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DF陣は半数入れ替えの“テコ入れ”…長期離脱から復帰のベテラン谷口彰悟、CLデビューの鈴木淳之介に期待

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チャンピオンズリーグのカラバフ戦に途中出場したDF鈴木淳之介

 日本サッカー協会(JFA)は2日、10月のキリンチャレンジカップ2試合に臨む日本代表メンバー27人を発表し、負傷者が相次ぐ守備陣でDF谷口彰悟(シントトロイデン)が昨年10月以来、DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)が初招集だった今年6月以来の代表復帰を果たした。

 昨年11月にアキレス腱断裂の重傷を負った谷口は長期離脱を強いられたが、今年5月10日に行われた昨季ベルギー・リーグのプレーオフ3最終節に途中出場し、約半年ぶりの実戦復帰。今季も開幕序盤から途中出場を続け、直近3試合はすべて先発フル出場を果たしている。

 森保一監督は「アキレス腱断裂の大ケガを負ってリハビリからずっとチェックしてきていたが、所属チームで途中出場から始まり、今はスタメンとして出るようになってパフォーマンスも上がってきている」と説明。カタールW杯も含め、第2次森保ジャパンにおいても主力の一人としてチームに貢献してきた34歳のベテランについて、「これまでも貴重な戦力として戦ってきてくれた中、経験の浅い選手にはない、状況に合わせてチームを落ち着かせるプレーであったりを、プレーにおいても精神面においてもできる」と期待を寄せる一方、「長いブランクがあったので、ベテランとして期待はしているが、チーム全体の競争の中の一人として、どういうパフォーマンスができるかというのは同時に見ていきたいと思っている」と、W杯に向けたサバイバルの中でアピールが必要な立場であることも指摘した。

 センターバック陣ではDF冨安健洋、DF伊藤洋輝、DF町田浩樹が長期離脱する中、さまざまな選手が起用されている。9月のアメリカ遠征では9月6日のメキシコ戦(△0-0)にDF渡辺剛、DF板倉滉、DF瀬古歩夢、9月9日のアメリカ戦(●0-2)にDF関根大輝、DF荒木隼人、DF長友佑都が3バックとして先発。アメリカ戦の後半は4バックに移行したが、アメリカ戦に先発した関根、荒木の2人が今回は選外となるなど、シビアな選考基準も垣間見えた。

 9月のアメリカ遠征では当初招集されていたDF安藤智哉が負傷で不参加となり、代わってDF菅原由勢が追加招集されたが、安藤が復帰したことに伴い、今回も菅原が落選し、安藤が選出された。アメリカ遠征に参加したDF陣のうち菅原、関根、荒木の3人が外れ、谷口、鈴木淳、安藤が招集され、半数近くが入れ替わる形となった。

 今年6月のアジア最終予選で初招集された鈴木淳はA代表デビューとなった6月10日のインドネシア戦(○6-0)で好パフォーマンスを見せ、フル出場で完封勝利に貢献。その後、7月にデンマーク1部のコペンハーゲンに移籍。開幕当初はケガで出遅れたが、9月24日に行われたデンマークカップ3回戦で欧州デビューを果たし、2部リーグのチーム相手とはいえ、無失点に抑えた。9月27日のリーグ戦も終盤に途中出場した鈴木淳は今月1日に行われたチャンピオンズリーグのカラバフ戦に後半開始から途中出場。公式戦3試合連続で出場機会を得ていることもあり、代表復帰につながった。

「彼は今年6月の代表活動で非常にいいプレーをしていた。ケガがなければ、継続して招集することも考えられるくらいのプレーをしていた」と評価する森保監督は「ケガが癒えない中、出場はなかったが、ここ3試合連続で出場している。1試合目はカップ戦だったが、試合に出て、そこで一気に監督のハートをつかんで、次のリーグ戦も出場時間は短かったが、逃げ切りで切羽詰まった展開で出場し、信頼をつかみ取ったことが出ていた。直近の試合ではチャンピオンズリーグ、世界最高峰の大会に後半から出て、そこで経験を積んでいる」と、その動向を逐一チェックしてきた。

「(W杯まで)残り1年しかないかもしれないが、この舞台でやっていること、世界の強豪と戦って、いいパフォーマンスができれば自然とW杯基準でプレーできると言えると思う」。主力にケガ人が多いセンターバック陣において鈴木淳への期待が大きいことをうかがわせる指揮官のコメントだった。

(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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