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改革元年も「19位で帰ってきただけだ」J2復帰の“RB大宮”が90+7分決勝弾で劇的白星発進!!

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FW藤井一志が決勝ゴール

[2.15 J2第1節 大宮 2-1 山形 NACK]

 レッドブルグループ傘下に生まれ変わったRB大宮アルディージャが、2年ぶりのJ2復帰初陣を劇的な勝利で飾った。

 1-1で迎えた後半アディショナルタイム7分、左CKを起点とした波状攻撃から大卒2年目のFW藤井一志が決勝ゴール。長澤徹監督は「一志は犠牲心の塊。チームのために走りながら点を取る。素晴らしい」と殊勲の23歳をねぎらいつつ、「クラスチェンジして上がってきたので白星はすごく大事。リーグを進んでいく上で、5試合くらい白星が来ないと別の戦いになるので結果が大事だと思っていた」と開幕戦での勝利を喜んだ。

 昨季のJ3を圧倒的な強さで優勝し、2年ぶりに帰ってきたJ2の舞台。欧州名門のライプツィヒザルツブルクを保有するレッドブルグループに経営主体が変わったことで、チーム名に「RB」が加えられ、エンブレム、ユニフォームの色も一新された一方で、ピッチ上では昨季の既存戦力をベースとした選手たちが強さを見せた。

 立ち上がりは厳しい判定基準とピッチコンディションの影響もあり、「ザ・開幕戦」(長澤監督)という固い展開となったが、「ソリッドに進められていたので粘り強くやっていれば何かあると考えてやっていた」と主導権をキープ。そして「開幕戦なので非常に重要視していた」というセットプレーで勝負を決めた。

 前半7分の先制点は、直前に左CKを蹴っていた右利きのMF泉柊椰から左利きの左MF小島幹敏にキッカーを変えたことで、インスイングのボールがDF濱田水輝の頭に合った形。また後半ラストプレーの劇的な決勝点は途中出場のMF谷内田哲平がキッカーを務めた中でもゴール前の連係が機能しており、入念な準備が実ったゴールだったようだ。

 試合後、先制点を決めた濱田は「コーチングスタッフが分析して、用意してくれたサインプレーだったので、自分が最後に点を取ったけど、それまでに一人一人がしっかり役割をこなして取れたゴールだったので、チーム全員のゴールだった」と周囲に感謝。長澤監督も「ディテールが勝負の開幕戦なので、セットプレーを担当している裕介がよく準備してくれた」と島田裕介コーチの尽力をねぎらった。

 試合前、昨季から指揮を執る長澤監督は“J2昇格組”ゆえのチャレンジャー精神を強調し、選手たちをピッチに送り出していたという。

「ミーティングで言ったのは、2年前に19位で落ちたので19位で帰ってきただけだと。こうして皆さんが注目してくださったり、RBがしっかりサポートしてくれたりという体制はあるが、そこは勘違いせずにということで。元に戻ったポジションからどう戦っていくかということで山形に挑戦しようと伝えました」(長澤監督)

 この日のNACK5スタジアムにはJ1時代の2016年以来10年ぶりとなる1万3千人以上の観客が来場。選手たちはレッドブルカーに先導されたバスでスタジアム入りし、試合前には元リバプール監督で現在はレッドブルグループのグローバルサッカー部門責任者を務めるユルゲン・クロップ氏が「ファーストピッチセレモニー」を行う豪快な開幕戦開催となったが、ピッチ上では昨季から地道に積み上げてきた堅実なサッカーで勝ち点3を掴み取った格好だ。

 試合後、長澤監督は「しっかりと反省する部分は反省して……」と前置きしつつ、続くシーズンへの決意を語った。「自分たちの立ち位置はしっかり決まっている。ボールを持ってポゼッションしまくるわけでもなく、ドン引きしてカウンターをするわけでもなく、我々はRBなのでボールを奪いに行って、必要であれば早く攻めるし、必要であればボールを握る。第3の立ち位置をしっかりと構築していく。今日は立ち位置を確認できたので、自分たちのスタイルでしっかりと進んでいきたい」。改革元年、“快進撃”は始まったばかりだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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