[U-15関東1部]祖母の初来場マッチで同点ヘッド!! ブラジルでW杯予選見た浦和JrユースDF森井琉生「世界でも活躍できる選手になりたい」
[9.27 U-15関東1部第15節延期分 浦和Jrユース 1-1 鹿島Jrユース レッズランド]
浦和レッズジュニアユースのDF森井琉生(3年)がゴール前で空中戦の強さを発揮し、同点ゴールを奪った。全国3位やブラジルでの選抜活動を経験したセンターバックは自身の武器や課題を再確認し、さらなる成長を目指す。
浦和Jrユースは鹿島アントラーズジュニアユース戦の前半でなかなか勢いづかなかった。最終ラインからチームを見た森井は「相手がロングボールを結構蹴ってきたんですけどCBに蹴られないような守備の行き方ができていなかったし、背後のケアもあまりできていなくて一発でピンチを作られたときとかがあった」と振り返り、「細かいところができていなかった」と総括した。
前半29分には森井が相手FW礒部怜夢(2年)にプレスをかけたところで振り切られて失点を許した。森井にとって礒部はU-15 Jリーグ選抜でともにプレーし、「1個下なんですけどスピードやボールタッチがめっちゃ上手くて、戦っていてめっちゃやりづらかったしとても怖い」と最も印象に残った選手。ライバルに苦杯をなめさせられ、「自分がしっかり潰せていれば失点はなかったと思うので、そういうところはしっかりと練習からこだわっていきたいです」と反省した。
それでも後半20分、左CKの場面で森井がMF野口蒼太(3年)からのクロスボールに反応。大外から相手に競り勝ってヘディングシュートを叩き込み、同点ゴールを奪った。森井はもともとCKからの得点を得意としており、最近のセットプレー練習でも決めていたようで「それが試合に出たのでよかった」と頷いた。
何より特別な試合での得点を喜んだ。森井によるとこの日、祖母が初めて試合観戦にきていたという。ちょうど得点した側のゴール裏付近にいたようで、目の前で活躍する姿を見せることができて「めっちゃ嬉しかったです」。もっとも得点後は応援席側にはあまり目を向けず、控えのチームメイトのもとへ一直線。「(祖母へのゴールパフォーマンスは)ちょっと考えたんですけど恥ずかしかったっす(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
浦和Jrユースはその後も攻め込み続けて逆転を目指したが、1-1のままタイムアップ。勝利で高円宮杯出場を実質確定できる試合だっただけに悔しさが残る結果になった。森井は「決め切れるところで決められなかったりして同点でめっちゃ悔しいです」と率直な思いを述べつつ、残り2試合で首位とは勝ち点4差と逆転優勝の可能性が残っていることを受けて「チームとして目指しているのは1位なので、残り2つをしっかり勝って少しでも1位の可能性があれば」と前を向いた。
シーズンも佳境に入る中、森井は8月中旬から9月上旬にかけて大きな経験を得ていた。8月中旬から行われた日本クラブユース選手権では、3年ぶりの出場で全国3位の好成績。ただ準決勝ではヴィッセル神戸U-15に0-4と点差をつけられ、森井は2点ビハインドの後半途中に2枚目の警告で退場した。森井にとっては初めての退場だったといい、「失点していくうちに色々とストレスがたまっちゃって少しプレーが荒くなってしまったので、そういうときにも冷静さを保てるようにしてチームに迷惑をかけないようにしていきたい」と今後の糧にしていく考えだ。
大会後はU-15 Jリーグ選抜活動に参加し、ブラジル開催の第25回日伯友好カップに出場。ボタフォゴとサントスに敗れてグルーリーグ敗退となったが、最終戦のコリチーバ戦ではセットプレーから2点を奪って結果を残していた。ブラジル勢との対戦は「強度、体格、スピードとかが日本とは全然違くて強かった」と森井。それでも「自分なりに試合中に修正できたし点も決められたのでよかった」と手応えを感じる部分もあった様子だ。
また、ブラジル遠征ではブラジルリーグに加えて北中米W杯予選のブラジル代表対チリ代表を生観戦した。聖地・マラカナンスタジアムでワールドクラスのプレーと圧倒的な雰囲気を体感し、「やばかったです。応援とかもめっちゃでかかったし、選手一人一人の質もめっちゃ高くてびっくりしました」と振り返る貴重な経験。DFマルキーニョスのプレーが印象に残るなど大きな刺激を受けていた。
そうした1か月間で「課題とか武器とかは自分でも分かってきた」。空中戦の競り合いや球際、対人守備が武器だと再確認するとともに、スピード面などの身体能力やロングボールの精度、ビルドアップの判断に課題を感じて「練習中も意識するけど、自主練でももっと意識して取り組んで改善できたら良い選手になれるかなと思います」と成長を誓った。
ブラジル遠征を経験した上でも浦和レッズサポーターが作り出す埼玉スタジアム2002の雰囲気は凄まじいものだと感じている。5万3000人が来場した今月20日の鹿島アントラーズ戦にも足を運んだといい、目指す舞台に向けて意識を高め続けているところだ。
森井は「日本代表に入って日本だけじゃなくて世界でも活躍できる選手になりたい」と目標を掲げながら、まずは浦和Jrユースでの残りわずかな期間を全力で過ごす考え。2連覇を目指す高円宮杯に向けて仲間と団結し、「最後まで辛いときがあっても諦めないで1位を取れたら」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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浦和レッズジュニアユースのDF森井琉生(3年)がゴール前で空中戦の強さを発揮し、同点ゴールを奪った。全国3位やブラジルでの選抜活動を経験したセンターバックは自身の武器や課題を再確認し、さらなる成長を目指す。
