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U-17日本代表は「ベンチがチームを変えよう」の交代組が意欲的なプレー。左WB原田爽潤(東京Vユース)は残り4分からの出場で仕掛け連発

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U-17日本代表の左WB原田爽潤(東京Vユース)が左サイドを突破

[9.11 国際ユースサッカーin新潟第1節 U-17日本代表0-1 U-17ウェールズ代表 新発田市五十公野公園陸上競技場]

 招集されている20名が、今後の代表定着や今年、来年のU-17ワールドカップ出場へのアピールを目指して「第27回国際ユースサッカーin新潟」初戦に挑戦。試合は敗れたものの、ベンチスタートの選手たちがチームに活力を加えていた。

 FW安西来起(岡山U-18)やFW永添功樹(C大阪U-18)、MF井内亮太朗(神戸U-18)が前への姿勢を強く出し、それぞれ決定的なシュート。MF宮崎叶(浦和ユース)とDF熊田佳斗(大宮U18)、DF児山雅稀(帝京長岡高)も積極的にボールを前に運ぼうとしていた。

 特に後半41分に投入された左WB原田爽潤(東京Vユース)は、「やっぱり点が欲しかった。1点取られてたんで。点が欲しかったんで仕掛けつつ、クロスを中に入れようと思っていました」。短い出場時間で3度4度と縦に仕掛けてクロスを上げ切っていた。

 他のベンチスタート組と共有していたことがあるという。「初戦でベンチだからこそ何ができるのか。スタッフと話し合ったり、それで『ベンチがチームを変えよう』っていう風になって、結構気合が入っていた感じです」(原田)。中でも原田は試合最終盤からの出場だったが、自分の強みを全力で表現し、チームを変えた。

 本人も「自分を出せたなと思いました」という初戦に。ただし、改善点もあった。原田は、ボールを受けてから間髪入れずに縦へ仕掛けてクロス。だが、中の状況を見ることができておらず、FWの準備も間に合っていなかった。その点はチームメイトと修正し、13日のU-17新潟選抜戦に臨む。

「(先発でも)変わらずにチームに求められているクロスとか、1対1で負けない、競り合いとか、走るところにこだわって、勝っていきたいです」

 原田は昨年7月のU-15日本代表ウズベキスタン遠征に追加招集されて以来の代表入り。今年、東京Vジュニアユースから東京Vユースに昇格したDFは現在、選手層の厚いチームの中で先発出場を続けている。

 テクニックの部分はまだまだ課題だが、走る、戦う、切り替え、球際を大事にするクラブの中で自分を磨くことができているという。今回の「第27回国際ユースサッカーin新潟」で昨年からの成長示し、「この大会が終わっても、やっぱり代表呼ばれたりして、いっぱい活躍したいです」。目標はミランFWラファエル・レオン。この日、アディショナルタイムを含めて10分ほどの出場時間でアピールしたDFは残り2試合、ゴール、クロスでのアシストなど攻守で貢献し、代表チームでも評価を勝ち取る。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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