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苦戦の中でハードワークする持ち味も発揮。U-16日本代表MF和田武士(浦和ユース)が15歳ラストゲームで改めて掲げた「この相手でも楽しむこと」

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U-16日本代表MF和田武士(浦和レッズユース)はスペースへの飛び出しを繰り返した

[6.4 U-16インターナショナルドリームカップ第1節 U-16日本代表 1-0 U-16コロンビア代表 Jヴィレッジスタジアム]

「南米勢を相手にすると、いつもこうなるから」

 U-16コロンビア代表との初戦を観た上で、そう語ったのは影山雅永技術委員長だった。かつて年代別日本代表監督としての経験もあるがゆえのコメントだが、試合後の選手たちもやはりそうした戸惑いを口にする選手が多かった。

 インサイドハーフとして先発したMF和田武士(浦和レッズユース)もその一人だ。

「ボールの隠し方だったり、パスをするタイミングだったり、足の長さも違う分、いろんなタイミングがズレてしまった」

 日本の狙いとしては高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪って主導権を握っていくことだったが、これが特に前半は上手くいかない。戦術的な噛み合わせが悪かったこともあるが、相手ボールを“奪えそうで奪えない”シーンも目立った。

 タイミング的には奪える状況でも、体を巧みに使われたり、リーチの差を活かされたりといったシーンが相次ぎ、運動量豊富に守備をすることも持ち味とする和田も苦戦を強いられた。

「やっぱり体の入れ方だったり、相手の独特のリズムだったりに適応していかないといけない」

 試合後も反省しきりだったが、一方でハードワークする部分では持ち味も発揮し、守備での忠実な帰陣やそこから前に出て行くプレーなど存在感も発揮した。

 チームとしてビルドアップからの攻撃という部分でも、相手の激しい守備に手を焼いて課題が出る内容となったが、「こういうスピード感の中でも、多くの繋がりをもっと持ってコミュニケーションを取っていかないといけない」と振り返る。

 和田がプレーする上でモットーとして掲げるのは「楽しむこと」。その点で言えば、この試合は「もう最悪だった」と言うものの、あらためて「この相手でも楽しむことを意識したい」と言う。

「やっぱり自分はストライカーでもなく、すごい守る系というわけでもないと思うんですけど、チームに一人はこういう存在が必要だなと思われるような、何でも高い水準でこなせて、なおかつゲームを決められるような選手になりたい」(和田)

 代表チームはサバイバルの場でもあり、どうしてもメンバーに残りたいという意識がプレーを小さくしてしまうこともある。それだけに、残る2試合はより「楽しむ」ことを意識したい考えだ。

 5日には16歳の誕生日も迎えたが、あらためて「甘さをなくしていきたい」と、あらためて決意を語った。


(取材・文 川端暁彦)
川端暁彦
Text by 川端暁彦

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