京都からソシエダB加入の喜多壱也がU-20W杯へ…189cmレフティーCBの“高ポテンシャル”も「それで終わらんようにしないと」、逸材が決意した日常の変化
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U-20ワールドカップに臨むU-20日本代表メンバーには海外組が3人選出された。そのうちの一人、DF喜多壱也は今年夏に京都サンガF.C.からソシエダBに期限付き移籍で加入。W杯の舞台を前に「どんな相手でも責任持って戦わなあかんなと思っている」と意気込みを語った。
京都U-18所属時の2023シーズンに2種登録でルヴァンカップでデビューを果たし、24シーズンからトップチームに昇格した。同シーズンにもルヴァン杯と天皇杯に出場。しかし、プロ2年目となった25シーズンまでJ1リーグの出場はなかった。
そんな喜多にソシエダが目を付けた。「本当かわからないけど、話はけっこう早いタイミングで来ていた」(喜多)。具体的な時期は今年2月に中国で行われたU20アジアカップだという。大会終了後にソシエダ側から関心を伝えられた。
「ほんまやと思っていなかった。そんなわけないやろって」。欧州クラブが見初めたところは、189cmレフティーという可能性だ。しかし、若手CBに使われる高身長への“ポテンシャル”という言葉に、喜多自身は思いを語る。
「ポテンシャルと言われているし、ビルドアップも高さも強さもと言われている。だけど、誰に聞いても高い強いところがあったらポテンシャルがあると言われる世界。もちろんポテンシャルがあると言われて嬉しくないわけではないけど……それで終わらんようにしないと。そういうのはある」
思いもよらぬ本気のオファーに迷いはあった。後押しは諸先輩たちからの声。「いろんな先輩たちから行ったほうがいい、誰にでもあるチャンスじゃないという言葉をもらった。親も背中を押してくれた」。背筋が伸びて視野が広くなったとき、「アジア杯を経験して、外国人とやるっておもろいし楽しい」と自身の感情に従い、オファーを受けた。
持ち前のポテンシャルは、海外で当たり前の世界。参考にしてきたDF鈴木義宜(京都)には、フィジカルや足の速さに頼らず“頭で守る”とその背中から教わった。
「日本にいたときは、高さでなんとかできた部分があった。それがこっち(スペイン)に来て何も通用しやんかった。そんなんじゃあかんと思ったとき、やっぱりノリくんのプレーはすごかったなって」
スペインで戦う喜多は「日本人のほうが上手いは上手い」と印象を語る。「だけど、どんなボールが来ても絶対にトラップしてやるみたいな、次に繋げるというのはこっち(スペイン)のほうが強い。球際は試合前でも全然躊躇なく来るので。毎日削り合いみたいな感じ」と新たな日常を楽しんでいた。
新天地ではラ・リーガ2部で開幕6試合中4試合に出場。すでに代表活動も始まっていたが、21日のエイバル戦を終えて22日から合流した。
「自分は上手さとかで見せるタイプじゃないので、気持ちの部分やチームを鼓舞するためにも、それこそ高さやヘディングで絶対に負けたらあかんなと思っている。僕はみんなを支える側で、引っ張りつつ支えていかなあかん存在やなと思う。責任を持って戦っていきたい」。ひさびさに再会した代表のチームメイトたちとともに、世界の舞台で成長を示すつもりだ。
(取材・文 石川祐介)
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京都U-18所属時の2023シーズンに2種登録でルヴァンカップでデビューを果たし、24シーズンからトップチームに昇格した。同シーズンにもルヴァン杯と天皇杯に出場。しかし、プロ2年目となった25シーズンまでJ1リーグの出場はなかった。
そんな喜多にソシエダが目を付けた。「本当かわからないけど、話はけっこう早いタイミングで来ていた」(喜多)。具体的な時期は今年2月に中国で行われたU20アジアカップだという。大会終了後にソシエダ側から関心を伝えられた。
「ほんまやと思っていなかった。そんなわけないやろって」。欧州クラブが見初めたところは、189cmレフティーという可能性だ。しかし、若手CBに使われる高身長への“ポテンシャル”という言葉に、喜多自身は思いを語る。
「ポテンシャルと言われているし、ビルドアップも高さも強さもと言われている。だけど、誰に聞いても高い強いところがあったらポテンシャルがあると言われる世界。もちろんポテンシャルがあると言われて嬉しくないわけではないけど……それで終わらんようにしないと。そういうのはある」
思いもよらぬ本気のオファーに迷いはあった。後押しは諸先輩たちからの声。「いろんな先輩たちから行ったほうがいい、誰にでもあるチャンスじゃないという言葉をもらった。親も背中を押してくれた」。背筋が伸びて視野が広くなったとき、「アジア杯を経験して、外国人とやるっておもろいし楽しい」と自身の感情に従い、オファーを受けた。
持ち前のポテンシャルは、海外で当たり前の世界。参考にしてきたDF鈴木義宜(京都)には、フィジカルや足の速さに頼らず“頭で守る”とその背中から教わった。
「日本にいたときは、高さでなんとかできた部分があった。それがこっち(スペイン)に来て何も通用しやんかった。そんなんじゃあかんと思ったとき、やっぱりノリくんのプレーはすごかったなって」
スペインで戦う喜多は「日本人のほうが上手いは上手い」と印象を語る。「だけど、どんなボールが来ても絶対にトラップしてやるみたいな、次に繋げるというのはこっち(スペイン)のほうが強い。球際は試合前でも全然躊躇なく来るので。毎日削り合いみたいな感じ」と新たな日常を楽しんでいた。
新天地ではラ・リーガ2部で開幕6試合中4試合に出場。すでに代表活動も始まっていたが、21日のエイバル戦を終えて22日から合流した。
「自分は上手さとかで見せるタイプじゃないので、気持ちの部分やチームを鼓舞するためにも、それこそ高さやヘディングで絶対に負けたらあかんなと思っている。僕はみんなを支える側で、引っ張りつつ支えていかなあかん存在やなと思う。責任を持って戦っていきたい」。ひさびさに再会した代表のチームメイトたちとともに、世界の舞台で成長を示すつもりだ。
(取材・文 石川祐介)
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