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神戸が異例の処分内容見直し請求…トゥーレル2試合出場停止に“弁明手続き”も覆らず「大変残念」

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DFマテウス・トゥーレル

 ヴィッセル神戸は11日、7日の試合で退場処分となったDFマテウス・トゥーレルについて、声明を発表した。

 トゥーレルは7日のルヴァンカップ準々決勝第2戦・横浜FC戦に先発すると、前半26分に相手選手にタックルしたことでレッドカードを受けた。

 9日にはJリーグがトゥーレルの処分を発表した。日本サッカー協会(JFA)の競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、トゥーレルが過剰な力でタックルした行為が「著しい反則行為」に該当するとして、2試合の出場停止処分と罰金20万円の処分内容を伝えていた。

 しかし、クラブは公式サイトを通じて意見を表明。トゥーレルのファウルは認めつつも「著しく不正なプレー」と判断されたことに「弊クラブ内での認識と隔たりがあると感じております」と述べた。

「退場処分を受けた当該プレーは、相手選手に遅れてスライディングをしたことに対し、著しく不正なプレーと判断され、トゥーレル選手にレッドカードが提示されました。弊クラブにおいても映像を確認したところ、確かにスピードを伴って遅れてスライディングしたことにより、ファウルがあったことは間違いありません。しかしながら、トゥーレル選手も咄嗟に足裏を地面につけることで相手を蹴りつけたり、踏みつけることを避けており、このプレーを『著しく不正なプレー』と判断されたことは、弊クラブ内での認識と隔たりがあると感じております」

 神戸はJリーグ規律委員会規程に基づいて、処分決定に対する弁明手続きを実施。処分内容の見直しを請求したという。

 だが、その結果も当初の決定は覆らず。改めて当該プレーは「著しく不正なプレー」と認定され、2試合出場停止処分と罰金20万円の内容も確定した。優勝争いをしている3位・神戸は12日の次節で2位・柏レイソルとの大一番が控えている。「2試合の出場停止は非常に重い処分だと受け止めており、大変残念に思っております」と伝えた。

 処分が確定したうえで、神戸は改めて意見を述べている。

「今回の事象を受け、改めてサッカーにおける判定の透明性と信頼性向上が極めて重要であると考えております。特にVARが導入された現代サッカーにおいては、観客の皆さまやプレーしている選手が、判定の根拠をより深く理解できる環境整備が不可欠であり、これにより、判定に対する不信感を払拭し、サッカーの魅力をさらに高めることができると信じております」

「今後につきましても、Jリーグの秩序と規律を尊重しつつ、日本サッカー界の発展のため、一層の努力を重ねていく所存です」

「引き続き、ヴィッセル神戸への温かいご支援とご声援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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