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百年構想リーグのPK戦を初視察…W杯で雪辱期する森保監督「2つ、3つはPKで勝っていくくらいの準備を」

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百年構想リーグ

[2.7 J1百年構想EAST第1節 FC東京 1-1(PK5-4) 鹿島 味スタ]

 日本代表森保一監督が7日、J1百年構想リーグ開幕節の鹿島アントラーズFC東京戦を視察した。この一戦は1-1で規定の90分間を終えたため、Jリーグでは1998年以来28年ぶりとなるPK戦を実施。5人全員が成功したFC東京が勝利し、「勝ち点2」を獲得した。

 シーズン移行に伴って2026年上半期のみで行われる百年構想リーグでは今年6〜7月の北中米W杯を見据え、引き分けの場合はPK戦で決着をつけるレギュレーション。PK戦に敗れた場合、引き分けと同じ勝ち点1にとどまる一方、PK戦に勝利すると勝ち点2を得られる仕組みだ。

 日本代表はこれまで2010年の南アフリカW杯、22年のカタールW杯とそれぞれ決勝トーナメント1回戦でPK戦を戦い、いずれも敗戦。苦手のPK戦を克服すべく、まずはJリーグから改革に乗り出した格好だ。

 この日の試合後、報道陣の取材に応じた森保監督は実際にPK戦を目の当たりにし、「JリーグがPKまで導入してくださって、我々日本代表がW杯で戦って行くことも想像していただいて、PK戦でまた一つ勝って世界の高みを目指していくところに繋げていただいている意図を感じさせていただいて嬉しく思った」と心境を口にした。

 日本代表はベスト16敗退に終わったカタールW杯クロアチア戦以降、24年初旬のアジア杯でPK戦に備えていたものの、PK戦を戦わないままベスト8で敗退。北中米W杯では3年半越しにのPK戦を戦う可能性がある。

 森保監督は「限られた活動期間の中でPKの練習も取り入れているし、アジア杯ではPK戦という機会には至らなかったが、アジア杯でもPK戦になった場合ということで準備していた。全てはW杯で勝つため。オープンプレーで勝つことに重きを置きながらもPK戦で勝っていくというところも積み上げてこられているので、JリーグのPK戦も参考にさせてもらいながら代表の力にさせてもらいたい」と先を見据える。

 W杯本大会では1990年大会でアルゼンチンがPK戦で2勝して以降、長らく一つの大会で複数のPK戦を勝ったチームはなかったが、2018年ロシア大会ではクロアチアがPK戦を2勝し、準優勝。クロアチアは前回大会でも日本とブラジルに連勝した他、アルゼンチンも2度のPK戦を制して世界一に輝いており、PK戦の重要性は高まりつつある。

 森保監督はこうした流れについて「まずはオープンプレーのクオリティーを上げることが絶対的に大切。PK戦に囚われてオープンプレーがおろそかになり、結果的に90分間で勝つことができない。延長戦で勝つことができないということにならないように戦術的な幅を持っていかなければならない」という点を強調しつつも、次のように語った。

「次のW杯は前回よりも(決勝まで)1試合多くなるし、疲労度も高くなってくるので、最後に決定打が出ずにPKまでもつれ込むことも大いに考えられる。W杯優勝を目標にしているなか、2つ、3つはPKで勝っていくくらいの準備をして臨まなければならない。それくらいに勝負の上では重要なポイントだと思っている」。Jリーグでの試みにも刺激を受けながら、PK戦でのリベンジにも期待したいところだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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