。天皇杯のレギュレーションでは、開催規定の第10条3項に「本大会に出場した選手は、チームを移籍、または、クラブ申請制度を利用することで2チーム以上のために試合に出場することはできない」とある。木村は東京Vで7月16日の3回戦の鳥栖戦でベンチ入りしていたが、試合出場がなかったことで、移籍先での出場が認められた。

 東京Vでは6月以降の試合では、ベンチを温める時間が長かった。「久々の90分できつかったけど、今日は必ずこれくらいやれるんだよというのは絶対に見せようと思って挑んでいた」。もっとも、東京Vで学んだことを出せたことに何よりの充実感を語る。「ヴェルディで求められた走力も、相手チームからでも見せられたと思う。ヴェルディでやってきたことをここで出しただけ。これからもヴェルディで学んだことを自分の中で進化させて、自分の色を出していきたい」。

「名古屋に来てスタメンで出る一発目の試合で、何か爪痕を残さないと、次のチャンスがいつ回ってくるか分からない。後がないという思いでピッチに立ったので、相手がヴェルディということで想いは増しました。。(同点弾の場面は)動き直したら(深澤)大輝君の後ろでいいポジションが取れた。決められたらよかったけど、マテはやっぱり上手いなと思いました。得点にはならなかったけど、自分が絡んでゴールに入ったのは良かったです」

 背番号10のシーズン中の移籍。東京Vにとって複雑な移籍になったことに間違いはない。サポーターもメンバー発表の際や、試合後に木村があいさつに来た際などでブーイングを浴びせた。しかしそれ以上に拍手も多かった。これについて木村も「このタイミングでチームを離れるのは拍手はできないと思うけど、ヴェルディのサポーターは温かいなと思った」としんみりと話すと、「そういう人たちの拍手を裏切らないように、自分の選んだ道で頑張っていくだけかなと思います」と新天地での決意をより新たにした様子だった。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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