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ゴール取り消しで“脱ぎ損”イエローのFC東京ヒアン、後半AT決勝弾後の本音「脱ごうという気持ちもあったけど…」

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FWマルセロ・ヒアン

[5.10 J1第16節 FC東京 1-0 神戸 味スタ]

 FC東京に今季初の2連勝をもたらした。後半アディショナルタイム13分過ぎ、今季加入のFWマルセロ・ヒアンはPKを冷静に決め、2試合連続ゴールで勝利に貢献。「すばらしいスタジアムの中で、この雰囲気の中で、初めてホームゲームで点が取れたということも非常にうれしい」と喜びを語った。

 0-0で迎えた後半アディショナルタイム4分過ぎ、ヒアンはゴールネットを揺らした。だが、直前のプレーで味方がハンドをしており、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェックを経て得点は認められなかった。

「どういう状況か私も見えていなかった。非常にうれしかったけど、残念ながらゴールが取り消された。それは仕方ない」(ヒアン)。

 落ち込めばプレーに影響する。それをわかっていたからこそ、ヒアンはすばやく気持ちを切り替え、最後のチャンスを待った。そしてFC東京は後半アディショナルタイム9分過ぎ、今度は相手のハンドでPKを獲得。キッカーはヒアンが務めた。

「一番考えたことは落ち着こうというところ。あとは神様をいつも信じているので、神様にお祈りしながら、得点を決められたらと思っていた」。そう語るヒアンは相手のGKの読みを逆手に取り、ゴール左隅に決め切る。「蹴る前から(左に)決めていた。もし迷いがあったら違う結果が出たかもしれない。自信を持って蹴った」。ようやく沈めたゴールで、チームは待望の2連勝を果たした。

 サガン鳥栖から期限付き移籍でFC東京に加入した新エースは、ゴールを欲していた。「加入してからの私の思いは、自分がゴールを決めてチームを勝たせるということ。前回の試合、今回の試合とゴールを決めてチームが勝ったことを非常にうれしく思う」。前節の2得点に加え、今シーズン3点目となった。

 サポーターには感謝を述べる。「ゴールで自分もうれしいし、みんなも喜んでいた。自分の名前を叫んでくれて、応援してくれて、まだ加入してから短いけど、私のことを優しく温かく、サポーターがいつも応援してくれている」。味方のハンドでゴールが取り消されたとき、ゴールを決めたヒアンはサポーターのもとに走り、興奮のあまりユニフォームを脱いでいた。主審からイエローをもらったうえに、ゴールは取り消し。自業自得とはいえ“脱ぎ損”になっていた。

 決勝弾の後も、ヒアンはゴール裏に走った。今度は駆け寄ったFW仲川輝人がヒアンのユニフォームをしっかりと抑えていた。ヒアンは「脱ごうという気持ちもあったけど……(笑)」と本音をチラリ。「脱いだらやっぱりイエローになるとわかっていたので、あそこはサポーターの皆さんと喜びました」。状況をしっかりと把握しながら、冷静にサポーターと喜びを分かち合うことを選んだという。

(取材・文 石川祐介)


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石川祐介
Text by 石川祐介

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