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明日11日に31歳になる鈴木武蔵が感じるプレーと身体の変化、中村俊輔コーチの指導は「想像できなかったこと」

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「練習していてもJ1で戦えるメンバーもいるし、サッカー自体もよくなっている。横浜FCとともに残留できることが可能だと分かっているので、あとはピッチ上で表現するだけだと思います」。J2に降格した札幌からJ1に復帰した横浜FCにやってきたFW鈴木武蔵は、新天地での決意を新たにした。

 明日2月11日の誕生日で、鈴木は31歳になる。「海外とかいろんな経験をしてきたので、残留争いもそうですけど、苦しいときに何をしなければいけないかを分かってきた。今シーズンも苦しい時期があると思うけど、キャプテンとか副キャプテンとか関係なく、僕も言えることをやっていきたい」。自分の立ち位置を十分に理解している。

 自身のプレー面や体調管理の面にも変化が出ているという。「昔は何も考えずにプレーしていたけど、今はこういう状況だったらこういう風に動かないとかを考えるようになった。体調面でもほぼグルテンフリーの製品を取るようにしている。プロテインも飲まない。みんながいいというものでも無知に取る必要はないと思っていて、それで風邪も引かずにコンディションを維持できています」。人間としての落ち着きを感じさせた。

 また想像もしていなかった環境に胸を躍らせている。横浜FCにはコーチとして中村俊輔氏が在籍。日本サッカー界のレジェンドは鈴木にとっても子供のころのヒーローで、「本当に想像できなかったこと。小学校の時にふざけて“中村俊輔右バージョン”って言って(遊んでい)た。そんな人に教えてもらえる思っていなかったので、すごく嬉しい」と目を輝かせる。

 ただ攻撃を牽引しなければいけないという責任感も増している様子。キャンプでは選手間で多くの意見をぶつけ合ったという。「最初のころは攻撃も難しいと感じたけど、だいぶチーム全体として攻撃の部分の形ができてきた。先日やった練習試合でもいい形が出たので、そういうところはすごく楽しみです」。2シーズンぶりのJ1を戦う横浜FCの躍進に、鈴木武蔵の爆発は欠かせないピースとなりそうだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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