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両者ネット揺らすも互いにオフサイド…柏vs東京Vはスコアレスドロー

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0-0のドローに終わった

[3.29 J1第7節 柏 0-0 東京V 三協F柏]

 J1リーグは29日、第7節を各地で行い、柏レイソル東京ヴェルディと0-0で引き分けた。開幕4戦を3勝1分と好発進を果たした柏だったが、これで直近3試合勝ちなし(2分1敗)。一方、開幕4戦で1勝3敗だった東京Vはそこから立て直し、3試合負けなし(1勝2分)となっている。

 国際Aマッチウィーク明け最初のJ1リーグ戦。ホームの柏はFW仲間隼斗が6試合ぶり2度目、DF田中隼人が2試合ぶり2度目の先発起用となった。対する東京Vは磐田から今季加入したMF平川怜が今季初先発。FW山見大登が左シャドーで3試合ぶりに先発復帰し、シャドー起用が続いたMF新井悠太が左ウイングバックに降りたことで、MF翁長聖が右ウイングバックに回った。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりから柏がボールを握ったが、東京Vが高い位置から激しいプレッシングを仕掛け、主導権を掴みにかかった。すると最初のビッグチャンスは東京V。前半11分、柏の縦パスの息が合わなかったところをDF谷口栄斗がインターセプトすると、そのまま持ち上がって右足を振り抜く。鋭いミドルシュートがGK小島亨介の手をかすめてクロスバーを叩いた。

 柏はここまで全試合先発のMF熊坂光希が平川に捕まっており、中央を使ったビルドアップが機能しない。それでも前半23分、小島のキックからMF小屋松知哉が左大外で前を向くと、仲間がカットイン。MF小泉佳穂が左足シュートを放ち、ようやく攻撃を完結させたが、これは相手にブロックされた。

 さらに柏は前半24分、MF原川力の右CKがマイナス方向に渡ると、ゴール前で待っていたDF原田亘のミドルシュートは枠外。同26分、東京Vは空中戦でFW染野唯月が頭で落とし、FW木村勇大がドリブルで突破しようとしたが、田中のスライディングブロックに阻まれた。その後は一進一退の攻防が続く中、互いの守備が上回って0-0のままハーフタイムを迎えた。

 すると後半開始時、柏のリカルド・ロドリゲス監督がさっそく動き、仲間に代わってMF渡井理己を投入。さらに同11分、守備の奮闘は目立っていたFW垣田裕暉に代わってFW細谷真大を入れた。直後の13分、柏は原川の左CKに熊坂がヘディングで合わせたが、大きく枠を外れた。

 さらに柏は後半17分、中盤の切り替えが続いたところで前進し、小泉のパスを受けた細谷が相手に倒されながらもボールを残すと、MF久保藤次郎が右サイドを突破。だが、クロスはDF林尚輝に阻まれる。同19分には熊坂、原川の連係で左ハーフスペースを崩し、小屋松がエリア内に走り込んだが、翁長の懸命な戻りでブロックされた。

 やや劣勢が続く東京Vは後半24分、翁長と染野に代わってMF松橋優安とMF福田湧矢を投入。もっともその後は柏の小屋松が次々と松橋を抜き去り、左サイドを圧倒する。すると同31分、柏は小泉を起点としたカウンターから渡井がスルーパスを送り、小屋松がフリーで最終ライン裏へ。最後はGKをかわして左足でネットを揺らした。だが、ここはわずかにオフサイド。東京Vは平川の冷静なラインアップが光った。

 東京Vは後半36分、山見に代わってMF稲見哲行を右ウイングバックに入れ、松橋を右シャドーに移す。すると同39分、左シャドーに回っていた福田が原田からボールを奪い、絶好のチャンス。だが、横パスを受けた木村のシュートはDF古賀太陽にブロックされ、脅威とはならず。一方の柏も同41分、細谷が左足シュートを狙うもGKマテウスのスーパーセーブに阻まれた。

 そうして迎えた後半42分、東京Vは平川の左CKをファーサイドで綱島が頭で折り返すと、谷口がゴール前で押し込む。だが、副審はここでオフサイドの判定。VARチェックによって長い時間を要したが、判定は変わらなかった。そのままタイムアップ。0-0のドローで勝ち点1を分け合った。

(取材・文 竹内達也)

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
竹内達也
Text by 竹内達也

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