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プロ初先発初アシストも無得点に「悔しさの残る結果」…阪南大→大宮ルーキーFW松井匠は今後も「自分が出てチームを勝たせる」

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FW松井匠

[2.21 J2・J3百年構想EAST-B第3節 大宮 6-0 福島 NACK]

 大卒ルーキーが初のスタメン起用に応えた。RB大宮アルディージャのFW松井匠は0-0で迎えた前半11分、FW杉本健勇からのパスを右サイドに開いて受けると、鋭いドリブル突破からマイナス方向へのクロスを配球。フリーで受けたMF小島幹敏が左足でゴール右隅に突き刺し、松井には初アシストがついた。

 この日は4-3-1-2の2トップ起用だったが、大学時代はサイドが主戦場。プロの相手に対しても身体能力と駆け引きの両面で上回っていた。「もともとはサイドの選手なのでクロスのところはマイナスに出したら入るというのは感覚としてある。あの感じは良かった」。2トップの相棒の杉本、トップ下のFW山本桜大がいずれもストライカータイプだからこそ、サイドにも流れられる松井の動き出しが効いていた。

 阪南大から今季大宮に加入し、開幕2試合はいずれも途中出場。「練習試合でも良さを出すことを意識してやっていた」というアピールの結果、初戦は1分間、2試合目は17分間と着実にプレータイムを伸ばし、3試合目にして先発の座を掴み取った。その一戦で初アシスト。定着に向けてもアピールとなったが、満足はしていなかった。

「アシストも嬉しいけど、得点のチャンスがあったので決めたかった」。前半9分には波状攻撃からペナルティエリア左に侵入し、決定的なシュートを放ったが、川崎Fで数々のタイトルを獲得してきたGKチョン・ソンリョンがスーパーセーブ。得点という結果を残すことはできなかったことが心残りだった。

「自分が背後への動きとか、相手の裏のスペースを取るところは求められていて、何回か右サイドの裏を取るシーンは多かったけど、結局は最後に点を取ることが仕事なので、その部分ではちょっと悔しさの残る結果になった。チャンスがあっただけに決めたかった」。プロの舞台で生き残るだけでなく、より大きな飛躍を遂げるため、自らに高いハードルを課している。

 フィニッシュワーク以外の部分でも真摯にレベルアップを目指している。持ち前の基礎能力に関しては「自信がある」という松井だが、現在の課題は大宮が志向するプレッシングスタイルの土台となる“連続性”にあるという。

「スピード、力強さ、ドリブルは武器でもあるし、そこは自信を持って武器と言えるけど、まだ頭が止まる時間が多い。ずっと連続して考えて、頭を止めないところはまだ他の人と差があるところだと思う。守備で連続で追うところも求められているし、結局は良い守備から自分たちの攻撃が始まるので、連続した守備をするためにも予測は大事。そこで頭を止めないところは今の課題だと思っている」

 プロレベルのスピード感や連続性に順応するためにも、まずは実戦でのプレータイムを延ばしたいところ。そのためにも限られた時間での結果が重要。期待の大卒ルーキーは「自分が出てチームを勝たせるという強い気持ちがあるので、そこはブラさずに。自分がベンチで満足することなく、スタメンで出て、得点・アシストでチームを勝たせることをブラさずにやっていきたい」という強烈な決意を胸に、結果を出し続けていく。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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