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950日ぶり出場に寝られず…深夜に試合映像と向き合った長友佑都「足りないところが多すぎる」

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リカバリー調整の間も試合の振り返りを話し合っていたDF長友佑都(FC東京)

 EAFF E-1選手権第2戦・中国戦(◯2-0)にフル出場し、カタールW杯クロアチア戦以来950日ぶりの国際Aマッチ出場を飾った日本代表DF長友佑都(FC東京)が試合から一夜明けた13日、報道陣の取材に応じ、自身のパフォーマンスについて「まだまだだなというところがたくさんあった。W杯優勝メンバーの一員としてのプレーには自分の中でほど遠いなというところで、伸ばさないといけない課題がたくさんある」と熱を込めて語った。

 13日の全体練習は午前中に実施。終了後、長友は中国戦からの一夜を「ほぼ寝てないですよ。アドレナリンがすごいっす。寝れるかなと思ったんですけど代表のアドレナリンがエグくて」と元気に振り返りつつ、その間に、広角で撮影されたスカウティング映像を用いて試合を見直していたと明かした。

 そのなかで長友が感じたのは「課題のほうが多い」という焦燥感だった。自身のパフォーマンスを「W杯優勝メンバーの一員として考えるなら、まだまだ足りないところが多すぎる」と総括。残り1年を切った北中米W杯に向けて、日本代表チームはW杯優勝を目標に掲げるなか、今の自身に足りないものを熱弁した。

「前半からミスもあったし、あれをW杯でやっていたらもっと速い選手にカウンターを喰らって危ない場面を作らせてしまう。W杯のレベルの相手を想定した時には、ミスも含めて精度のなさは非常に課題に感じている。フィジカル的なところでも、あのレベルだから止められている、対応できているという部分もあるが、それがエンバペとか、ビニシウスとか、そのレベルになった時に今の能力、スプリント能力で行けるのかというのは冷静に見ている自分がいる。そういう部分も伸ばしていかないといけない。そこは年齢関係ないと思っているので。伸びるところは質を高めれば伸ばせると思う」

 そうした地道な振り返り作業の間には、思わぬエールも受け取っていた。この日の練習前、長友は長谷部誠コーチと長く話し込む姿が見られ、輪の中には齊藤俊秀コーチも加わっていたため守備面のフィードバックが行われていたと思われるが、長友は長谷部コーチとの会話内容を冗談まじりに明かした。

「遠くから撮っているチームの映像に長谷部さんの声が入っていて、僕がブワーッと上がるたびに『ギラちゃん行け!』とか『ギラトモ行け!』って声が入っていて、言い過ぎやろと(笑)。俺は真剣に魂込めてやってるのにそういう声が入っていたんで、だからそれを注意してた感じですね(笑)」

 いまは選手とコーチという関係になったが、長年にわたって日本代表を支えた2人の関係は特別なもの。普段の関わりとは異なる“映像の声”から「でも、長谷部さんもいろいろ応援してくれているんだな」との思いを受け取っていたようだ。

 そんな長友は今大会、かつて長谷部が務めたチームキャプテンを任されており、「長谷部さんがいるから僕も落ち着いていられるのもある。キャプテンというところを任されても、長谷部さんみたいにいればいいんだというのが正直あるので助けられています」と感謝も口にした。

 そんな感慨まじりの振り返りを終え、気持ちは15日の日韓戦に向いている。長らく欧州でプレーしていた長友は2010年を最後にE-1選手権の日韓戦を経験しておらず、近年の親善試合も負傷欠場が続いていたため、11年アジア杯準決勝で劇的なPK勝利を飾って以来14年ぶりの日韓戦。モチベーションは高そうだ。

 それもキャプテンとして臨む日韓戦。「もちろん負けられないし、ホームの勢いを使って前半から仕掛けてくると思うので、その勢いに飲まれないこと。気持ち気持ちって根性論のように聞こえて、『長友また根性論を言ってるのか』と思われるかもしれないけど、本当にそれが大事。その圧に負けない、強い気持ちで戦うという部分、そこが大事になると思います」。まずは2日間の準備期間でチームに魂を注入し、大一番への準備を整える。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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