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C大阪で才能開花、海外挑戦から半年で初A代表「欧州で結果出すと代表も近づく」21歳北野颯太が体感したスピード感

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MF北野颯太

 欧州移籍が発表されたのは今年6月9日。そこから半年を経たずして日本代表に初めて招集された。MF北野颯太(ザルツブルク)は「最初は候補に入っているという連絡でまずびっくりした。選ばれたときはすごく嬉しかった。想像していなかった」と率直な思いを語った。

 セレッソ大阪の育成組織で育った北野は、2020年のとき高校1年生でC大阪U-23の試合に出場。柿谷曜一朗氏の16歳10か月を更新するクラブ史上最年少の16歳2か月12日で公式戦デビューを果たした。22シーズンからはプロ契約を締結。3月のルヴァン杯で決めたプロ入り後初得点は南野拓実の18歳2か月7日を更新する17歳6か月17日でのクラブ公式戦最年少得点記録となった。

 23年にはU-20日本代表としてU-20ワールドカップにも出場。その後は出場機会が掴めない時間が続いたが、24シーズン終盤から再び頭角を現す。プロ4年目の25シーズンは開幕戦から2得点1アシストと躍動。19試合4得点とアピールを続けた結果、5月30日に海外移籍のためチームを離脱した。

「セレッソでやってきたことが今になって生きてきていると思うし、ヨーロッパで結果を出すと、代表も近づくと改めて感じた」(北野)。ザルツブルクでもリーグ戦11試合4得点2アシストと数字を残す。UEFAヨーロッパリーグという大舞台にも立ち、たしかな経験値を積み上げてきた。

 21歳の気鋭アタッカーは、代表でシャドーのポジションが予想される。南野や久保建英、鎌田大地と実力者が揃うなかで、狭いエリアでのテクニックやゴール前へのフィニッシュワークといった持ち味発揮を狙う。「自分なりの特長は出せるポジション。自分にしか出せないものを出していけたら」と力を込めた。

 C大阪、ザルツブルク、そして日本代表と同じルートを辿った南野とは、食事の場で会話をした。オーストリアでの住まいや言語について、さらに「立ち位置や受けるタイミングとか、そういうアドバイスはもらった」。先輩からの助言を有難がっていた。

 来年の北中米W杯まで活動回数も少ない中、北野は今回の招集で挑戦権を手にしたといってもよい。「ここで呼ばれたからには目指さないといけない。目指せるスタートラインにも立てたと思っている」と気を吐く。「このチャンスを掴むか掴まへんかは自分の力次第」と生き残りに意欲を燃やしていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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