昌平の大会No.1アタッカーMF長璃喜は徹底マークでボール届かず沈黙。早すぎる敗退に「まだやりたいっす」
[1.2 選手権3回戦 帝京長岡高 1-0 昌平高 浦和駒場]
大会No.1アタッカーが、3回戦で姿を消した。昌平高(埼玉)の川崎F内定MF長璃喜(3年=FC LAVIDA出身/U-18日本代表)は帝京長岡高(新潟)のMF稲垣純(3年)にマンマークを受ける中での80分間。無得点のまま0-1で敗れ、涙で高校ラストゲームを終えた。
長は圧倒的な加速力を活かした高速ドリブルと決定力が魅力。系列のFC LAVIDA時代から注目を集め、各年代の日本代表に選出されてきたプレーヤーだ。2年前の選手権では初戦から3試合連発の活躍をしてのけ、2年時のインターハイ決勝では2ゴール1アシストで昌平に初の日本一をもたらしている。
Jリーグ6クラブの争奪戦の末に川崎F入り。今回の選手権初戦(対高知高)でも2ゴールをマークしていた。迎えたこの日、帝京長岡は「今大会でもNo.1ぐらいのアタッカーかなと思う」(古沢徹監督)と長を警戒。稲垣は左サイドの長を常に監視し、危険人物にボールを入れさせない。
長は左サイドでボールを受けられず、中央にポジションを取るが、そこにも稲垣がついて来る。加えて、中央はボランチやインサイドハーフも含め、常に相手選手が近くにいる状況。長は「(マンマーク自体は)そんな嫌ではなかったですけど、ボールをあんま受けれなかったっていうのが、キツかった」と振り返る。
その状況の中でも速いテンポでボールを入れてもらえれば、長のアジリティで打開できたかもしれない。だが、昌平はボールを保持しているものの、なかなか攻撃のテンポを上げることができなかった。
また、長は「ボール取った後の切り替えとか、そういうカウンターの時に(相手)はついてなかったんで、切り替えのカウンターとかで1発行けたらいいなと思っていたんですけど……」。五分五分のボールでもチャンスを作り出す自信はあったが、そのようなシーンもなかなか訪れなかった。
0-1の後半33分、長は敵陣左中間でセカンドボールを回収。ドリブルで右前方へ大きく運び、右中間から右足を振り抜く。これがようやく1本目のシュート。そして、後半40+2分には右足ミドルが枠を捉える。
だが、GKがステップを踏んで頭上のボールを枠上へはじき出した。試合終盤、わずかに見せ場も作ったが、0-1のまま試合終了。早すぎる敗退に「もっとボール受けれたらチャンスに繋がったかなとは思うんですけど、受けるのがあんまできなかった。(終わった感じが)しないっす。まだやりたいっす」と悔しがった。
FC LAVIDA、昌平での6年間について、長は「マジ楽しかったです。もう最初からめちゃめちゃ楽しかった」と振り返る。昌平の登録メンバーは後輩も含めてほとんどがLAVIDA時代からの仲間。LAVIDAでは中学1年時から全国大会で活躍していたが、中学3年時は「全国行けなくてほんとに悔しかった」。得点を決めることの重要性を学び、決定力を向上させた。
今年度は“自分の代”で夏冬の全国大会出場を果たした。一番の思い出は、今回の選手権埼玉県予選決勝の後半終了間際に決めた自陣からのドリブルシュートだという。仲間とともに楽しみながら、成長した6年間だった。
だが、目標に掲げていた選手権での全国大会には届かず。ともに中学時代から切磋琢磨してきた盟友・MF山口豪太(3年/湘南内定)について、「サッカー以外でも日常生活だったり豪太といる時間が長くて、卒業したら別れちゃうんで寂しいです」と語っていたが、決勝まで一緒に戦うことはできなかった。
間もなくJリーガーとしての新たな日々が始まる。川崎Fの向島建スカウトが「フロンターレのチームを助けられる、チームの顔になれる素材であると思います。僕もスカウト20数年やっていますけれども、高校生でこのレベルは久しぶりだなという感じがします」というほどの逸材。突破力、決める力への期待は大きい。
