GK全員が本大会未経験&20代トリオで臨む初のW杯…「あえてベテランを入れる選択にはならなかった」下田崇GKコーチが見た信頼の関係性
日本代表の下田崇GKコーチが19日、報道陣の取材に応じ、いずれもワールドカップ初出場となるGK鈴木彩艶(パルマ)、GK{{大迫敬介]}(広島)、GK早川友基(鹿島)の3人で大会に挑むにあたって「誰が出ても日頃からJリーグや海外でプレーしているパフォーマンスを思い切って出してほしい。その環境づくりをチームとして、GKコーチとしてしていきたい」と期待を口にした。
W杯未経験の3人で本大会に臨むのは初出場だった1998年フランス大会以来2度目。またいずれも20代のトリオで臨むのも2002年の日韓大会以来2度目で、これまで10年のGK川口能活や前回のGK川島永嗣らベテランの第3GKにチームを引っ張る働きを求めることも多かった日本サッカー界にとって、大きなチャレンジとなる。
下田コーチによると、第2次森保ジャパンのチームづくりの中では「入れたほうがいいんじゃないかというのは常に考えていた」というが、結果的には鈴木、大迫、早川の3人で臨むことを決断。GK選考について次のように信頼を明かした。
「これまではベテランのGKを3人目に入れることも多かったし、カタールの時も川島を入れてサポートしてもらったが、カタールの時には一度サブに入ったことがある権田でも少し不安感を持っていたようで、永嗣に『W杯ってどんな感じですかね』というコメントをしていたこともあった。ただ今回の3人に関してはこの3人でうまく問題を解決できるんじゃないかというのが一つ。また長友(佑都)だったり、長谷部(誠コーチ)だったり、中村俊輔(コーチ)だったり、ベテランや経験のあるコーチもたくさん入っているので、うまく解決していけるんじゃないかと思ったので、あえてベテランのGKを入れるという選択にはならなかった」
02年の日韓大会もフィールドプレーヤーにはDF秋田豊、FW中山雅史というベテランが入っており、今回も長友がその役割。下田コーチも「長友選手の影響力は大きい。もちろんいいプレーをするのが前提だと思うが、GKのプレーに関してというより、空気をしっかり読んで何をしなきゃいけないかは彼の独特なパワーだと思うので、そういうところにはやっぱり助けられるんじゃないかと思う」と信頼を寄せており、GK陣も力を借りていく構えだ。
またGKチームの一体感も盤石だ。鈴木と大迫は東京五輪世代から共に切磋琢磨してきた間柄で、大迫が手の骨折から復帰したアジア杯後はA代表でも長い時間を過ごしてきた。さらに早川は昨年9月からのA代表定着だが、2人に対するリスペクトを持っているだけでなく、練習セッションの合間にはポジティブな意見交換をする姿がたびたび見られ、トリオとしての質をさらに一段階上げる役割を果たしている。
下田コーチは「予選の時からいろんな選手を呼んできたが、GK同士で争っているというよりも、FWやシュートを打ってくる選手に対してどうプレーするかをみんなで高め合っている。試合に出る選手が決まった場合はあとの選手がサポートするというのがこっちが何かを言うことでなく、しっかり高め合っていけている。いいグループなので何も心配はない」と断言。3人を見ていての印象を次のように語った。
「いい関係性にあると思います。メンバーが発表されるまでは自分が出るような準備を全員ができているし、もし出なかった時には気軽に3人が話せているのがいい。こいつが出るからどうのというのはこの時代にはもうない。うまくサポートしているし、彩艶が年下なのは早川も大迫もわかっているし、年上だからというのも関係なく、うまくお互いに気になるところ、『こうしたほうがいい』とまでは言わないかもしれないけど、『このポイントを気をつけてもいいんじゃない?』とそれぞれ気づいたことをうまく話せているので、本当にいい感じだなと思っています」
その関係性について「友達感覚でこれはこうだよねという会話の中で確認しているんだと思う。どちらかが一方的にというよりも、こうだよね、こうだよねと自分の中で整理していくような言葉が飛び交っているのでそれはすごくいいことだと思う」とも語った下田コーチ。同じプロサッカー選手として、そして同じ専門職としての高い意識が若いGKチーム編成を実現させたようだ。
