山田楓喜の一発退場響いた東京V、山見2戦連発も連勝ならず…C大阪FWレオ・セアラがJ1トップ独走の16ゴール目
東京VはFW
[7.6 J1第22節 東京V 1-1 C大阪 味スタ]
J1リーグは6日、第22節を各地で行い、東京ヴェルディとセレッソ大阪が1-1で引き分けた。東京Vが立ち上がりから優勢を保ったが、前半42分にパリ五輪バックアップメンバーのMF山田楓喜が危険なタックルで一発退場。数的不利の後半3分にFW山見大登のPKで先制するも、後半31分にJ1得点ランク首位のFWレオ・セアラに決められ、連勝を逃した。
パリ五輪のU-23日本代表発表後、最初のJ1リーグ戦。東京Vは前節・横浜FM戦(◯2-1)と同じ11人を先発起用し、バックアップメンバー入りの山田楓が先発した。対するC大阪は本メンバー入りのDF西尾隆矢が先発。前節・名古屋戦(◯2-1)から先発1人を入れ替え、DF奥田勇斗がメンバーを外れた右SBに今季初出場のDF阪田澪哉が入った。[スタメン&布陣]
雷雨の影響で約40分間キックオフが遅れた一戦。まずは前半1分、左サイドを駆け上がったDF翁長聖のクロスにFW山田剛綺が飛び込んだが、DF鳥海晃司のカバーに阻まれる。さらに同8分、山見が中央を単独突破し、左サイドに渡すと、翁長がクロスを配給。カバーに入った阪田にヘディングでクリアされた。
なおも攻める東京Vは前半17分、FW山田楓喜の縦パスを起点に中盤のスペースでMF齋藤功佑が前を向くと、縦パスが山見に入って左サイドに展開。翁長のクロスに山田剛が反応し、相手のクリアで高く上がったボールをボレーで狙ったが、GKキム・ジンヒョンのファインセーブに阻まれた。
さらに前半21分、中盤で浮き球を拾った齋藤が相手DFラインの背後に高く上げ、これに山見が抜け出すと、右足ミドルシュートがクロスバーに直撃。副審は直後にオフサイドのフラッグを上げたが、際どいタイミングでの抜け出しとなっており、またしても東京Vが惜しいチャンスを作った。
前半30分、東京Vは右サイドを攻め上がったMF稲見哲之のクロスが相手の中途半端なクリアを誘い、こぼれ球を拾った山見のシュートが左ポストを弾く。対するC大阪はなかなかビルドアップでボールを前進させられず、キム・ジンヒョンからのロングキックで敵陣に侵攻を試みるにとどまった。
ところが前半38分、優勢だったはずの東京Vは一つのプレーで追い込まれた。中盤中央で山田楓がFWカピシャーバのふくらはぎに足裏タックルを行い、主審は一旦イエローカードを出したが、そこでVARが介入。山田楓にはレッドカードが出された。その後はC大阪が一方的に攻め込み、右SB起用の阪田が左足ミドルシュートを狙うなど、優勢のままハーフタイムを迎えた。
それでも後半3分、東京Vが先に試合を動かした。スローインを起点としたハイボール攻撃で押し込むと、ペナルティエリア内に突っ込んだMF綱島悠斗がMF奥埜博亮に蹴られてPKを獲得。これを山見が冷静に決めた。山見は前節に続いて2戦連発。前半からのハイパフォーマンスを結果に結びつけた。
東京Vは後半14分、齋藤と山見に代わってMF見木友哉とFW染野唯月を入れ、5-3-1布陣の中盤両脇にエネルギーを追加。一方のC大阪も次々に選手交代を行い、ドリブラーのMF柴山昌也を中心にゴールに迫っていった。
そうして迎えた後半31分、C大阪がついに追いついた。左サイドを一旦深くえぐったところから攻撃をやり直し、MF田中駿汰がスルーパスを送ると、うまく抜け出したのはレオ・セアラ。今季得点ランキング首位を独走するエースが右足で冷静に流し込み、FWアンデルソン・ロペス(横浜FM)を4点差に引き離す今季16点目を決めた。
その後はC大阪が一方的に敵陣で試合を進めたが、アディショナルタイムには途中出場DFジャスティン・ハブナーのヘディングシュートが枠を外れるなど、チャンスを活かせず、そのままタイムアップ。互いに勝ち点1を分け合い、C大阪の連勝は2で止まったが、これで8試合負けなしとなった。
(取材・文 竹内達也)
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●2024シーズンJリーグ特集
