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[選手権]注目CB榎本来輝が日大藤沢の攻撃を組み立て、ボレー弾も。「これに懸ける」強い思いを表現し、神奈川突破へ

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前半40分、日大藤沢高CB榎本来輝(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身)が左足ボレーでゴール

[10.12 選手権神奈川県予選2回戦 秦野高 0-8 日大藤沢高 日大藤沢高G]

「まずここ神奈川が1番難しいトーナメントなので、そこを登り切った上で、全国行ったらオレらは自信持って剥がし、崩しをやって、必ず全国制覇して見せます」。神奈川県トップクラスのタレントが選手権出場、全国制覇を誓った。

 日大藤沢高の181cmDF榎本来輝(3年=横浜F・マリノスジュニアユース追浜出身)はU-16、U-17の神奈川県選抜を経験してきたセンターバック(CB)。特に攻撃性能が非常に高く、最終ラインからのドリブル、くさびへ差し込むパス、ロングフィードを操ってチームをコントロールする。

 この試合では秦野高が5バックで構えて来る中、味方とローテーションしながら攻撃。榎本はボールを積極的に前へ運んでスペースを作り出し、縦パス、外への展開を活用しながら相手の守りを切り崩そうとしていた。

 序盤の2得点後、なかなか相手の守りを崩し切れていなかったものの、焦れずに攻め続けて計8得点。榎本は前半40分にCKの流れから「感覚っていうか、来たと思って振り抜いた」と鮮やかな左足ボレーをゴールネットに突き刺した。

 CB入谷友陽(3年)が負傷離脱している中、この日はU-16日本代表歴を持つCB橋本ジュア(2年)とともに無失点。「(橋本は課題もあるが)守備とか空中戦とかだったらやっぱアイツは強いんで。ジュアは2年なんで、自信持ってさせられるように常に声かけてやっています」。DFラインを統率する役割も果たした。

 トレーニングから味方選手たちと目線を合わせることを意識。今季は関東大会予選、インターハイ予選で準々決勝敗退を喫しており、この日の試合前はプレッシャーもあったという。だが、「『練習でやってきたことが出る』って(佐藤輝勝)監督がよく言うので、練習から積み重ねてきたことで結果が出たのかなって思います」と胸を張る。また引き締め直して次戦に向かう。

 榎本は選手層の厚い日大藤沢で昨年から先発。ピッチで存在感を放つ一方、高校進学後にインターハイ、選手権を一度も経験することができていない。全国大会に出ていれば、注目度が大きく変わった可能性もあった。

 榎本は「今年は難しい1年だったなと」と振り返るが、「もう後がないっていう状況なんで、もう割り切るしかないっていうか……チームの中ではこれ(選手権)しかないから、もう『これに懸ける』っていう、特に3年生は強い思いですし、1、2年生も練習から『3年生に全国行かせる』っていう思いでやってくれている。ほんとに後がない状況で、もうやるしかないっていうか、そういう気持ちです」。2年ぶりの選手権出場を狙う日大藤沢の要を担う注目DF。選手権への強い思いをピッチで表現し、まずは激戦区・神奈川を勝ち抜く。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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