板倉負傷から「2、3分ぐらい」で緊急出動も…谷口彰悟はアーセナルFWに徹底対応「悪くない入り方はできた」
DF
突然の出番にも冷静さは失わなかった。日本代表DF谷口彰悟(シントトロイデン)は北中米ワールドカップ・グループリーグ第3節・スウェーデン戦でDF板倉滉の負傷交代を受け、前半39分から緊急出場。「けっこう難しかったです」と本音をこぼしながらも、最終ラインを支えて1-1でのグループ2位通過に貢献した。
板倉の交代が決まってから準備時間はほとんどなかった。谷口は「本当に2、3分ぐらいしかなかった。ほぼほぼノーアップで入らないといけなかったので少し不安もあった」と明かした。
「(前半の)残り時間も少なかったので、まずは落ち着いてハーフタイムに入ることを考えていた。悪くない入り方はできた」。前半終了間際にはFWビクトル・ギェケレシュにシュートを打たれるも焦れずにブロックし、後半10分にもボールが入ったギェケレシュを徹底マーク。アーセナルFWに対しても冷静さを失わなかった。
途中出場でも役割は変わらない。「常にゲームに入っておくというのはベンチからでもやっていた」と言い切る。スウェーデンがロングボールを多用して押し込んできた中、「ズルズル下がりたくなかった」とラインコントロールを意識。周囲にもラインを上げるよう要求し、「ボランチもセカンドボールに鋭く反応してくれた。チームとしていい守り方ができた」。MF鎌田大地や川崎フロンターレの後輩であるMF田中碧を称えつつ、自らの手応えを口にした。
終盤は相手の猛攻を受ける時間帯が続いたが、「シュートブロックに行く、コースを限定するというプレーはみんなできていた」と守備陣の粘りを評価。板倉からMF堂安律に渡ったキャプテンマークは、後半22分の堂安交代後に谷口が着用。緊急出動からゲームキャプテンまで担い、チームを統率した。
危ない場面では守護神が活躍した。「最後は彩艶がいるというのがチームにはある」とGK鈴木彩艶への厚い信頼も明かし、「みんなが最後まで体を張るから、最後はやっぱり彩艶が止めてくれる。それを続けていかないといけない」と力を込める。
もっとも、失点には課題も見つめた。オランダ戦と同様にカットインから一発を沈められた。PA角からの難しいゴールにも「ゴラッソで片付けてはいけない」と指摘。「もう一人、二人と左足を切りながら寄せることができれば。相手に余裕を持って打たせないことが必要」と改善点を口にした。
その視線は早くも決勝トーナメント1回戦のブラジル戦へ向いている。世界屈指の攻撃陣を擁する相手に対し、「ひとつの隙を仕留められる選手がたくさんいる。より強く意識して準備しないといけない」と警戒する。
昨年10月にはブラジルに歴史的初勝利。谷口も大きく貢献した試合だったが、「親善試合のブラジル戦はもう忘れないといけない」と力を込めた。「これ以上ないシチュエーション。本気のブラジルと対戦できる」と胸を高鳴らせながら、「覚悟を持って準備し、全部を出したい」と決意を語った。
(取材・文 石川祐介)
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板倉の交代が決まってから準備時間はほとんどなかった。谷口は「本当に2、3分ぐらいしかなかった。ほぼほぼノーアップで入らないといけなかったので少し不安もあった」と明かした。
「(前半の)残り時間も少なかったので、まずは落ち着いてハーフタイムに入ることを考えていた。悪くない入り方はできた」。前半終了間際にはFWビクトル・ギェケレシュにシュートを打たれるも焦れずにブロックし、後半10分にもボールが入ったギェケレシュを徹底マーク。アーセナルFWに対しても冷静さを失わなかった。
途中出場でも役割は変わらない。「常にゲームに入っておくというのはベンチからでもやっていた」と言い切る。スウェーデンがロングボールを多用して押し込んできた中、「ズルズル下がりたくなかった」とラインコントロールを意識。周囲にもラインを上げるよう要求し、「ボランチもセカンドボールに鋭く反応してくれた。チームとしていい守り方ができた」。MF鎌田大地や川崎フロンターレの後輩であるMF田中碧を称えつつ、自らの手応えを口にした。
終盤は相手の猛攻を受ける時間帯が続いたが、「シュートブロックに行く、コースを限定するというプレーはみんなできていた」と守備陣の粘りを評価。板倉からMF堂安律に渡ったキャプテンマークは、後半22分の堂安交代後に谷口が着用。緊急出動からゲームキャプテンまで担い、チームを統率した。
危ない場面では守護神が活躍した。「最後は彩艶がいるというのがチームにはある」とGK鈴木彩艶への厚い信頼も明かし、「みんなが最後まで体を張るから、最後はやっぱり彩艶が止めてくれる。それを続けていかないといけない」と力を込める。
もっとも、失点には課題も見つめた。オランダ戦と同様にカットインから一発を沈められた。PA角からの難しいゴールにも「ゴラッソで片付けてはいけない」と指摘。「もう一人、二人と左足を切りながら寄せることができれば。相手に余裕を持って打たせないことが必要」と改善点を口にした。
その視線は早くも決勝トーナメント1回戦のブラジル戦へ向いている。世界屈指の攻撃陣を擁する相手に対し、「ひとつの隙を仕留められる選手がたくさんいる。より強く意識して準備しないといけない」と警戒する。
昨年10月にはブラジルに歴史的初勝利。谷口も大きく貢献した試合だったが、「親善試合のブラジル戦はもう忘れないといけない」と力を込めた。「これ以上ないシチュエーション。本気のブラジルと対戦できる」と胸を高鳴らせながら、「覚悟を持って準備し、全部を出したい」と決意を語った。
(取材・文 石川祐介)
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