「すごく悲しい。信頼してもらっていた」渡辺剛はファン・ペルシー監督解任に衝撃
DF
ワールドカップ目前に自チームの監督交代を知った。日本代表のDF渡辺剛(フェイエノールト)は、ロビン・ファン・ペルシー監督の解任に言及。「すごく悲しいですね。(上田)綺世もそうだけど、すごく信頼してもらっていた」と率直な思いを吐露した。一方で、目前に迫ったW杯へ向けては「誰が考えてもオランダ戦の初戦が大事」と気を引き締めた。
フェイエノールトは7日にファン・ペルシー監督の解任を発表した。2025年2月の就任から25-26シーズンは一年を通して指揮を執り、エールディビジ2位でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得。しかし、今月テクニカルダイレクターに就任したデビ・リゴー氏のもとで監督交代が決まった。
「いい時も悪い時もあったなかで、結局2位で欧州CL(出場権)を獲得できた。来シーズンももっとよくするぞというところで解任になった」(渡辺)
渡辺は昨夏ファン・ペルシー監督が率いるフェイエノールトへ加入。FW上田綺世とともに主力として活躍し、エールディビジ30試合2得点を記録した。日本代表でも評価を高め、初のW杯メンバー入りを果たしただけに、恩師との突然の別れには複雑な思いがある。
解任前の国内合宿で、渡辺は指揮官との温かいエピソードを話していた。日本代表とオランダ代表というW杯初戦で対戦する国同士ながら、指揮官からは日本代表ユニフォームを求められ、渡辺は代表合流前に直接手渡したという。「オランダ代表以外の試合では着る」。そんな言葉を掛けられたことも明かしていたが、それが結果的に最後のやり取りに。「チームの意向はわからないですけど、素直に残念な気持ちですね」と思いを述べた。
一方で、渡辺の意識はW杯本番へ向いている。ナッシュビルで始まったベースキャンプでは「本当にW杯に近づいているなと実感した」と話し、前日に行われたU-19日本代表との非公開試合では暑熱環境への適応を確認。「課題も良かったところも見つかった」と手応えを口にした。
35分×4本で行われた実戦形式については、「試すというより、こういう時間帯はこう戦いたいという部分のすり合わせだった」と説明。暑熱対策の面でも有意義だったという。
オランダ対策については今後さらに深めていく見通しだ。特に警戒するのは高さとフィジカル。「高い選手も体の強い選手もいる」とし、スウェーデンやチュニジアも含めてロングボールやクロスへの対応を課題に挙げた。
「個人というよりチームでリスクカバーすることが大事。誰が行った時に誰がカバーするのか、コンパクトさを保てるかが重要になる」。その上で「まずは出所を潰すことが大前提」と強調。自身はベルギーリーグ時代から屈強なストライカーとの対戦経験が豊富で、「高さや体を当ててくる選手は得意な部分。苦手意識はない」と自信を示した。
そして渡辺が繰り返し強調したのが初戦の重要性だ。「誰が考えてもオランダ戦が大事。そこでつまずくと、その後の2試合が難しくなる」。試合中の状況変化も見据え、「負けていればフォーメーション変更、勝っていれば守備的な選手を入れることもある。いろんな状況を考えてやっていく必要がある」と語った。
恩師との別れを惜しみながらも、渡辺は人生初のW杯を見据える。守備陣の中心として、縁あるオランダとの大一番に備えている。
(取材・文 石川祐介)
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フェイエノールトは7日にファン・ペルシー監督の解任を発表した。2025年2月の就任から25-26シーズンは一年を通して指揮を執り、エールディビジ2位でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得。しかし、今月テクニカルダイレクターに就任したデビ・リゴー氏のもとで監督交代が決まった。
「いい時も悪い時もあったなかで、結局2位で欧州CL(出場権)を獲得できた。来シーズンももっとよくするぞというところで解任になった」(渡辺)
渡辺は昨夏ファン・ペルシー監督が率いるフェイエノールトへ加入。FW上田綺世とともに主力として活躍し、エールディビジ30試合2得点を記録した。日本代表でも評価を高め、初のW杯メンバー入りを果たしただけに、恩師との突然の別れには複雑な思いがある。
解任前の国内合宿で、渡辺は指揮官との温かいエピソードを話していた。日本代表とオランダ代表というW杯初戦で対戦する国同士ながら、指揮官からは日本代表ユニフォームを求められ、渡辺は代表合流前に直接手渡したという。「オランダ代表以外の試合では着る」。そんな言葉を掛けられたことも明かしていたが、それが結果的に最後のやり取りに。「チームの意向はわからないですけど、素直に残念な気持ちですね」と思いを述べた。
一方で、渡辺の意識はW杯本番へ向いている。ナッシュビルで始まったベースキャンプでは「本当にW杯に近づいているなと実感した」と話し、前日に行われたU-19日本代表との非公開試合では暑熱環境への適応を確認。「課題も良かったところも見つかった」と手応えを口にした。
35分×4本で行われた実戦形式については、「試すというより、こういう時間帯はこう戦いたいという部分のすり合わせだった」と説明。暑熱対策の面でも有意義だったという。
オランダ対策については今後さらに深めていく見通しだ。特に警戒するのは高さとフィジカル。「高い選手も体の強い選手もいる」とし、スウェーデンやチュニジアも含めてロングボールやクロスへの対応を課題に挙げた。
「個人というよりチームでリスクカバーすることが大事。誰が行った時に誰がカバーするのか、コンパクトさを保てるかが重要になる」。その上で「まずは出所を潰すことが大前提」と強調。自身はベルギーリーグ時代から屈強なストライカーとの対戦経験が豊富で、「高さや体を当ててくる選手は得意な部分。苦手意識はない」と自信を示した。
そして渡辺が繰り返し強調したのが初戦の重要性だ。「誰が考えてもオランダ戦が大事。そこでつまずくと、その後の2試合が難しくなる」。試合中の状況変化も見据え、「負けていればフォーメーション変更、勝っていれば守備的な選手を入れることもある。いろんな状況を考えてやっていく必要がある」と語った。
恩師との別れを惜しみながらも、渡辺は人生初のW杯を見据える。守備陣の中心として、縁あるオランダとの大一番に備えている。
(取材・文 石川祐介)
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