大会直前の合流も、川崎Fで研鑽した力示すU-20日本代表FW神田奏真…大黒コーチからの指導、三笘スーパー弾からも刺激
FW
U-20日本代表に遅れて合流したストライカー、FW神田奏真(川崎F)は自らの役目を「点を取るだけ」と強調。翌日に控えたAFC U20アジアカップのグループリーグ第2戦・シリア戦に向けて意気込みを語った。
川崎フロンターレの一員として、11日にアウェー・韓国で行われたACLエリート・浦項スティーラーズ戦に帯同。終了後に移動し、U20アジア杯初戦の直前にチームに合流した。1日から国内合宿を行っていたU-20日本代表に一番最後に加わった形となったが、「ACLもあったので、そこに向けてコンディションを上げていた。まずACLが終わるまではACLのことだけを集中していた」とクラブで研鑽。日の丸に着替え、14日の初戦・タイ戦でもメンバー入りした。
川崎Fの長谷部茂利監督からもエールをもらい、「今回ACLに出られなかったので、その分こっち(U20アジア杯)で取ってこいよ」と背中を押してもらった。不在の間にJリーグは開幕し、川崎Fは開幕節で名古屋グランパスに4-0と快勝。神田は「フロンターレが勝っていることは自分にとっても刺激になる。こっちにいる限りは結果を残さないと向こうにアピールできないと思うので、まずはこっちでアピールできるように点を取ることが一番」と自らの戦う場所で躍動を誓った。
昨年末のACLエリートではプロデビュー戦ゴール、次節にアシストと2試合連続で結果も残した。U-19日本代表としても昨年9月のU20アジア杯予選でゴールを挙げており、アジアの感触は掴めている。「フロンターレでやっていると、みんなレベルが高い選手ばかりで上手い。そういうところでやっていると、アジアに行っても通用すると感じた。フロンターレの練習が一番大事」。特に、今シーズン新たに就任した元日本代表FW大黒将志コーチからは薫陶を受けた。
「一番は動き出しの部分。そこはめっちゃ言われているし、試合中もずっとポジショニングの話をして、試合が終わってからのミーティングもする。そういうところで見習うところはいっぱいあるので、いいところは全部吸収してという風に思っている」
川崎Fの先輩である日本代表MF三笘薫が14日のチェルシー戦で魅せたスーパーゴールはチェック済み。神田は「参考にしつつ、やっぱり憧れていてはいけない部分もある」とストライカーとしての矜持ものぞかせる。「そういうところは意識しつつ、自分なりにやっていく」とひとつ刺激にもなったようだ。
U-20日本代表は17日のグループリーグ第2戦・シリア戦で勝利すると、他会場の結果次第で準々決勝進出が決まる。神田も「チームとして勝てばでかい試合。勝つことを意識しているのと、個人としても点を取ることでチームを助けられると思っているので、そこは意識してやっていきたい」と発奮。総力戦になるなかで「どれだけ短い時間であろうと結果を残すことが大事」と全力でチームに貢献していく覚悟を見せた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集
川崎フロンターレの一員として、11日にアウェー・韓国で行われたACLエリート・浦項スティーラーズ戦に帯同。終了後に移動し、U20アジア杯初戦の直前にチームに合流した。1日から国内合宿を行っていたU-20日本代表に一番最後に加わった形となったが、「ACLもあったので、そこに向けてコンディションを上げていた。まずACLが終わるまではACLのことだけを集中していた」とクラブで研鑽。日の丸に着替え、14日の初戦・タイ戦でもメンバー入りした。
川崎Fの長谷部茂利監督からもエールをもらい、「今回ACLに出られなかったので、その分こっち(U20アジア杯)で取ってこいよ」と背中を押してもらった。不在の間にJリーグは開幕し、川崎Fは開幕節で名古屋グランパスに4-0と快勝。神田は「フロンターレが勝っていることは自分にとっても刺激になる。こっちにいる限りは結果を残さないと向こうにアピールできないと思うので、まずはこっちでアピールできるように点を取ることが一番」と自らの戦う場所で躍動を誓った。
昨年末のACLエリートではプロデビュー戦ゴール、次節にアシストと2試合連続で結果も残した。U-19日本代表としても昨年9月のU20アジア杯予選でゴールを挙げており、アジアの感触は掴めている。「フロンターレでやっていると、みんなレベルが高い選手ばかりで上手い。そういうところでやっていると、アジアに行っても通用すると感じた。フロンターレの練習が一番大事」。特に、今シーズン新たに就任した元日本代表FW大黒将志コーチからは薫陶を受けた。
「一番は動き出しの部分。そこはめっちゃ言われているし、試合中もずっとポジショニングの話をして、試合が終わってからのミーティングもする。そういうところで見習うところはいっぱいあるので、いいところは全部吸収してという風に思っている」
川崎Fの先輩である日本代表MF三笘薫が14日のチェルシー戦で魅せたスーパーゴールはチェック済み。神田は「参考にしつつ、やっぱり憧れていてはいけない部分もある」とストライカーとしての矜持ものぞかせる。「そういうところは意識しつつ、自分なりにやっていく」とひとつ刺激にもなったようだ。
U-20日本代表は17日のグループリーグ第2戦・シリア戦で勝利すると、他会場の結果次第で準々決勝進出が決まる。神田も「チームとして勝てばでかい試合。勝つことを意識しているのと、個人としても点を取ることでチームを助けられると思っているので、そこは意識してやっていきたい」と発奮。総力戦になるなかで「どれだけ短い時間であろうと結果を残すことが大事」と全力でチームに貢献していく覚悟を見せた。
(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集


