beacon

左膝負傷から先発復帰の湘南MF池田昌生「僕としてはやることは明確なので実行するだけ」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

力強い競り合いを見せるMF池田昌生

[4.2 J1第8節 川崎F 2-0 湘南 U等々力]

 頼れる男が帰ってきた。湘南ベルマーレは川崎Fとの第8節で、昨季32試合に出場していたMF池田昌生が今季初先発。開幕3連勝の後、4試合勝ちなしが続いていたチームの攻撃には停滞感が漂い、ボールが入る回数は少なかったが、前半30分には持ち前の推進力を活かして惜しいシュートを放つなど上々の先発復帰戦となった。

 池田はシーズン開幕前の1月下旬に左膝前十字靭帯不全損傷のケガを負い、3月中旬に練習復帰を果たしたばかり。もし全損傷していれば手術を要するような部位ではあるが、損傷度が軽かったため早期回復に至り、前節・清水戦(●0-3)の後半30分から実戦復帰していた。

 この日の湘南は前節から中3日、次節まで中3日の連戦中とあり、先発メンバーを一部入れ替えて臨んでいたが、洗練されたゾーン守備を敷く川崎Fを相手に「前に進む、ゴールに向かうということができるシーンで横にやったり、後ろでやったりという安牌を選んでしまった」(山口智監督)という課題が露呈。池田やFW福田翔生にボールが入った際は攻撃を加速させられていただけに、積極性を欠いたことが悔やまれた。

 そんな中でも池田は前半30分、右サイドのスローインから果敢にボールを運び、FW鈴木章斗と福田との絡みからDF丸山祐市をかすめる惜しいシュートも披露。その場面については「出して動く、出してゴールに向かうところが自分のプレーの特徴の一つ。それがうまく出たシーンだった」と手応えを感じていたようだが、「相手の陣地でそういう回数をもっと増やしていきたい」とチームの改善点に目を向けていた。

 ここからは昨季同様、自身が先頭に立って戦っていく構えだ。「僕は久々にゲームに出たけど、積み上げてきたものがあるし、ピッチに入ったらやることは明確なので迷いはない。一人でサッカーをしているわけではないし、いろんな組み合わせがあるし、11人でサッカーをしていて相手もいるし、全てがうまくいくわけではないけど、僕としてはやることは明確なのでそれを実行するだけ」。次節・名古屋戦はもう4日後。5試合勝ちなし、3連敗からの脱却へ、起爆剤となるしかない。

(取材・文 竹内達也)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2025シーズンJリーグ特集
竹内達也
Text by 竹内達也

「ゲキサカ」ショート動画

TOP