“同い年”長友佑都にエール送った浦和GK西川周作、“後輩GK”鈴木彩艶の初W杯にも笑み「必ず活躍してくれる」
[5.16 J1百年構想EAST第17節 浦和 0-0(PK9-10) FC東京 埼玉]
何度もシュートを阻んだ。それでも勝利には届かなかった。浦和レッズGK西川周作 はJ1百年構想リーグ第17節のFC東京戦で、90分間にわたって再三のビッグセーブを披露。PK戦でも2本を止める執念を見せたが、13人目までもつれた激闘の末に力尽きた。
ただ、敗れはしたものの、ベテラン守護神の存在感は際立っていた。見せ場のひとつはPK戦でFC東京の9人目に出てきた元浦和のDFアレクサンダー・ショルツのキックを止めたシーン。「PK(練習)で全部決められていたので嫌な相手。でもきょうは蹴られる時には余裕を持って対応できた」と振り返った。
自身もキッカーとして成功している。過去にAFCチャンピオンズリーグFCソウル戦でPKを失敗した経験があり、「ソウルの経験が今日生きた。失敗を成功に持っていくことは非常に大事」と語った。現在の浦和は守備が安定し、ここ5試合で4度のクリーンシート。西川は「勝ちパターン、失点を抑えていくパターンがチームとして現れ始めている」と手応えを口にする。
そんな西川が試合後に視線を向けたのは、前日に発表された北中米W杯の日本代表メンバーだ。かつて浦和でともにプレーしたGK鈴木彩艶(パルマ)が、初のW杯メンバー入りを果たした。
「世界で彼の力を見せてもらいたい」
そう期待を寄せた西川は、彩艶が海外でも自身の言葉を大切にしてくれていることを知ったと言い、目を細めた。
「浦和時代に言った『キーパーが1試合で3回止めればチームは勝てる』という言葉を忘れずに頑張ってくれていると聞いて、まだ僕のことを覚えてくれてたんだなって嬉しかったです」
西川自身もW杯の舞台を知る男だ。2014年ブラジル大会のメンバーに選出。大会直前の米国合宿中にはフロリダ州タンパで行われたザンビアとの親善試合に先発してチームは4-3で勝利した。しかし、GKとして3失点は痛恨で、本大会で出場機会は訪れなかった。
「僕の場合はベンチから見ながら、タッチラインの向こう側の景色っていうのは想像以上のものなんだろうなと思った大会でした」。ピッチに立てなかった悔しさと、世界最高峰の空気を肌で感じた経験。その両方を知るからこそ、彩艶への言葉には実感がこもる。
「彩艶はその一歩を踏み出してくれると思う。向こうのピッチでいろんなプレッシャーを感じながらも、それを力に変えられる選手。彼はポジティブで真面目なので、必ず活躍してくれると思います」
西川はさらに、同じ1986年生まれのDF長友佑都(FC東京) が5度目のW杯代表選出を果たしたことにも刺激を受けている。西川と長友は同世代として日本のサッカーシーンを盛り上げてきた仲間。ともにブラジルW杯を経験した戦友でもある。
試合後には、長友とも会話を交わした。「佑都には頑張ってきてねって話しましたし、佑都から『お前しぶといな』って言われた」と笑顔で明かした。「(長友の)頑張りは昔から知っていますし、どういう人かも知っている。チームをまとめて、今まで見たことのない世界に導いてほしい」とエールを送っていた。
(取材・文 矢内由美子)
●Jリーグ百年構想リーグ特集
▶お笑いコンビ「ヤーレンズ」がサッカーをしゃべり倒すポッドキャスト「ボケサカ」は毎週金曜配信
何度もシュートを阻んだ。それでも勝利には届かなかった。浦和レッズGK西川周作 はJ1百年構想リーグ第17節のFC東京戦で、90分間にわたって再三のビッグセーブを披露。PK戦でも2本を止める執念を見せたが、13人目までもつれた激闘の末に力尽きた。
ただ、敗れはしたものの、ベテラン守護神の存在感は際立っていた。見せ場のひとつはPK戦でFC東京の9人目に出てきた元浦和のDFアレクサンダー・ショルツのキックを止めたシーン。「PK(練習)で全部決められていたので嫌な相手。でもきょうは蹴られる時には余裕を持って対応できた」と振り返った。
自身もキッカーとして成功している。過去にAFCチャンピオンズリーグFCソウル戦でPKを失敗した経験があり、「ソウルの経験が今日生きた。失敗を成功に持っていくことは非常に大事」と語った。現在の浦和は守備が安定し、ここ5試合で4度のクリーンシート。西川は「勝ちパターン、失点を抑えていくパターンがチームとして現れ始めている」と手応えを口にする。
そんな西川が試合後に視線を向けたのは、前日に発表された北中米W杯の日本代表メンバーだ。かつて浦和でともにプレーしたGK鈴木彩艶(パルマ)が、初のW杯メンバー入りを果たした。
「世界で彼の力を見せてもらいたい」
そう期待を寄せた西川は、彩艶が海外でも自身の言葉を大切にしてくれていることを知ったと言い、目を細めた。
「浦和時代に言った『キーパーが1試合で3回止めればチームは勝てる』という言葉を忘れずに頑張ってくれていると聞いて、まだ僕のことを覚えてくれてたんだなって嬉しかったです」
西川自身もW杯の舞台を知る男だ。2014年ブラジル大会のメンバーに選出。大会直前の米国合宿中にはフロリダ州タンパで行われたザンビアとの親善試合に先発してチームは4-3で勝利した。しかし、GKとして3失点は痛恨で、本大会で出場機会は訪れなかった。
「僕の場合はベンチから見ながら、タッチラインの向こう側の景色っていうのは想像以上のものなんだろうなと思った大会でした」。ピッチに立てなかった悔しさと、世界最高峰の空気を肌で感じた経験。その両方を知るからこそ、彩艶への言葉には実感がこもる。
「彩艶はその一歩を踏み出してくれると思う。向こうのピッチでいろんなプレッシャーを感じながらも、それを力に変えられる選手。彼はポジティブで真面目なので、必ず活躍してくれると思います」
西川はさらに、同じ1986年生まれのDF長友佑都(FC東京) が5度目のW杯代表選出を果たしたことにも刺激を受けている。西川と長友は同世代として日本のサッカーシーンを盛り上げてきた仲間。ともにブラジルW杯を経験した戦友でもある。
試合後には、長友とも会話を交わした。「佑都には頑張ってきてねって話しましたし、佑都から『お前しぶといな』って言われた」と笑顔で明かした。「(長友の)頑張りは昔から知っていますし、どういう人かも知っている。チームをまとめて、今まで見たことのない世界に導いてほしい」とエールを送っていた。
(取材・文 矢内由美子)
●Jリーグ百年構想リーグ特集
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