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[選手権]札幌大谷が道内3冠、2連覇をかけて9日決勝へ…FW遠藤煌太「気持ちが強い方が勝つ」:北海道

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 第104回全国高等学校サッカー選手権大会北海道予選の決勝が9日に行われる。札幌大谷高はインターハイ予選、プリンスリーグ北海道に続く史上2校目の道内3冠を目指して、北海高と対戦する。

 FW吉田朝陽(3年)とともにFW遠藤煌太(3年)も今予選の全試合得点を目指して決勝のピッチに立つ。遠藤も「サッカーは点を決めないと勝てないスポーツ。FWである以上、チームを勝たせる存在にならないといけない」と気合を十分にしている。

 出身は北海道釧路市で、中学までSC釧路U-15でプレー。背番号7をつけるMF中村哲爾(3年)ら一緒に札幌にやってきた。「最初は寮に入っていたけど、今は札幌で専門学校に通っている兄と一緒に暮らしています」。家族の助けも借りながら、サッカーに集中してきた。

 そして道内最後の大舞台で旧友と再会することになった。決勝で対戦する北海には、中学時代に2トップを組んでいたFW増谷拓海(3年)がいる。増谷も「釧路時代からずっと仲がいい選手なので、負けたくない」と意識を十分にする一戦。関係者を含めた全員に最高の思い出を届けることを互いに誓う。

 札幌大谷としては2年連続の全国選手権を目指すことになる。昨年度の全国大会で遠藤は2試合を経験。敗れはしたが2回戦では、昨年度のプレミア王者の大津高と接戦を演じた。ただ個人としては課題を突き付けられたと振り返り、「CBの人にフィジカルでなんも勝てなくて、もっとやらないとと思わされた」。そこから学校だけでなくジムにも通って筋力トレーニングに励むようになったという。

 決勝の勝利を後輩たちに新たな活躍の場を残す戦いに繋げる。今季の札幌大谷はプリンスリーグ北海道を初制覇。12月に広島県で行うプレミアリーグプレーオフ出場を決めている。遠藤も「自分たちの目標である道内3冠まであと1勝。気持ちが強い方が勝つと思うので、そこを目指して頑張りたい」とまずは選手権予選決勝に目を向けるも、「全国のチームは強度が高いので、普段の練習から熱量を上げて取り組んでいきたい」とプレーオフに向けても気合を十分にした。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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