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11戦連続ベンチ外の序列を受け止め、挑む長友佑都「いくら自分が盛り上げて輪を作っていたとしても…」

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練習でシュートを決め、集まったファン・サポーターの大歓声を煽ったDF長友佑都

 DF長友佑都(FC東京)は昨年3月にカタールW杯以来の日本代表復帰を果たして以降、初陣の北朝鮮戦こそベンチ入りしたが、その後は11試合連続でベンチ外。5日のオーストラリア戦(●0-1)ではこれまでと異なる顔ぶれが先発・ベンチに並んだが、重い序列は変わらず、フィールドの外から試合を見つめていた。

 それでも大阪で再始動した7日、不屈の38歳は「もちろんこのまま終われない」ときっぱり。「選んでいるのは最終的に監督だけど、監督に選ばせられていない僕自身、そこに悔しさを感じている。自分自身もっとやらないといけないし、やることが多くて悔しさしかない」と現実を受け止め、「ピッチに入ったらやれる自信はある」と言い切った。

 長友は昨年3月、アジア杯ベスト8に終わった直後の日本代表に招集。それ以降は全ての活動に帯同し、1度もピッチに立つ機会はなかったものの、日々のトレーニングや宿舎、ロッカールームでチームを盛り立て、史上最速のW杯最終予選突破決定に貢献してきた。

 個人としては正面からポジション争いに挑みつつも、チームのための振る舞いが第一。森保一監督から求められる姿勢を貫きながら1年3か月を過ごしてきた。

「森保さんは選手兼コーチも含めたいろんな役割ができると言ってくださっているけど、もちろん僕は選手として来ているし、盛り上げるためだけに来ているわけじゃない。ただ日の丸、日本代表というこの名誉を授かっている。人生も短いけど、サッカー人生は短いなか、日本代表として戦えるこの時間は儚いし、尊いものではあるので、どんな役割でもこの日本代表のためにやりたいという気持ちでいる」。個人よりも組織。その優先順位が変わることはない。

 もっとも単なるコーチの役割に留まらないのは、長友が選手としての強烈な姿勢を表現し続けているからこそだ。その姿勢はここからベンチ入りを勝ち取るためにも、ピッチに送り出される信頼を得るためにも、変えるつもりはない。

 この日、ここから序列を上げるための方法を問われた長友は「練習で見せるしかない」とはっきりと答えた。

「練習でコンディションの良さを見せて『佑都これ行けるかも、使えるかも』と思わせないといけないので、そこしかない。ピッチ外にはそれは落ちていないかなと思っている。いくら自分が盛り上げて輪を作っていたとしても、森保さんが佑都を選ぼうとはならない。全てピッチに落ちているかなと思います」。復帰後初の敗戦を経て迎える10日のインドネシア戦は最終予選ラストマッチ。長友は自らの力でポジションを勝ち取りに行く。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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