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デビュー戦でPK献上も…成瀬竣平は背中押した柏サポーターに感謝「ポジティブな声はすごくありがたかった」

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2021シーズン以来4年ぶりにJ1でプレーした柏DF成瀬竣平

[4.26 J1第12節 柏 1-1 新潟 三協F柏]

 リーグ戦初出場の機会が巡ってきた。柏レイソルの3バックで右CBのレギュラーを務めるDF原田亘が、前節・湘南戦(○1-0)で負傷交代に。その湘南戦ではDF犬飼智也が代わって入ったが、続く新潟戦ではDF成瀬竣平が先発に抜擢された。ルヴァン杯の2試合ではともに先発していた成瀬は、リーグ戦ではここまで出番はなかった。

 ホーム“日立台”でのデビュー戦、成瀬にいきなり試練が訪れる。前半12分にFW長谷川元希を倒してしまいPKを献上、これをMF小見洋太に決められていきなり1点を追う展開を強いられる。最終的には成瀬がファウルをしてしまったが、柏が自陣でボールを回す際に中盤を厚く守った新潟の守備網にMF熊坂光希が引っかかり、ショートカウンターを受けて追いかける形での守備を強いられたことにPKの要因があった。リカルド・ロドリゲス監督も、チームとしての失点であることを強調する。

「PKの部分に関しては彼のファウルですけれども、彼のミスによってPKを与えてしまったというわけではなく、我々の守備のところが前線からの守備をうまくはめられなかったが故に、低い位置でのプレーが多くなってしまった」

 開始10分あまりでPKを与えてしまう形になったが、チームメイトの声と“日立台”の大声援が成瀬の背中を押した。

「自分が違うチームだった時と全然感覚が違って、サポーターの方の声だったり、ポジティブな声っていうのはすごく自分としてもありがたかったです。PKに絡んでしまったんですけど、その後もチームの選手だけじゃなくて、周りのサポーターの方の声もすごく自分にとっては力になったので、すごくいいスタジアムだなと思いました」

「自分が違うチームだった時」と成瀬が語るのは、2020年の名古屋所属時代だ。17歳でJ1デビューと期待されていた成瀬は、一時期は名古屋で定位置をつかむも、岡山、山形、水戸、長崎への期限付き移籍を経て、昨年12月に下部組織から12年間プレー所属した名古屋との契約が満了に。その後、トライアウトを経て、年明けから柏のキャンプに参加。キャンプでのプレーを経て、正式に契約が発表となったのは、J1開幕直前の2月8日というタイミングだった。

「ある意味、2回トライアウトがあったような感じです。死にものぐるいでがんばりました」と笑みをこぼす。柏に感謝する成瀬は、プレーで恩を返していくつもりだ。4バックのSBとしてならしていたが、3バックを採用する柏では、166cmという身長ながらCBに挑んでいる。柏の右CBは時には相手PAに進入するほど高い位置をとることもあり、成瀬はやりがいを感じているという。

「CBはあんまりやったことはなかったんですけど、柏に合流してからはずっと3枚の右をやっています。そこから自分の違った良さだったり、やっぱり攻撃的なところは特徴だと思うので、すごく今は充実感を感じています」

 試合後、指揮官も「彼の特徴はやはり攻撃的な部分です。そういう意味では攻撃では今日期待通りのプレーを表現してくれていました」と成瀬の攻撃面を評価。24歳のDFは定位置をつかむことができるか。次節は、中2日で古巣・名古屋との一戦を迎える。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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