本人は敗退直後で先のことはまだ考えられない様子。まずは怪我を抱えたままのプレーが続いていたこともあり、時間をかけてコンディションの回復に努める。そして、ベストな状態でプロに挑戦。内定記者会見(12月)で「川崎フロンターレで試合に出て、代表に入れるように頑張りたいです」と語っていた長は、次のステージでまたドリブル、ゴールでサポーターを沸かせ、チームを勝たせる。






(取材・文 吉田太郎)
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大会No.1アタッカーが、3回戦で姿を消した。昌平高(埼玉)の川崎F内定MF長璃喜(3年=FC LAVIDA出身/U-18日本代表)は帝京長岡高(新潟)のMF稲垣純(3年)にマンマークを受ける中での80分間。無得点のまま0-1で敗れ、涙で高校ラストゲームを終えた。
長は圧倒的な加速力を活かした高速ドリブルと決定力が魅力。系列のFC LAVIDA時代から注目を集め、各年代の日本代表に選出されてきたプレーヤーだ。2年前の選手権では初戦から3試合連発の活躍をしてのけ、2年時のインターハイ決勝では2ゴール1アシストで昌平に初の日本一をもたらしている。
Jリーグ6クラブの争奪戦の末に川崎F入り。今回の選手権初戦(対高知高)でも2ゴールをマークしていた。迎えたこの日、帝京長岡は「今大会でもNo.1ぐらいのアタッカーかなと思う」(古沢徹監督)と長を警戒。稲垣は左サイドの長を常に監視し、危険人物にボールを入れさせない。
長は左サイドでボールを受けられず、中央にポジションを取るが、そこにも稲垣がついて来る。加えて、中央はボランチやインサイドハーフも含め、常に相手選手が近くにいる状況。長は「(マンマーク自体は)そんな嫌ではなかったですけど、ボールをあんま受けれなかったっていうのが、キツかった」と振り返る。
その状況の中でも速いテンポでボールを入れてもらえれば、長のアジリティで打開できたかもしれない。だが、昌平はボールを保持しているものの、なかなか攻撃のテンポを上げることができなかった。
また、長は「ボール取った後の切り替えとか、そういうカウンターの時に(相手)はついてなかったんで、切り替えのカウンターとかで1発行けたらいいなと思っていたんですけど……」。五分五分のボールでもチャンスを作り出す自信はあったが、そのようなシーンもなかなか訪れなかった。
0-1の後半33分、長は敵陣左中間でセカンドボールを回収。ドリブルで右前方へ大きく運び、右中間から右足を振り抜く。これがようやく1本目のシュート。そして、後半40+2分には右足ミドルが枠を捉える。
だが、GKがステップを踏んで頭上のボールを枠上へはじき出した。試合終盤、わずかに見せ場も作ったが、0-1のまま試合終了。早すぎる敗退に「もっとボール受けれたらチャンスに繋がったかなとは思うんですけど、受けるのがあんまできなかった。(終わった感じが)しないっす。まだやりたいっす」と悔しがった。
FC LAVIDA、昌平での6年間について、長は「マジ楽しかったです。もう最初からめちゃめちゃ楽しかった」と振り返る。昌平の登録メンバーは後輩も含めてほとんどがLAVIDA時代からの仲間。LAVIDAでは中学1年時から全国大会で活躍していたが、中学3年時は「全国行けなくてほんとに悔しかった」。得点を決めることの重要性を学び、決定力を向上させた。
今年度は“自分の代”で夏冬の全国大会出場を果たした。一番の思い出は、今回の選手権埼玉県予選決勝の後半終了間際に決めた自陣からのドリブルシュートだという。仲間とともに楽しみながら、成長した6年間だった。
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