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初の全国はGL敗退も…4度のPK戦を制して清水Jrユース三島の歴史を塗り替えた主将MF興梠学「勝負弱さがなくなった」

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MF興梠学

[8.17 クラセンU-15 札幌ジュニア 1-5 清水Jrユース三島 厚別サブ]

 清水エスパルスジュニアユース三島は得失点差で1ポイント足りず、グループリーグ敗退が決まった。全国大会初出場としてチームの歴史に新たな1ページを刻んだ主将MF興梠学(3年)は「今日は得点が必要だった中でもっとチームとして点を取りたかった」と唇を噛みつつ、予選から全国大会を通して勝負弱さを払拭できたことを示した。

 興梠は初戦が途中出場、2戦目は先発出場となって3戦目の札幌ジュニアFC U-15戦はベンチスタート。ボランチやトップ下を主戦場とする中で「得点が必要だったので得点のところと失点をしないところをコーチから言われました」と後半アディショナルタイムの直前からピッチに入った。短い出場時間の中でパスカットから前線に繋いでチャンスの起点となる場面もあったが、チームは追加点を奪えずにタイムアップ。5-1の快勝を収めつつも決勝トーナメントにはわずかに届かなかった。

 試合終了時点では突破可否が確定していなかったものの、興梠はゴールに絡めなかったことに悔しさを示す。2戦目では難しいバウンドを処理できずに失点を喫した場面もあり、「失点に絡んでしまったりとあまり良くないプレーが続いてしまっていたので絶好調とは言えないです」と大会を総括した。

 それでも、チームとして初めての全国大会出場を導いたことは大きな経験になったはずだ。興梠は辻本茂輝氏(前U-14チーム監督)から主将の役割を任されたといい、「自分を信じてキャプテンにしてくれた。キャプテンになったからにはこのチームを引っ張らないといけないと思いますし、自分が先頭に立ってやらなきゃいけないという思いが強まりました」。リーグ戦では好不調の波が激しかったことを示しつつも、クラブユース選手権の県予選以降は「勝負弱さがなくなった」とチーム力の高まりを感じた。

 実際、清水Jrユース三島は予選でPK戦を4回制する勝負強さを発揮。興梠はキャプテンの立場から「練習からひとりひとりが全力で取り組んで、試合に対しての気持ちというのも全員がすごい熱量でやっていたと思います」と振り返り、「練習を全力で取り組めてみんなコミュニケーションを取れているので、そういうところもこのチームの強みかなと思います」と胸を張った。

 また、キャプテンを務める中で不調時のチームの立て直し方に難しさを感じているというが、2連敗となった今大会では「北海道に来て浮かれている部分もひとりひとりにあったので、チーム全員で食事の後に話し合ったりとかやってきました」と興梠。取り組んできた成果を最終戦の快勝で示す形となった。

 初の全国大会で得た経験は「良いチームとやれたので、リーグ戦の中でも自分たちが(県リーグ)トップに行かないといけないという強い気持ちを持って取り組んでいくのが大切」と今後に生かしていく構え。そのために興梠は「個人としてこのチームを引っ張ったりするところとか、自分の弱さをもっと改善しないといけないと思いますし、チームとしてももっとやらないといけない」と力を込めた。

 目標とするのはMF大島僚太のようなゲームメイカー。興梠はキックの正確さを武器にさらなる成長を誓い、プロサッカー選手の夢に向かって鍛錬を重ねていく。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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