FC多摩Jrユースは「みんなで」をテーマに初のU-15関東1部残留へ…大宮U15との開幕節を制して白星発進!!
[3.1 U-15関東1部B第1節 FC多摩Jrユース 1-0 大宮U15 NICHIBUN]
2年ぶりに戻ってきた1部で大きな白星発進!! FC多摩ジュニアユースは1日、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2026 関東1部B第1節でRB大宮アルディージャU15と対戦し、1-0の完封勝利を収めた。
U-15関東リーグは今季から再編が行われ、1ブロック10チーム制だった1部はAとBに8チームずつが分かれての2ブロック制に変更。2ブロック10チーム制だった2部は4ブロック8チーム制へと変更された。これに伴って試合数は昨季から4試合減となり、1試合の重みが増す形に。昇格組・FC多摩Jrユースの平林清志監督は「より『負けない』とか『無駄な失点を重ねない』というのが大事になってくるかなと思う」と話す。
その上でFC多摩Jrユースは昇格1年目となる今季、達成すればチーム初だという1部残留を第一目標に掲げる。攻撃的なサッカーが印象的なFC多摩Jrユースだが、まずは守備の意識を徹底。指揮官は「関東1部はレベルが高いのでほんの一瞬の気の緩みやミスが失点になる。みんなで守備のところに共通意識を持って、そして(点を)取られた後も全体的に落ちないように」と伝えて選手を送り出した。
FC多摩Jrユースは前半9分、MF今村誓良(新3年)の好スルーパスで敵陣に入った流れから連続CKのチャンスを迎えると、DF村松拓哉(新3年)のヘディングシュートでゴールに迫る場面を作ったが枠の右に外れた。一方の大宮U15は同11分、右SB高橋征矢(新3年)のクロスのこぼれ球をFW加藤亜輝(新3年)がペナルティエリアに入るところから右足を振り抜いてファーストシュートを放った。
もっとも次第に大宮U15がボールを持ち始める展開となり、FC多摩Jrユースは我慢の時間帯が続く。前半12分には大宮U15左SB中川皇輝(新3年)の浮き球でMF梛山与一(新3年)が抜け出しかけるも、GK前中ヤヒヤ煌星(新3年)が果敢に飛び出してシュート前にキャッチした。


平林監督はある程度ボールを持たれる展開を想定したというなかで「後ろでボールを持たれている分にはいい。(ゴール前に)入ってきたところで良い守備をして、そこから点を取りにいこうみたいなところがテーマだった」。FC多摩JrユースはDF飯田航平(新3年)、DF河野拓志(新3年)、村松の3バックを中心に要求通りの堅い守備を見せるとともに、最終ライン付近での密集や競り合いでボールロストせず前へ持ち出していくシーンも。前半16分には今村が相手のビルドアップミスで高い位置でボールを奪って決定機を迎えたが、シュートは枠の左に逸れていった。
前半18分、大宮U15はMF安住琉星(新3年)がMF伊藤凪央(3年)のリターンを受けてペナルティエリア手前から右足を振り抜くも、相手をかすめたボールは枠の左に流れた。対するFC多摩Jrユースも同33分にキャプテンマークを巻くFW堀川史人(新3年)、今村、MF小野史紋(新3年)が立て続けにシュートを放って先制を狙ったがゴールを奪うには至らなかった。
後半に入ると大宮U15が相次いでチャンスを迎える。開始5分、加藤が左サイドから絶妙なクロスを送るとフリーの梛山がジャンプしながら右足でダイレクトシュートを放ったが枠の上。同7分には高橋のクロスを加藤が頭で合わせたが、ゴールの右へ外れた。さらに同15分、加藤のクロスからMF渡邊惺大(新3年)がヘディングシュートを放つも枠には飛ばせなかった。


FC多摩Jrユースはピンチを迎えつつも「チームで無失点をするために同じ方向に向けていた」(村松)と集中を切らさず、スコアレスを維持。そうして迎えた後半24分、限られたチャンスをものにした。
今村が中央右寄りから前方の小野に渡すと、小野は右斜め前を向く体勢から体を捻ってペナルティエリア左へスルーパス。走り込んだMF稲本龍磨(新3年)が冷静にGKとの1対1を制して先制点を奪った。


