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「人生で一番緊張した」A代表初招集の先発デビュー…果敢に仕掛けた21歳MF俵積田晃太「悔しいの一言に尽きる」

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仕掛け続けたMF俵積田晃太(FC東京)

[6.5 W杯最終予選 日本 0-1 オーストラリア パース]

 日本代表初招集のMF俵積田晃太(FC東京)がW杯最終予選オーストラリア戦でいきなり左ウイングバックで先発起用され、A代表デビューを果たした。後半19分までの出場で果敢に仕掛けた21歳は試合後、「悔しいの一言に尽きる」といまの心境を口にし、「もっといろんなことを盗んでレベルアップしないといけない。もともとそう思っていたけど、もっと強く感じた」と成長を誓った。

 世代別代表未経験ながら、Jリーグ屈指の突破力が評価され、突然巡ってきたA代表入りのチャンス。いきなりの先発を告げられた際は「人生で一番緊張した」という俵積田だったが、試合に入ると果敢な姿勢を前面に押し出していった。

 前半開始早々のファーストプレーから積極的な仕掛けで左足クロスを試みると、大きくゴールラインを割るキックミスとなったが、それにも臆さず前半7分までに縦突破からのクロスを4度連発。このプレー選択の背景には森保一監督からの言葉があったという。

「監督もJの試合を見てくださっていて、『縦が最近少ないんじゃないか』と言われて、『縦のほうが相手が怖がるよ』とアドバイスをもらっていた。まずは縦にガンガン行こうという気持ちで行って、芝に慣れていなくてボールが滑ってクロスミスがあったけど、それは修正できた。通用するところは通用したと思う」

 オーストラリア戦での先発を知ってから2日間、人生最大の重圧に真正面から向き合っていた。

「日の丸を背負うというのはこういうことなんだなと痛感したし、そのなかでも自分のプレーを見せてやるという気持ちで過ごしていた。とにかくもう目の前のヤツにだけは絶対に負けないという戦う気持ちでメンタルを作っていたのと、あとは自分との戦い。スピード感も全然違うなかでどれだけ自分がガンガン行けるかというのがあった」

 小細工する気は一切なし。「本当にもう試合に集中というか、もうそのこと(重圧)は考えず、代表戦なので本当に勝つという気持ちだけで過ごしていた」。その準備が立ち上がりの姿勢を生み出し、ドリブルで掴んだリズムが緊張をほぐし、徐々に視野も広がると、その後はカットインやMF鎌田大地に預けるパスでチャンスを導く場面もあった。

 しかし、オーストラリアの強固な守備ブロックを崩すには至らなかった。後半19分に途中交代で役目を終え、チームは終了間際の決勝被弾で敗戦。「相手が引いてきて難しい試合ではあったけど、そのなかでもチャンスを作らないといけないし、得点に絡まないといけない」。そう現実を見つめた21歳は「まずは今日負けてしまったので、自分が試合に出て勝つというのをまずは次の目標としてやっていきたい。まだまだ課題だらけなので修正していきたい」と成長を誓った。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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