(取材・文 竹内達也)
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W杯未経験の3人で本大会に臨むのは初出場だった1998年フランス大会以来2度目。またいずれも20代のトリオで臨むのも2002年の日韓大会以来2度目で、これまで10年のGK川口能活や前回のGK川島永嗣らベテランの第3GKにチームを引っ張る働きを求めることも多かった日本サッカー界にとって、大きなチャレンジとなる。
下田コーチによると、第2次森保ジャパンのチームづくりの中では「入れたほうがいいんじゃないかというのは常に考えていた」というが、結果的には鈴木、大迫、早川の3人で臨むことを決断。GK選考について次のように信頼を明かした。
「これまではベテランのGKを3人目に入れることも多かったし、カタールの時も川島を入れてサポートしてもらったが、カタールの時には一度サブに入ったことがある権田でも少し不安感を持っていたようで、永嗣に『W杯ってどんな感じですかね』というコメントをしていたこともあった。ただ今回の3人に関してはこの3人でうまく問題を解決できるんじゃないかというのが一つ。また長友(佑都)だったり、長谷部(誠コーチ)だったり、中村俊輔(コーチ)だったり、ベテランや経験のあるコーチもたくさん入っているので、うまく解決していけるんじゃないかと思ったので、あえてベテランのGKを入れるという選択にはならなかった」
02年の日韓大会もフィールドプレーヤーにはDF秋田豊、FW中山雅史というベテランが入っており、今回も長友がその役割。下田コーチも「長友選手の影響力は大きい。もちろんいいプレーをするのが前提だと思うが、GKのプレーに関してというより、空気をしっかり読んで何をしなきゃいけないかは彼の独特なパワーだと思うので、そういうところにはやっぱり助けられるんじゃないかと思う」と信頼を寄せており、GK陣も力を借りていく構えだ。
またGKチームの一体感も盤石だ。鈴木と大迫は東京五輪世代から共に切磋琢磨してきた間柄で、大迫が手の骨折から復帰したアジア杯後はA代表でも長い時間を過ごしてきた。さらに早川は昨年9月からのA代表定着だが、2人に対するリスペクトを持っているだけでなく、練習セッションの合間にはポジティブな意見交換をする姿がたびたび見られ、トリオとしての質をさらに一段階上げる役割を果たしている。
下田コーチは「予選の時からいろんな選手を呼んできたが、GK同士で争っているというよりも、FWやシュートを打ってくる選手に対してどうプレーするかをみんなで高め合っている。試合に出る選手が決まった場合はあとの選手がサポートするというのがこっちが何かを言うことでなく、しっかり高め合っていけている。いいグループなので何も心配はない」と断言。3人を見ていての印象を次のように語った。
「いい関係性にあると思います。メンバーが発表されるまでは自分が出るような準備を全員ができているし、もし出なかった時には気軽に3人が話せているのがいい。こいつが出るからどうのというのはこの時代にはもうない。うまくサポートしているし、彩艶が年下なのは早川も大迫もわかっているし、年上だからというのも関係なく、うまくお互いに気になるところ、『こうしたほうがいい』とまでは言わないかもしれないけど、『このポイントを気をつけてもいいんじゃない?』とそれぞれ気づいたことをうまく話せているので、本当にいい感じだなと思っています」
その関係性について「友達感覚でこれはこうだよねという会話の中で確認しているんだと思う。どちらかが一方的にというよりも、こうだよね、こうだよねと自分の中で整理していくような言葉が飛び交っているのでそれはすごくいいことだと思う」とも語った下田コーチ。同じプロサッカー選手として、そして同じ専門職としての高い意識が若いGKチーム編成を実現させたようだ。
(取材・文 竹内達也)
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