飲水タイム前ラストプレーで大きなゴールが生まれたFC多摩Jrユースは再開後、走力のある途中出場FW永井絢斗(新3年)が惜しいシュートを放つ場面も作りながらリードを維持。一方の大宮U15は主将MF安井康真(新3年)が積極的にボールに関わり、右SBの高橋はゴールライン際を突破してチャンスメイクするなどしたものの同点ゴールは生まれなかった。そのままタイムアップを迎え、開幕節はFC多摩Jrユースに軍配が上がった。


平林監督は「ミスしても失点さえしなければ、みんなでカバーしあえばゲームは締まると話していた。タフにやってくれた」と選手を評価。指揮官のほか堀川が「初戦で勝ったのは結構デカい」と話せば村松も「0失点で抑えたことが大きな収穫」と総括するように、1部復帰シーズンの1-0白星発進は自信になった。
FC多摩Jrユースは3年前の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で初の全国制覇を経験。今季の新3年生は優勝の翌年に入ったメンバーだ。今季のチームは「特筆して能力の高い選手がそんなにいるわけではない。個の部分をみんなで補ってボールを繋ぎ、『みんなで』というのが一つテーマ」と平林監督。各選手のアイディアや判断に期待して「みんなで感じ取って攻撃をしてくれ」と述べ、守備だけでなく攻撃面でもチーム一体でゴールを奪う形を目指している。
関東1部に昇格したことで今節のように耐える時間帯が多くなる試合も覚悟する。指揮官は「みんなしんどくなると思うけど、良い形で守備から入れば今日みたいに崩す場面は出てくると思う」と展望。まずは一定の手応えを感じる戦いで1勝を掴んだ。守勢に回り続けるのではなく、チーム一体となって繋いで敵陣に入っていくFC多摩Jrユースらしい攻撃的なサッカーも展開して勝ち点を奪っていく構えだ。
リーグ戦ではチーム初の1部残留を目標にしながら、夏と冬の全国大会で高みを目指していく意気込み。平林監督はこの日ベンチ入りしたDF石井凌平、GK富永凌司、MF道城悠といった新2年生にも期待して「上手く噛み合わせてやっていければ」と開幕したばかりの2026シーズンを見据えた。
(取材・文 加藤直岐)
●高円宮杯U-15リーグ2026特集
▶サッカーの大人気ポッドキャスト!ヤーレンズのボケサカは毎週金曜配信
2年ぶりに戻ってきた1部で大きな白星発進!! FC多摩ジュニアユースは1日、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2026 関東1部B第1節でRB大宮アルディージャU15と対戦し、1-0の完封勝利を収めた。
U-15関東リーグは今季から再編が行われ、1ブロック10チーム制だった1部はAとBに8チームずつが分かれての2ブロック制に変更。2ブロック10チーム制だった2部は4ブロック8チーム制へと変更された。これに伴って試合数は昨季から4試合減となり、1試合の重みが増す形に。昇格組・FC多摩Jrユースの平林清志監督は「より『負けない』とか『無駄な失点を重ねない』というのが大事になってくるかなと思う」と話す。
その上でFC多摩Jrユースは昇格1年目となる今季、達成すればチーム初だという1部残留を第一目標に掲げる。攻撃的なサッカーが印象的なFC多摩Jrユースだが、まずは守備の意識を徹底。指揮官は「関東1部はレベルが高いのでほんの一瞬の気の緩みやミスが失点になる。みんなで守備のところに共通意識を持って、そして(点を)取られた後も全体的に落ちないように」と伝えて選手を送り出した。
FC多摩Jrユースは前半9分、MF今村誓良(新3年)の好スルーパスで敵陣に入った流れから連続CKのチャンスを迎えると、DF村松拓哉(新3年)のヘディングシュートでゴールに迫る場面を作ったが枠の右に外れた。一方の大宮U15は同11分、右SB高橋征矢(新3年)のクロスのこぼれ球をFW加藤亜輝(新3年)がペナルティエリアに入るところから右足を振り抜いてファーストシュートを放った。
もっとも次第に大宮U15がボールを持ち始める展開となり、FC多摩Jrユースは我慢の時間帯が続く。前半12分には大宮U15左SB中川皇輝(新3年)の浮き球でMF梛山与一(新3年)が抜け出しかけるも、GK前中ヤヒヤ煌星(新3年)が果敢に飛び出してシュート前にキャッチした。


