「もっとシュート飛んでこいよ」初U-20W杯の舞台で17歳GK荒木琉偉(G大阪)に湧いた“欲望”、ピサノ台頭で感じた“本音”
GK
[10.3 U-20W杯GL第3節 日本 3-0 ニュージーランド バルパライソ]
U-20ワールドカップ3試合目で初出場という難しい状況も、冷静に完封を達成した。U-20日本代表GK荒木琉偉(G大阪)は「今までの2試合はサポートする側だった。だけどいざ出てみると、やっぱり楽しいというか、もっと出たいという気持ちが強くあった」と初の大舞台にも貪欲さをのぞかせた。
ここまで2試合でゴールを守ってきたのはGKピサノアレックス幸冬堀尾。いまだ無失点が続くなか、3試合目で出番が来た荒木には少なくないプレッシャーはあった。しかし、チーム最年少の17歳に動揺はなく「いつも通りのプレーを出すだけだった。逆に楽しかった」。ポジティブな感情だけが体から湧き出た。
2年前のU-17W杯は怪我のため参加できず。今回のU-20W杯は待ち望んだ舞台だ。2007年生まれで2年後の次回大会も出場可能だが「今大会に懸けているので。次の大会はまったく考えていない」と力を込める。
待望の舞台に立った荒木は実力を遺憾なく発揮した。前半42分にはカウンターを食らうが、自陣内からのシュートを荒木が左手でセーブ。後半25分にはミドルをうたれ、選手に当たって軌道が変わるも、枠内に向かってきたボールを瞬時にはじいた。
「もっとシュート飛んでこいよって感じ。入る気はしなかった。この空気感、緊張感があるなかでも、アジア杯とは違う雰囲気。やっていて楽しい、もっと出たいと感じた」
船越優蔵監督体制で守護神を務めてきた。昨年9月のU20アジア杯予選、今年2月のU20アジア杯でゴールを守り、U-20W杯の切符を掴んだ。しかし、この半年間でピサノが台頭した。名古屋グランパスでのJ1デビューから2か月後にはE-1選手権で異例のA代表デビューという急成長。今大会の開幕2試合は、ピサノが守護神を担った。
これまでゴールを守ってきた荒木は「やっぱり悔しさはあった」と本音を語る。
「一次予選、アジア杯と積み上げてきたものがあって、絶対に自分が出るつもりでこの大会に残ったので。そこは悔しさはあった。監督が選ぶ以上、自分はいい準備しかできないので、とにかくいい準備をして、今日みたいに出番が来たときに最大限発揮できるように準備をした」
ピサノという刺激があるからこそ、自らも成長できる。「グランパスで試合数を重ねて、あそこで第1GKで出ているのはすごい。周りのレベルが高いJリーグだからこそ、すごく成長しているんだと思う。いいライバルだなと思います」
守護神は一人では成長できない。GK中村圭佑を含め、GKチームには感謝する。
「前の試合は自分がサポートだった。今日はピサも圭佑もいい声をかけてくれた。励ましの声はすごくためになる。どういうチームになっても、GKの関係がよくないとここまで勝っていけないと思う。いま本当にすごく高め合っていい関係かなと」
世代別代表最高峰の舞台にも、相手国の強さは「いや全然」と不敵。「日本が一番強いなって感じた」と胸を張る。「失点しないことが一番の仕事。自分が失点しなきゃ負けないという気持ちで」。好ライバルとともに、物怖じせずに決勝トーナメントに臨んでいく。
(取材・文 石川祐介)
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U-20ワールドカップ3試合目で初出場という難しい状況も、冷静に完封を達成した。U-20日本代表GK荒木琉偉(G大阪)は「今までの2試合はサポートする側だった。だけどいざ出てみると、やっぱり楽しいというか、もっと出たいという気持ちが強くあった」と初の大舞台にも貪欲さをのぞかせた。
ここまで2試合でゴールを守ってきたのはGKピサノアレックス幸冬堀尾。いまだ無失点が続くなか、3試合目で出番が来た荒木には少なくないプレッシャーはあった。しかし、チーム最年少の17歳に動揺はなく「いつも通りのプレーを出すだけだった。逆に楽しかった」。ポジティブな感情だけが体から湧き出た。
2年前のU-17W杯は怪我のため参加できず。今回のU-20W杯は待ち望んだ舞台だ。2007年生まれで2年後の次回大会も出場可能だが「今大会に懸けているので。次の大会はまったく考えていない」と力を込める。
待望の舞台に立った荒木は実力を遺憾なく発揮した。前半42分にはカウンターを食らうが、自陣内からのシュートを荒木が左手でセーブ。後半25分にはミドルをうたれ、選手に当たって軌道が変わるも、枠内に向かってきたボールを瞬時にはじいた。
「もっとシュート飛んでこいよって感じ。入る気はしなかった。この空気感、緊張感があるなかでも、アジア杯とは違う雰囲気。やっていて楽しい、もっと出たいと感じた」
船越優蔵監督体制で守護神を務めてきた。昨年9月のU20アジア杯予選、今年2月のU20アジア杯でゴールを守り、U-20W杯の切符を掴んだ。しかし、この半年間でピサノが台頭した。名古屋グランパスでのJ1デビューから2か月後にはE-1選手権で異例のA代表デビューという急成長。今大会の開幕2試合は、ピサノが守護神を担った。
これまでゴールを守ってきた荒木は「やっぱり悔しさはあった」と本音を語る。
「一次予選、アジア杯と積み上げてきたものがあって、絶対に自分が出るつもりでこの大会に残ったので。そこは悔しさはあった。監督が選ぶ以上、自分はいい準備しかできないので、とにかくいい準備をして、今日みたいに出番が来たときに最大限発揮できるように準備をした」
ピサノという刺激があるからこそ、自らも成長できる。「グランパスで試合数を重ねて、あそこで第1GKで出ているのはすごい。周りのレベルが高いJリーグだからこそ、すごく成長しているんだと思う。いいライバルだなと思います」
守護神は一人では成長できない。GK中村圭佑を含め、GKチームには感謝する。
「前の試合は自分がサポートだった。今日はピサも圭佑もいい声をかけてくれた。励ましの声はすごくためになる。どういうチームになっても、GKの関係がよくないとここまで勝っていけないと思う。いま本当にすごく高め合っていい関係かなと」
世代別代表最高峰の舞台にも、相手国の強さは「いや全然」と不敵。「日本が一番強いなって感じた」と胸を張る。「失点しないことが一番の仕事。自分が失点しなきゃ負けないという気持ちで」。好ライバルとともに、物怖じせずに決勝トーナメントに臨んでいく。
(取材・文 石川祐介)
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