鳥取U-18から11人目のトップ昇格!! 名前のとおりに“夢を叶えた”地元出身FW長谷川夢叶が決意「2ケタゴールを取れるような選手になりたい」
在学中の
ガイナーレ鳥取U-18から2026年シーズンにトップチームに昇格することが内定しているFW長谷川夢叶(はせがわ・ゆうと)が、10月30日に在学中の米子松蔭高で記者会見を行った。地元出身の18歳が、名前の漢字そのままに夢を叶(かな)えた喜びなどを語っている。
2007年7月22日生まれ、ガイナーレ鳥取の練習拠点であるオールガイナーレYAJINスタジアムがある鳥取県米子市出身の長谷川は、明道FC、鳥取セリオFCを経てU-15から鳥取のアカデミーでプレーし、U-18に昇格した。昨年度に2種登録選手として天皇杯の県予選である4月の鳥取県サッカー選手権決勝と、5月の天皇杯1回戦で途中出場して公式戦デビュー。今年8月にトップチームへの昇格内定が発表されていた。
会見では「自分の持ち味である結果を出すことにフォーカスして、2ケタゴールを取れるような選手になりたい」と決意のコメント。プロ入り内定の心境を「うれしかったですが、ここからが勝負だな、という気持ちの方が大きい。安心するのではなく、もっと頑張りたい」と語った。
小学校低学年のときに米子市で鳥取の試合を初めて見て、その後はG大阪などでも活躍したFWフェルナンジーニョのプレーが好きだったという。U-15から6年間、鳥取のアカデミーでプレーして「メンタリティー、人との関わり方が成長したと思う。11、12歳のころは周りに厳しい言葉しか掛けられませんでしたが、学年が上がることに良い言葉を掛けられるようになった」と振り返った。
すでにトップチームの練習に参加しており、この日も午前中の練習を終えて午後からの会見に臨んだ。練習でつかんだ手応えとして「シュートが通用すると思う」と挙げた一方、「フィジカルやスピード感に慣れていないので、そこを今年のうちにアジャストできるようにやっていきたい」と課題も認識している。
鳥取U-18の選手は全員が同校に通っており、長崎成輝校長は「こうやって夢をかなえていく長谷川くんのような生徒がいることは、夢を持っている他の生徒の『頑張っていこう』という思いにつながっていっているので、本当に良い影響を与えてもらっている」と評した。3年間担任を務めた北村貴宏教諭は、野球部の応援に来た際、試合後に率先して応援グッズの片付けなどをしていたことや、まだ進路が決まらない時期に『プロになるならガイナーレがいい』と話していたエピソードなどを紹介し、「トップチームで試合に出て活躍することを期待している」とエールを送っている。
U-18からトップチームに昇格したのは長谷川が11人目で、鳥取の遊馬将也スポーツダイレクターは「足元の技術はもちろん、ゴールに向かう姿勢や、シュートの精度を評価している。負けん気も強く、トップチームの既存の選手ともバチバチやり合っている。このクラブに力を貸してくれる選手だと思って昇格を決めた」とコメント。畑野伸和アカデミー統括兼U-18監督も「キックがうまく、この3年間でユースでも一番多く得点を決めている。昇格しても得点に関わることができる選手になってほしい」と期待を寄せた。
(取材・文 石倉利英)
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2007年7月22日生まれ、ガイナーレ鳥取の練習拠点であるオールガイナーレYAJINスタジアムがある鳥取県米子市出身の長谷川は、明道FC、鳥取セリオFCを経てU-15から鳥取のアカデミーでプレーし、U-18に昇格した。昨年度に2種登録選手として天皇杯の県予選である4月の鳥取県サッカー選手権決勝と、5月の天皇杯1回戦で途中出場して公式戦デビュー。今年8月にトップチームへの昇格内定が発表されていた。
会見では「自分の持ち味である結果を出すことにフォーカスして、2ケタゴールを取れるような選手になりたい」と決意のコメント。プロ入り内定の心境を「うれしかったですが、ここからが勝負だな、という気持ちの方が大きい。安心するのではなく、もっと頑張りたい」と語った。
小学校低学年のときに米子市で鳥取の試合を初めて見て、その後はG大阪などでも活躍したFWフェルナンジーニョのプレーが好きだったという。U-15から6年間、鳥取のアカデミーでプレーして「メンタリティー、人との関わり方が成長したと思う。11、12歳のころは周りに厳しい言葉しか掛けられませんでしたが、学年が上がることに良い言葉を掛けられるようになった」と振り返った。
すでにトップチームの練習に参加しており、この日も午前中の練習を終えて午後からの会見に臨んだ。練習でつかんだ手応えとして「シュートが通用すると思う」と挙げた一方、「フィジカルやスピード感に慣れていないので、そこを今年のうちにアジャストできるようにやっていきたい」と課題も認識している。
鳥取U-18の選手は全員が同校に通っており、長崎成輝校長は「こうやって夢をかなえていく長谷川くんのような生徒がいることは、夢を持っている他の生徒の『頑張っていこう』という思いにつながっていっているので、本当に良い影響を与えてもらっている」と評した。3年間担任を務めた北村貴宏教諭は、野球部の応援に来た際、試合後に率先して応援グッズの片付けなどをしていたことや、まだ進路が決まらない時期に『プロになるならガイナーレがいい』と話していたエピソードなどを紹介し、「トップチームで試合に出て活躍することを期待している」とエールを送っている。
U-18からトップチームに昇格したのは長谷川が11人目で、鳥取の遊馬将也スポーツダイレクターは「足元の技術はもちろん、ゴールに向かう姿勢や、シュートの精度を評価している。負けん気も強く、トップチームの既存の選手ともバチバチやり合っている。このクラブに力を貸してくれる選手だと思って昇格を決めた」とコメント。畑野伸和アカデミー統括兼U-18監督も「キックがうまく、この3年間でユースでも一番多く得点を決めている。昇格しても得点に関わることができる選手になってほしい」と期待を寄せた。
(取材・文 石倉利英)
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