途中出場から後半ATに同点弾! 柏FW木下康介は「みんながゴールに向かう意識」求める
柏FW
[4.11 J1第10節 FC東京 1-1 柏 国立]
起死回生の同点ゴールだった。柏レイソルの1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム4分、右サイドのスローインからDF原田亘、MF中島舜とパスがわたり、中島は相手の背後に抜けたMF熊坂光希にパスを入れる。熊坂は低い弾道のクロスを入れると、FC東京の選手に当たりながらもボールはゴール前へ。FW木下康介は倒れ込みながらゴールに流し入れ、ゴールネットを揺らす。金曜日の夜に、国立競技場まで駆けつけた柏サポーターは、この日一番の歓声をあげた。
この日も柏が相手よりボールを保持する時間を長くしていたが、試合の終盤まではほとんどチャンスをつくれずにいた。ベンチスタートとなった木下は、後半13分にFW垣田裕暉に代わって1トップに入ったが、外から見ていて「孤立している感じはあった」という。
「みんながゴールに向かう意識がないと、周りに散らばっていっちゃうので。そこはバランスはあると思うんですけど、前の選手が要求してやっていくしかないかなと思います」
試合の終盤には、FW細谷真大、MF中島舜と次々と攻撃的な選手を投入。前に人数をかけることでチャンスを重ねていった。
得点の場面。1点を追いかける展開の最終盤とはいえ、ボランチの熊坂が右サイド深い位置まで飛び出し、ラフにゴール前に入れたことがゴールにつながった。アシストした熊坂は「何か起こればいいかなと思って、早いボールを出ました」と語っている。チームとしては、6試合複数得点から遠ざかっており、2点目が遠いのは、昨シーズンから続く課題でもある。
「むずかしいところですよね。相手が引いて固めて、探り続けるのか、ちょっとラフでも事故を起こすのか。最後の点も結局相手に当たってはいるので。ああいうのって計算できるものではないと思うんで、そこのバランスをうまく図っていくっていうのが、今後に向けて複数点だったり、逆転できる力をつけるためには大事かなと思います」
土壇場で同点に追いついて5戦負けなし(1勝4分)とした柏は、勝ち点を17にのばした。町田、広島と同勝ち点と並んで得失点差で暫定3位につけている。
(取材・文 奥山典幸)
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起死回生の同点ゴールだった。柏レイソルの1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム4分、右サイドのスローインからDF原田亘、MF中島舜とパスがわたり、中島は相手の背後に抜けたMF熊坂光希にパスを入れる。熊坂は低い弾道のクロスを入れると、FC東京の選手に当たりながらもボールはゴール前へ。FW木下康介は倒れ込みながらゴールに流し入れ、ゴールネットを揺らす。金曜日の夜に、国立競技場まで駆けつけた柏サポーターは、この日一番の歓声をあげた。
この日も柏が相手よりボールを保持する時間を長くしていたが、試合の終盤まではほとんどチャンスをつくれずにいた。ベンチスタートとなった木下は、後半13分にFW垣田裕暉に代わって1トップに入ったが、外から見ていて「孤立している感じはあった」という。
「みんながゴールに向かう意識がないと、周りに散らばっていっちゃうので。そこはバランスはあると思うんですけど、前の選手が要求してやっていくしかないかなと思います」
試合の終盤には、FW細谷真大、MF中島舜と次々と攻撃的な選手を投入。前に人数をかけることでチャンスを重ねていった。
得点の場面。1点を追いかける展開の最終盤とはいえ、ボランチの熊坂が右サイド深い位置まで飛び出し、ラフにゴール前に入れたことがゴールにつながった。アシストした熊坂は「何か起こればいいかなと思って、早いボールを出ました」と語っている。チームとしては、6試合複数得点から遠ざかっており、2点目が遠いのは、昨シーズンから続く課題でもある。
「むずかしいところですよね。相手が引いて固めて、探り続けるのか、ちょっとラフでも事故を起こすのか。最後の点も結局相手に当たってはいるので。ああいうのって計算できるものではないと思うんで、そこのバランスをうまく図っていくっていうのが、今後に向けて複数点だったり、逆転できる力をつけるためには大事かなと思います」
土壇場で同点に追いついて5戦負けなし(1勝4分)とした柏は、勝ち点を17にのばした。町田、広島と同勝ち点と並んで得失点差で暫定3位につけている。
(取材・文 奥山典幸)
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