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横浜FM加藤蓮、途中出場直後のファーストタッチでJ1初ゴール「今のサッカーはSBもすごく点を取る」

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DF加藤蓮

[8.24 J1第28節 横浜FM 4-0 C大阪]

 横浜F・マリノスDF加藤蓮は1-0で迎えた後半28分、FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウス、FWエウベルの3人が華麗に絡んだ左サイドのカウンターに合わせ、右サイドを猛然と駆け上がった。

「前にスペースがあったので前に行こうと。ロペスに入った時にロペスから展開してくるかなと思ったけど左に展開して、ワイドのスペースが空いていたので自分が前に行こうという意識を持っていた」

 最後はペナルティエリア左をえぐったエウベルからのグラウンダークロスにワンタッチで反応。後半27分の途中出場からわずか1分後、ファーストタッチで勝負を決めた。

 加藤にとってはこれが横浜FM加入後初ゴールであり、J1リーグ戦での初ゴール。すぐさまサポーターのもとに駆け寄った24歳は「エウベルが素晴らしいボールをくれたので押し込むだけという感じのゴールだったけど、あそこにスプリントしてよかった」と喜びを語った。

 試合に入り切る前のファーストプレーだったが、抜け目ないスプリントは日頃の意識の賜物でもあった。

「まず自分自身、試合に入るときにファーストプレーを意識しているし、ポジティブに前にプレーしようということだったり、競り合いや球際で勝つこと、前にボールをつけることとか普通のプレーでもファーストプレーは意識している。あの場面はアグレッシブに前に走って、その結果がゴールにつながったので本当に良かった」

 明治大卒業後の2022〜23年に過ごした当時J2の東京ヴェルディでも2シーズン合計5得点を挙げており、“点を取れるSB”としての存在価値も見せつける形となった。

「今のサッカーはやっぱりSBもすごく点を取るし、SBでチームの良い悪いが左右されるので、そこで点を取れればチームも勢いづく。マリノスのサッカーはどんどんSBがオーバーラップをかけるし、アグレッシブに攻撃していくのが特徴。自分自身ゴールを取りたい気持ちをもちろん持っていた」

 そこで刺激になっていたのはいずれも今季に入ってミドルシュートで得点を挙げていたDF永戸勝也、DF松原健の存在だ。「永戸選手も松原選手も今季すごく良いゴールを決めている。自分はそういうミドルシュートではないけど、走って点を取りに行くことが自分の武器なのでうまくゴールにつながってよかった」。個性を発揮したゴールに大きな手応えを得た。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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