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GK史上最年少でA代表デビューの19歳ピサノアレックス幸冬堀尾、貴重な一歩を糧に「その責任感が自分をもっと高めてくれる」

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GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)

[7.8 E-1選手権 日本 6-1 香港 龍仁]

 日本代表にまた一人、将来性豊かな守護神候補が誕生した。GKピサノアレックス幸冬堀尾(名古屋)はEAFF E-1選手権・香港戦でA代表デビュー。19歳179日での国際Aマッチ出場はGK大迫敬介(広島)の19歳325日、GK鈴木彩艶(パルマ)の19歳332日を塗り替え、GK史上最年少記録となった。

 最終スコアは6-1の大勝。それでも試合後、90分間フル出場で初勝利を飾ったピサノの表情は晴れなかった。

「ボールを触る回数が前半に少なかったけど、そういった中でも一つひとつにこだわってやっていかないといけないというのが自分の課題で、もっと高めていかないといけないところ。そういった時でも集中力を切らさずに、もっと後ろから安定感を出してやっていかないといけないと思う」(ピサノ)

 悔やんだのはほとんど守備機会のないまま迎えた前半36分、相手のクロスボールをファーサイドでキャッチし切れず、相手のCKにつながった場面だ。苦慮したのは試合前から吹いていた強風への対応。後半14分の失点シーンでは逆にCKをファーサイドに流したところでヘディングシュートを決められており、不慣れな環境でリズムを掴めなかったことが課題となった。

 ただ、こうした未経験の重圧が襲いかかるのが日本代表のGKという仕事。いまでこそセリエAで抜群の安定感を誇り、日本代表で正守護神を担うGK鈴木彩艶でさえ、昨年1〜2月のアジア杯ではハイボール処理に不安定さを見せており、こればかりは経験を重ねながら乗り越えていくしかない。

 ピサノはこれからも日本代表のゴールを守ることへの重み、日本代表GKの責任感と真っ向から付き合っていく構えだ。

「どんなゲームであれゼロで抑えないといけないというのがキーパーの仕事だと思うし、日本を代表して来ていて、いろんな人が応援してくれていたり、テレビから見てくれていたりというのもある。そこの責任感は本当にすごく感じたし、逆にその責任感が自分をもっと高めてくれるものだというのも今日すごく感じた。だからこれからも緊張感を持って、次の試合に絡んでいけるように頑張りたい」(ピサノ)

 名古屋グランパスで指導を受ける元日本代表GKの楢崎正剛コーチからは、日頃から「普段やっているプレーをしっかり落ち着いてやれば大丈夫」という言葉をかけられているといい、目指すは大きな重圧の中でも”普段どおり”を貫けるGKだ。「今日感じた難しさや、環境にどれだけ早く対応できるかを踏まえて、試合でいいプレーを出さないといけない。そういうところをもっと意識高くやっていきたい」。貴重なA代表デビューの経験は、きっと大きな糧になる。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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