ブラジルとの再戦へ…サッカー王国にも動じない上田綺世「強い相手も倒していかないと優勝には届かない」
FW
悲願の世界一へ、避けては通れない相手だ。日本代表FW上田綺世(フェイエノールト)は北中米ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で対戦するブラジル戦へ向け、「強い相手も倒していかないと優勝には届かない」と力を込めた。
日本はスウェーデンと1-1で引き分け、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たした。上田は「勝ちたいゲームではあったけど、最低限の結果は勝ち取れた」と受け止めた一方、すでに視線は次の大一番へ向いている。
相手は最多5度の優勝を誇るサッカー王国ブラジル。「グループリーグ以上にタフでシビアなゲームになるし、クオリティーもインテンシティーも格段に違う」と警戒する。それでも「まずは自分たちが100%で試合に臨める準備をすること。いい準備ができないと格上相手には話にならない」と冷静にポイントを挙げた。
昨年10月にもブラジルと対戦し、自らの決勝ゴールで3-2の勝利を手にした。だが「立場もゲームのレベルも違うし、参考にはならない」と過去の栄光を一蹴。その上で「思うようにビルドアップできず、ルーズボールが増えると思う。それをひとつでも多くマイボールにするのが自分の仕事だし、チャンスにつなげていくのも自分の役割」と最前線での責任を口にした。
「ブラジルに勝てると信じてくれる日本のサポーターも増えていると思うし、僕らも自信を持ってプレーできる」。世界の強豪に対する意識が変わってきたことも、日本の成長だと語る。早すぎる優勝候補との激突にも「当たりが悪かったなんて言い訳でしかない。当たりが良くても優勝できないチームは優勝できない。強い相手も倒していかないと優勝には届かない」と言い切り、「ポジティブに捉えて戦いたい」と前を向いた。
スウェーデン戦では攻撃の起点としても存在感を示した。相手DFを背負いながらボールを収め、「感触は悪くなかった。ポストプレーもそうだし、シュートを打てるイメージもあった」と振り返る。「受け方や角度も良かったし、味方のサポートも見えていた」と手応えを口にした一方、「チャンスメイクはもう少し回数を増やさないといけなかった。ボックス内へボールを運ぶ回数は改善が必要」と課題も忘れない。
後半11分、FW前田大然の先制点につながったプレーでは、MF堂安律への絶妙なポストプレーで攻撃の起点となった。「律は当てて入ってくるタイプのシャドー。何年も一緒にやっていて特徴はわかっていた」。そのイメージを共有したプレーから「コンビネーションもしっかり取れた。大然くんも素晴らしいタイミングで抜け出したし、個性ある選手がしっかり自分の個性を出せたゴールだった」と胸を張った。
1-0から追いつかれた試合展開にも収穫を見いだした。「流れが悪くなって失点したのは改善点」としつつ、「そこから崩れず、交代選手が入ってもひとつの絵を描き続けられた。最終的に耐え切れたのは悪くなかった」と評価。その要因には「日本の良さは一体感」と言い切り、「チームとしての成熟度も、個々の試合勘やゲームを読む力もレベルが上がってきている」と手応えを語った。
ヨーロッパで日常を過ごす選手が多い中、フィジカル面では「言い訳にはならない」とする一方、「まだ南米にフィジカルやインテンシティで劣る部分も多くある。でもチーム力や柔軟性で補えるのが日本の強み」と分析。世界一への道のりは当然険しいが、それでも上田は「もしブラジルに勝てれば、その後も勢いに乗れる」と断言。日本の成長を証明する絶好の舞台が、いよいよ目の前に迫っている。
(取材・文 石川祐介)
●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集
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日本はスウェーデンと1-1で引き分け、グループ2位で決勝トーナメント進出を果たした。上田は「勝ちたいゲームではあったけど、最低限の結果は勝ち取れた」と受け止めた一方、すでに視線は次の大一番へ向いている。
相手は最多5度の優勝を誇るサッカー王国ブラジル。「グループリーグ以上にタフでシビアなゲームになるし、クオリティーもインテンシティーも格段に違う」と警戒する。それでも「まずは自分たちが100%で試合に臨める準備をすること。いい準備ができないと格上相手には話にならない」と冷静にポイントを挙げた。
昨年10月にもブラジルと対戦し、自らの決勝ゴールで3-2の勝利を手にした。だが「立場もゲームのレベルも違うし、参考にはならない」と過去の栄光を一蹴。その上で「思うようにビルドアップできず、ルーズボールが増えると思う。それをひとつでも多くマイボールにするのが自分の仕事だし、チャンスにつなげていくのも自分の役割」と最前線での責任を口にした。
「ブラジルに勝てると信じてくれる日本のサポーターも増えていると思うし、僕らも自信を持ってプレーできる」。世界の強豪に対する意識が変わってきたことも、日本の成長だと語る。早すぎる優勝候補との激突にも「当たりが悪かったなんて言い訳でしかない。当たりが良くても優勝できないチームは優勝できない。強い相手も倒していかないと優勝には届かない」と言い切り、「ポジティブに捉えて戦いたい」と前を向いた。
スウェーデン戦では攻撃の起点としても存在感を示した。相手DFを背負いながらボールを収め、「感触は悪くなかった。ポストプレーもそうだし、シュートを打てるイメージもあった」と振り返る。「受け方や角度も良かったし、味方のサポートも見えていた」と手応えを口にした一方、「チャンスメイクはもう少し回数を増やさないといけなかった。ボックス内へボールを運ぶ回数は改善が必要」と課題も忘れない。
後半11分、FW前田大然の先制点につながったプレーでは、MF堂安律への絶妙なポストプレーで攻撃の起点となった。「律は当てて入ってくるタイプのシャドー。何年も一緒にやっていて特徴はわかっていた」。そのイメージを共有したプレーから「コンビネーションもしっかり取れた。大然くんも素晴らしいタイミングで抜け出したし、個性ある選手がしっかり自分の個性を出せたゴールだった」と胸を張った。
1-0から追いつかれた試合展開にも収穫を見いだした。「流れが悪くなって失点したのは改善点」としつつ、「そこから崩れず、交代選手が入ってもひとつの絵を描き続けられた。最終的に耐え切れたのは悪くなかった」と評価。その要因には「日本の良さは一体感」と言い切り、「チームとしての成熟度も、個々の試合勘やゲームを読む力もレベルが上がってきている」と手応えを語った。
ヨーロッパで日常を過ごす選手が多い中、フィジカル面では「言い訳にはならない」とする一方、「まだ南米にフィジカルやインテンシティで劣る部分も多くある。でもチーム力や柔軟性で補えるのが日本の強み」と分析。世界一への道のりは当然険しいが、それでも上田は「もしブラジルに勝てれば、その後も勢いに乗れる」と断言。日本の成長を証明する絶好の舞台が、いよいよ目の前に迫っている。
(取材・文 石川祐介)
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