浦和Jrユースは鹿島アントラーズジュニアユース戦の前半でなかなか勢いづかなかった。最終ラインからチームを見た森井は「相手がロングボールを結構蹴ってきたんですけどCBに蹴られないような守備の行き方ができていなかったし、背後のケアもあまりできていなくて一発でピンチを作られたときとかがあった」と振り返り、「細かいところができていなかった」と総括した。
前半29分には森井が相手FW礒部怜夢(2年)にプレスをかけたところで振り切られて失点を許した。森井にとって礒部はU-15 Jリーグ選抜でともにプレーし、「1個下なんですけどスピードやボールタッチがめっちゃ上手くて、戦っていてめっちゃやりづらかったしとても怖い」と最も印象に残った選手。ライバルに苦杯をなめさせられ、「自分がしっかり潰せていれば失点はなかったと思うので、そういうところはしっかりと練習からこだわっていきたいです」と反省した。
それでも後半20分、左CKの場面で森井がMF野口蒼太(3年)からのクロスボールに反応。大外から相手に競り勝ってヘディングシュートを叩き込み、同点ゴールを奪った。森井はもともとCKからの得点を得意としており、最近のセットプレー練習でも決めていたようで「それが試合に出たのでよかった」と頷いた。
何より特別な試合での得点を喜んだ。森井によるとこの日、祖母が初めて試合観戦にきていたという。ちょうど得点した側のゴール裏付近にいたようで、目の前で活躍する姿を見せることができて「めっちゃ嬉しかったです」。もっとも得点後は応援席側にはあまり目を向けず、控えのチームメイトのもとへ一直線。「(祖母へのゴールパフォーマンスは)ちょっと考えたんですけど恥ずかしかったっす(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
浦和Jrユースはその後も攻め込み続けて逆転を目指したが、1-1のままタイムアップ。勝利で高円宮杯出場を実質確定できる試合だっただけに悔しさが残る結果になった。森井は「決め切れるところで決められなかったりして同点でめっちゃ悔しいです」と率直な思いを述べつつ、残り2試合で首位とは勝ち点4差と逆転優勝の可能性が残っていることを受けて「チームとして目指しているのは1位なので、残り2つをしっかり勝って少しでも1位の可能性があれば」と前を向いた。
シーズンも佳境に入る中、森井は8月中旬から9月上旬にかけて大きな経験を得ていた。8月中旬から行われた日本クラブユース選手権では、3年ぶりの出場で全国3位の好成績。ただ準決勝ではヴィッセル神戸U-15に0-4と点差をつけられ、森井は2点ビハインドの後半途中に2枚目の警告で退場した。森井にとっては初めての退場だったといい、「失点していくうちに色々とストレスがたまっちゃって少しプレーが荒くなってしまったので、そういうときにも冷静さを保てるようにしてチームに迷惑をかけないようにしていきたい」と今後の糧にしていく考えだ。
大会後はU-15 Jリーグ選抜活動に参加し、ブラジル開催の第25回日伯友好カップに出場。ボタフォゴとサントスに敗れてグルーリーグ敗退となったが、最終戦のコリチーバ戦ではセットプレーから2点を奪って結果を残していた。ブラジル勢との対戦は「強度、体格、スピードとかが日本とは全然違くて強かった」と森井。それでも「自分なりに試合中に修正できたし点も決められたのでよかった」と手応えを感じる部分もあった様子だ。
また、ブラジル遠征ではブラジルリーグに加えて北中米W杯予選のブラジル代表対チリ代表を生観戦した。聖地・マラカナンスタジアムでワールドクラスのプレーと圧倒的な雰囲気を体感し、「やばかったです。応援とかもめっちゃでかかったし、選手一人一人の質もめっちゃ高くてびっくりしました」と振り返る貴重な経験。DFマルキーニョスのプレーが印象に残るなど大きな刺激を受けていた。
そうした1か月間で「課題とか武器とかは自分でも分かってきた」。空中戦の競り合いや球際、対人守備が武器だと再確認するとともに、スピード面などの身体能力やロングボールの精度、ビルドアップの判断に課題を感じて「練習中も意識するけど、自主練でももっと意識して取り組んで改善できたら良い選手になれるかなと思います」と成長を誓った。
ブラジル遠征を経験した上でも浦和レッズサポーターが作り出す埼玉スタジアム2002の雰囲気は凄まじいものだと感じている。5万3000人が来場した今月20日の鹿島アントラーズ戦にも足を運んだといい、目指す舞台に向けて意識を高め続けているところだ。
森井は「日本代表に入って日本だけじゃなくて世界でも活躍できる選手になりたい」と目標を掲げながら、まずは浦和Jrユースでの残りわずかな期間を全力で過ごす考え。2連覇を目指す高円宮杯に向けて仲間と団結し、「最後まで辛いときがあっても諦めないで1位を取れたら」と意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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