J1リーグは6日、第22節を各地で行い、東京ヴェルディとセレッソ大阪が1-1で引き分けた。東京Vが立ち上がりから優勢を保ったが、前半42分にパリ五輪バックアップメンバーのMF山田楓喜が危険なタックルで一発退場。数的不利の後半3分にFW山見大登のPKで先制するも、後半31分にJ1得点ランク首位のFWレオ・セアラに決められ、連勝を逃した。
パリ五輪のU-23日本代表発表後、最初のJ1リーグ戦。東京Vは前節・横浜FM戦(◯2-1)と同じ11人を先発起用し、バックアップメンバー入りの山田楓が先発した。対するC大阪は本メンバー入りのDF西尾隆矢が先発。前節・名古屋戦(◯2-1)から先発1人を入れ替え、DF奥田勇斗がメンバーを外れた右SBに今季初出場のDF阪田澪哉が入った。[スタメン&布陣]
雷雨の影響で約40分間キックオフが遅れた一戦。まずは前半1分、左サイドを駆け上がったDF翁長聖のクロスにFW山田剛綺が飛び込んだが、DF鳥海晃司のカバーに阻まれる。さらに同8分、山見が中央を単独突破し、左サイドに渡すと、翁長がクロスを配給。カバーに入った阪田にヘディングでクリアされた。
なおも攻める東京Vは前半17分、FW山田楓喜の縦パスを起点に中盤のスペースでMF齋藤功佑が前を向くと、縦パスが山見に入って左サイドに展開。翁長のクロスに山田剛が反応し、相手のクリアで高く上がったボールをボレーで狙ったが、GKキム・ジンヒョンのファインセーブに阻まれた。
さらに前半21分、中盤で浮き球を拾った齋藤が相手DFラインの背後に高く上げ、これに山見が抜け出すと、右足ミドルシュートがクロスバーに直撃。副審は直後にオフサイドのフラッグを上げたが、際どいタイミングでの抜け出しとなっており、またしても東京Vが惜しいチャンスを作った。
前半30分、東京Vは右サイドを攻め上がったMF稲見哲之のクロスが相手の中途半端なクリアを誘い、こぼれ球を拾った山見のシュートが左ポストを弾く。対するC大阪はなかなかビルドアップでボールを前進させられず、キム・ジンヒョンからのロングキックで敵陣に侵攻を試みるにとどまった。
ところが前半38分、優勢だったはずの東京Vは一つのプレーで追い込まれた。中盤中央で山田楓がFWカピシャーバのふくらはぎに足裏タックルを行い、主審は一旦イエローカードを出したが、そこでVARが介入。山田楓にはレッドカードが出された。その後はC大阪が一方的に攻め込み、右SB起用の阪田が左足ミドルシュートを狙うなど、優勢のままハーフタイムを迎えた。
それでも後半3分、東京Vが先に試合を動かした。スローインを起点としたハイボール攻撃で押し込むと、ペナルティエリア内に突っ込んだMF綱島悠斗がMF奥埜博亮に蹴られてPKを獲得。これを山見が冷静に決めた。山見は前節に続いて2戦連発。前半からのハイパフォーマンスを結果に結びつけた。
東京Vは後半14分、齋藤と山見に代わってMF見木友哉とFW染野唯月を入れ、5-3-1布陣の中盤両脇にエネルギーを追加。一方のC大阪も次々に選手交代を行い、ドリブラーのMF柴山昌也を中心にゴールに迫っていった。
そうして迎えた後半31分、C大阪がついに追いついた。左サイドを一旦深くえぐったところから攻撃をやり直し、MF田中駿汰がスルーパスを送ると、うまく抜け出したのはレオ・セアラ。今季得点ランキング首位を独走するエースが右足で冷静に流し込み、FWアンデルソン・ロペス(横浜FM)を4点差に引き離す今季16点目を決めた。
その後はC大阪が一方的に敵陣で試合を進めたが、アディショナルタイムには途中出場DFジャスティン・ハブナーのヘディングシュートが枠を外れるなど、チャンスを活かせず、そのままタイムアップ。互いに勝ち点1を分け合い、C大阪の連勝は2で止まったが、これで8試合負けなしとなった。
(取材・文 竹内達也)
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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
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