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「ちょっと緊張しましたけど」DF犬飼智也が古巣戦で柏を救う好プレー

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柏レイソルは9戦負けなしで暫定2位に浮上した

[5.6 J1第15節 柏 1-0 清水 三協F柏]

 ジュニアユース、ユースをプレーし、清水エスパルスのトップチームでプロデビューをはたした古巣戦は、やはり特別な感情がある。柏レイソルでキャプテンマークを巻くDF犬飼智也が清水戦でプレーするのは、鹿島所属時代の2021シーズンのルヴァン杯以来4年ぶりだ。

「育ててもらった思い入れのあるクラブなので、勝ててうれしいです。エスパルスの声援とかチャントで育って聞き馴染みがあるので、心地いい気はしました」と犬飼は白い歯をこぼした。

 ビッグプレーで柏の危機を回避した。1点リードの後半22分、敵陣でDFジエゴが倒されても笛が鳴らず、柏の選手のプレーが一瞬止まったところをMF宇野禅斗に回収されて素早く背後に蹴り出される。FW北川航也が反応するも、ペナルティエリアの外に飛び出したGK小島亨介が相手より先にさわるが、ボールはピッチ中央にこぼれてしまう。これをMF乾貴士がひろってファーストタッチで小島をかわすと、そのままペナルティエリアへ。犬飼はゴールライン上にカバーに入り、DF古賀太陽はボールホルダーと対峙する構図になり、犬飼、古賀と乾、北川という2対2の状況になる。乾にシュートまで持ち込まれたが、低くゴールに向かうボールを犬飼がゴールライン上でクリアして事なきを得た。

「コジ(小島)が出てくれて、太陽が最初引いたんですけど、その後(乾に)アタックしてくれて、自分はゴールカバーをすればいだけだったので。ボールが(ゴールに向かって)転がっているときにちょっと緊張しましたけど(苦笑)」

 午前中から続いた雨によって、ピッチに水が溜まっているところも見られたが、これまで通り最終ラインからボールを保持していくスタイルで戦った柏。

「場所によっては(水が)溜まっているところもあったんですけど、それでも勇気を持ってみんながボールを動かしていたと思います。最後に関しては相手が圧力をかけて来ていたので、ボールを蹴るっていう判断をチームとして取りました」

 終盤には清水に押し込まれる時間が続き、そこではつなぐことよりも長いボールを蹴って相手を押し返すスタイルにシフトした。リードした状態での終盤でも、パスをつないでいくことを「うちの理想」としながらも、臨機応変に戦うことは今シーズンの柏の強みのひとつになっている。

「全部が全部やる必要はないですし、ピッチの状況だったり、相手のやり方だったりで、ウィークポイントを見つけて相手によって変えられるっていうのも自分たちのストロングなところだと思います」

 2度目の連勝を飾り、9試合負けなしとした柏。「まだ成長できるなと思いながら、勝ちながら成長できてるなっていう実感があります」。今シーズン、1stキャプテンを託された犬飼は、力強く語った。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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