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抜擢デビューの横浜FC新人・駒沢直哉…メンバー外の悔しさ、周囲の支え、指揮官の期待、そして新たな目標と真価発揮へ

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MF駒沢直哉

[3.15 J1第6節 横浜FC 2-0 C大阪 ニッパツ]

 得点を増やすべく起用された2シャドーは、ともにこの試合が初先発となった。横浜FCの大卒ルーキーMF駒沢直哉は開幕6試合目で初のメンバー入りを果たし、さらに初スタメン。「アクションを増やすことやハードワークが求められた。すごくきつかったけど、最低限やれることはできたという実感はある」と振り返った。

 横浜FCは前節終了時点で1勝3敗1分。さらに得点でいうと、勝利した第2節・ファジアーノ岡山戦の1得点のみと、攻撃面で大きな課題が出ていた。流れを変えるべく起用されたのは2シャドーの2選手。駒沢と、今月3日にガンバ大阪から加入したMF山田康太がともに初スタメンでコンビを組んだ。

 推進力と起点になる動きで前線を駆け抜けた。山田との2シャドーの関係性も練習試合でテスト済み。駒沢は「康太くんはすごく器用でうまいタイプなので、自分に合わせてくれる。逆に、康太くんに食いついたところは自分が背後を狙う関係性だった」と説明。山田も「すごくいい選手。機動力があるので生かしていきたい」とプロデビュー戦のルーキーを称えていた。

 駒沢は前節までメンバー入りもしておらず、今節初めてメンバー入りし、さらにスタメンを飾った。開幕から1か月が経ち、試合に絡めない不安と悔しさに苦しみながらも準備を続ける日々。大きな支えは頼れるチームメイトだった。

「悔しい思いはしていたけど、先輩方が練習やプライベートのときも自分に常に期待をしてくださって、可愛がってもらえていたなかで、自分がやらないといけないというのはすごく感じていた」

 期待に応えるにはピッチで奮闘するのみ。前節・FC町田ゼルビア戦後の練習試合ではゴールという結果も残した。四方田修平監督も「非常いいアピールをしていた」と起用の経緯を語る。

「前線の活性化、動きの活性化と、裏への回数を増やしていくというところが、彼(駒沢)のタイプとして一番出せるところでもある」(四方田監督)。チームが求めるポイントと、駒沢の持ち味がマッチして、今回の起用に至った。試合後、四方田監督は会見で「期待していたとおりの彼自身の良さが出たゲームだった」と称賛。その一方で「ただ、彼自身は点を取って行ける選手。まだまだこれから楽しみ」とさらなる活躍にも期待を寄せていた。

 自らを「這い上がってきたような選手」と称する。駒沢はツエーゲン金沢U-18所属時の高校1年次には福井しあわせ元気国体で得点王に輝き、早稲田大進学後も1年次から各リーグの得点ランク上位に入り続けた。真価の得点力を発揮するべく、J1デビューにも満足はしない。

「やっぱり自分の長所は得点力。ゴールを取ること、そのために出場時間を伸ばすこと、スタメンに定着するところを着実に、一歩一歩やっていきたい」。すべてを一気にではなく、一つひとつを着実に。これまで乗り越えてきたからこそ、これからも焦ることなく進んでいく。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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