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尚志はBチームの“仮想神村”で対策万全「試合のほうがやりやすかった」大接戦も…中盤支えたMF小曽納奏「大学で力をつけていきたい」

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MF小曽納奏(3年)

[1.10 選手権準決勝 尚志高 1-1(PK8-9) 神村学園高 国立]

 インハイ王者の神村学園高を相手に見事な奮闘を見せた尚志高だったが、最後はPK戦に屈した。MF小曽納奏(3年=鹿島ノルテJrユース)は中盤の一角で90分間走り切るも、1人目として蹴ったPKがGK寺田健太郎(3年)のファインセーブに阻まれる悔しい幕切れ。「最後の勝負強さで神村さんのほうが上だった」と涙をのんだ。

 90分間の戦いではインハイ王者を大いに苦しめた。尚志は前半5分、鮮やかなサイド攻撃から先制点を奪うと、その後は中央に密集した守備ブロックで神村学園のパスワークを完全封鎖。なかでも相手のハイクオリティーな中盤に対し、小曽納、MF星宗介(2年)、MF阿部大翔(3年)の3センターが光る働きを見せていた。

 小曽納によると、準々決勝・帝京長岡戦を終えてからはBチームが“仮想神村”を担い、入念な対策を進めていたのだという。

「神村さんのビルドアップの対策をAとBで分かれてやっていて、Bは神村さん以上の質で練習をやってくれた。練習でいっぱい課題が見つかったので、今日の試合はそっちの練習の時のほうがやりづらかったくらいで、試合のほうがやりやすかった。仲間に感謝したい」。ピッチに立った選手だけでなく、控え選手たちも一体となった練習が神村封じにつながっていたようだ。

 それでも後半28分、たった一度の決定機に沈んだ。

 中央を締めて守っていたぶん、相手のサイド攻撃にやられた形となったが、小曽納は相手の中盤に対して「必ず1枚つくということで前半は徹底してできていたけど、後半に疲労が溜まってそこから配球されるところが増えてしまった」と悔い。「90分間抑えられなかったのは中盤の自分たちの責任でもあるので、そこは個人としての力が足りないなと感じた。そこは大学で頑張って力をつけていきたい」と先を見据えた。

 小曽納によっては精度の高いプレースキッカーや展開を変えるキックに代表される攻撃の持ち味だけでなく、「全国に入ってから1失点というところで抑えられていて、だんだん守備の自信はついてきていた」という近年の成長も発揮できた選手権。その一方、神村学園などの強豪校との対峙を通して、ストロングポイントの攻撃面ではさらなるレベルアップの必要性を実感するきっかけにもなっていた。

「人工芝というのもあるけどイレギュラーなところがない部分ではミスなくプレーできていたけど、選手権や参入戦(プレミアリーグプレーオフ)では天然芝では思うようにいかない部分がピッチの中であった。どんなピッチでも違いを出せる選手になりたい」(小曽納)

 卒業後は神奈川県の関東大学リーグ2部・産業能率大に進学予定。「関東で注目されてプロになりたいというビジョンがあるので大学を選んだ。ここから決勝に進むチームよりも数日だけど早く準備できる期間があるので、大学で活躍するために個の部分を見つめ直したい。神村相手に止める蹴るを発揮できなかったので、また自信をつけられるように個人で練習を頑張っていきたい」。早くも次のステージへの準備に入り、大学での飛躍に繋げていく構えだ。
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竹内達也
Text by 竹内達也

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