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優勝争いに食らいつくために…鹿島FW鈴木優磨の実感「もうちょい大胆さは必要。綺麗にやろうとしすぎている」

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FW鈴木優磨

[8.25 J1第28節 東京V 2-1 鹿島 味スタ]

 上位争いをする鹿島アントラーズにとって、痛恨の黒星となった。FW鈴木優磨は「危険なシーンをめちゃくちゃ作れているかといったら、そんなことはなかった」と自身の見解を述べた。

 ボールを保持しながら試合を作った鹿島に対し、ブロックを敷いた東京ヴェルディ。カウンターで反撃に出た東京Vに2失点を喫し、勝ち点を手にすることはできなかった。

 シュート本数、枠内シュート本数も含めてほぼ互角だった。終盤にPKで1点を返したが、鹿島は流れのなかで得点することができず。鈴木は「もうちょい大胆さは必要だと思う」と語る。「最近は特に綺麗にやろうとしすぎている。もうちょい大胆にやっていかないと、そこを見せていかないと、自分たちのやりたいことは出せない。相手もだいぶスカウティングしていると感じているので」。上位に食い込んだからこそ、リーグ後半戦の苦戦を実感していた。

 今夏に移籍した選手や加入した選手が出たことで、戦いながら改めてチーム作りを行っている。再構築しなければいけない部分を理解しながら、鈴木はその難しさを説く。

「チームはどうしても変化してくるもの。そのメンバーそれぞれの良さがあるので、前半戦はまた違った形で積み上げていたと思うが、後半戦はまた変わってくる。そこに対して全員でいいものをもっともっと早く作っていかないと、上位に残って優勝争いするのは難しくなってしまう。監督も言っていたが、一日でなれるわけではないので、そこは練習から見つけていかないといけない」

 31日の次節は京都サンガF.C.と対戦。残留争いに苦しみながら公式戦3連勝と調子を上げている相手だ。「残留争いをしているチームは本当に目の色を変えて球際だったりを戦ってくる。こういう相手に落としているので、僕たちもこの優勝に懸ける思いをしっかり相手にぶつけて、そこでまず上回られないというのが大事」(鈴木)。残り10試合の優勝争いに向け、気持ちを新たにしていた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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