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雨中の激闘はPK戦で決着。愛知県がGK岡野の連続セーブで前回王者・広島県を振り切り、ベスト8進出!

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愛知県が準々決勝進出を決めた

[10.4 国スポ少年男子の部2回戦 広島県 0-0(PK2-4)愛知県 ビックレイクC]

 4日、「わたSHIGA輝く国スポ2025第79回国民スポーツ大会」サッカー競技少年男子の部2回戦が行われ、前回大会優勝の広島県と愛知県が激突。愛知県が0-0(PK4-2)で勝ち、準々決勝進出を決めた。

 試合開始前から降り続いていた雨が強さを増し、天然芝ピッチのところどころに水たまりができる中での強豪対決。広島県は広島ユース、愛知県は名古屋U-18の選手がそれぞれ9選手先発した。

 立ち上がり、広島県はDF富田雅翔(広島ユース/1年)の連続のロングスローからMF野口魁斗(広島ユース/1年)がフィニッシュ。対する愛知県はMF白男川羚斗(名古屋U-18/2年)が果敢に2度3度と左足を振る。

 愛知県はMF池田歩弘(名古屋U-18/1年)が大きな水しぶきを上げながら豪快なタックル。立ち上がりは全体的に愛知県の出足が速く、FW八色隼人(名古屋U-18/1年)やFW恒吉良真(名古屋U-18/2年)らがゴール前へ持ち込もうとする。

 だが、広島県はDF西翔生(広島ユース/1年)が高さを発揮するなど跳ね返すと、GK枝川航大(広島ユース/1年)の飛距離十分のキックや、スプリント勝負で相手DFの背後からでも追い抜いていたFW{佐藤壯知}}(広島ユース/1年)によって相手を押し返して行く。

 タッチラインへクリアしようとしたボールが水たまりによって止まったほか、スペースへのボールもはるか手前で止まるようなピッチコンディション。広島県は22分、佐藤が快足を活かして敵陣でマイボールに変えると、FW高橋成海(広島ユース/1年)のラストパスから富田が右足シュートを放つ。

 だが、愛知県はGK岡野恭護(名古屋U-18/1年)がセーブ。広島県は富田のロングスローやCKからゴール前のシーンを増やし、DF濱田圭吾(瀬戸内高/1年)がヘディングシュートを放つ。

 だが、愛知県はMF井内庸介(名古屋U-18/1年)やCB高尾勇輝(FC岐阜U-18/2年)らがPAで集中した守りを継続。ファーストコンタクトの攻防で負けず、セカンドボールへの反応も速い。

 広島県は後半6分、佐藤が抜群のスピードでPAへ。最後はこぼれ球を右足で狙うも枠右へ外れた。14分にも左ロングスローの流れからMF杉谷優(広島ユース/1年)が右足シュートを放ったが、わずかに枠左へ。愛知県は粘り強く戦いながら攻め返そうとしていたが、後半30分に池田が2枚目の警告を受けて退場してしまう。

 その直後、愛知県はPAでの混戦からMF上阪碧都(名古屋U-18/1年)が右足シュート。だが、広島県DFが足先に当てたボールは右ポストを叩いた。この後、広島県が押し込むが、愛知県はGK岡野のシュートセーブなどでゴールを死守。0-0のまま後半を終え、PK戦での決着となった。

 PK戦は先攻・広島県の2、3人目のシュートを愛知県GK岡野が連続ストップ。愛知県は1人目から4人連続で決め、4-2で前回王者・広島県撃破を果たした。

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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