果敢な飛び出しでシュートを打たせず
平林監督はある程度ボールを持たれる展開を想定したというなかで「後ろでボールを持たれている分にはいい。(ゴール前に)入ってきたところで良い守備をして、そこから点を取りにいこうみたいなところがテーマだった」。FC多摩JrユースはDF飯田航平(新3年)、DF河野拓志(新3年)、村松の3バックを中心に要求通りの堅い守備を見せるとともに、最終ライン付近での密集や競り合いでボールロストせず前へ持ち出していくシーンも。前半16分には今村が相手のビルドアップミスで高い位置でボールを奪って決定機を迎えたが、シュートは枠の左に逸れていった。
前半18分、大宮U15はMF安住琉星(新3年)がMF伊藤凪央(3年)のリターンを受けてペナルティエリア手前から右足を振り抜くも、相手をかすめたボールは枠の左に流れた。対するFC多摩Jrユースも同33分にキャプテンマークを巻くFW堀川史人(新3年)、今村、MF小野史紋(新3年)が立て続けにシュートを放って先制を狙ったがゴールを奪うには至らなかった。
後半に入ると大宮U15が相次いでチャンスを迎える。開始5分、加藤が左サイドから絶妙なクロスを送るとフリーの梛山がジャンプしながら右足でダイレクトシュートを放ったが枠の上。同7分には高橋のクロスを加藤が頭で合わせたが、ゴールの右へ外れた。さらに同15分、加藤のクロスからMF渡邊惺大(新3年)がヘディングシュートを放つも枠には飛ばせなかった。


大宮U15は後半立ち上がりにチャンスを作った
FC多摩Jrユースはピンチを迎えつつも「チームで無失点をするために同じ方向に向けていた」(村松)と集中を切らさず、スコアレスを維持。そうして迎えた後半24分、限られたチャンスをものにした。
今村が中央右寄りから前方の小野に渡すと、小野は右斜め前を向く体勢から体を捻ってペナルティエリア左へスルーパス。走り込んだMF稲本龍磨(新3年)が冷静にGKとの1対1を制して先制点を奪った。


値千金の先制ゴール
飲水タイム前ラストプレーで大きなゴールが生まれたFC多摩Jrユースは再開後、走力のある途中出場FW永井絢斗(新3年)が惜しいシュートを放つ場面も作りながらリードを維持。一方の大宮U15は主将MF安井康真(新3年)が積極的にボールに関わり、右SBの高橋はゴールライン際を突破してチャンスメイクするなどしたものの同点ゴールは生まれなかった。そのままタイムアップを迎え、開幕節はFC多摩Jrユースに軍配が上がった。


FC多摩Jrユースが白星発進
平林監督は「ミスしても失点さえしなければ、みんなでカバーしあえばゲームは締まると話していた。タフにやってくれた」と選手を評価。指揮官のほか堀川が「初戦で勝ったのは結構デカい」と話せば村松も「0失点で抑えたことが大きな収穫」と総括するように、1部復帰シーズンの1-0白星発進は自信になった。
FC多摩Jrユースは3年前の日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で初の全国制覇を経験。今季の新3年生は優勝の翌年に入ったメンバーだ。今季のチームは「特筆して能力の高い選手がそんなにいるわけではない。個の部分をみんなで補ってボールを繋ぎ、『みんなで』というのが一つテーマ」と平林監督。各選手のアイディアや判断に期待して「みんなで感じ取って攻撃をしてくれ」と述べ、守備だけでなく攻撃面でもチーム一体でゴールを奪う形を目指している。
関東1部に昇格したことで今節のように耐える時間帯が多くなる試合も覚悟する。指揮官は「みんなしんどくなると思うけど、良い形で守備から入れば今日みたいに崩す場面は出てくると思う」と展望。まずは一定の手応えを感じる戦いで1勝を掴んだ。守勢に回り続けるのではなく、チーム一体となって繋いで敵陣に入っていくFC多摩Jrユースらしい攻撃的なサッカーも展開して勝ち点を奪っていく構えだ。
リーグ戦ではチーム初の1部残留を目標にしながら、夏と冬の全国大会で高みを目指していく意気込み。平林監督はこの日ベンチ入りしたDF石井凌平、GK富永凌司、MF道城悠といった新2年生にも期待して「上手く噛み合わせてやっていければ」と開幕したばかりの2026シーズンを見据えた。
(取材・文 加藤直岐)
●高円宮杯U-15リーグ2026特集
▶サッカーの大人気ポッドキャスト!ヤーレンズのボケサカは毎週金曜配信



