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[アミノ関東]法政大主将が優勝決定づけるヘディング弾!! 苦境からタイトル獲得に導いたMF島田春人「みんなに感謝」

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タイトルを獲得した

[6.28 アミノ杯決勝 専修大 0-2 法政大 味フィ西]

 キャプテンが法政大のタイトル獲得を決定づけた。MF島田春人(4年=横浜FMユース)が1点リードの後半7分、右からのクロスを頭で合わせて2-0。そのまま逃げ切ってアミノバイタルカップを優勝し、「みんなに感謝ですね。みんなの力」とチームメイトへの感謝を述べながら喜びを示した。

 アシストのMF松村晃助(4年=横浜FMユース/横浜FM内定)は小学生時代からのチームメイトだ。「あのシーンは晃助が持っていたので、絶対ボールが来るという準備も万端だった。普段だったら結構俺のボケを拾ってくれたりする(笑)。ピッチ内だったら何も喋らなくても思っていることがわかるし、お互いのポジションが分かるみたいな感じ」という絶大な信頼関係で生まれたゴール。得点後は“彼のゴール”と言わんばかりに松村を指差してアピールしていた。


 そうして果たした優勝は、島田にとって人生初タイトルだという。法政大は昨年の天皇杯予選で東京都制覇を果たしているが、島田はメンバー外だった。横浜F・マリノスプライマリーと横浜FMユースではそれぞれ全国大会決勝で涙を呑み、横浜FM Jrユースでは全国3位と惜しくも届かず。それでも「(過去のことは)全然思い出さなかった。いつも通りの試合と思って、緊張もしなかった」。法政大のキャプテンとして目の前の試合に集中し、名誉あるトロフィーアップで今大会を終えた。


 アミノバイタルカップを優勝した一方、関東大学リーグ1部昇格1年目の今季は開幕7試合で1勝という苦境の序盤を過ごしていた。そうした状況で行動力の高い選手が多い同期にも支えられながら、「どうしてもリーグ戦は毎週試合が来るので少し慣れてしまう。モチベーション管理は結構意識してやってきた」と島田。1-5で敗れた桐蔭横浜大戦後には選手だけのミーティングを発案すると、以降のリーグ戦は3勝1分けと上向き、そのまま突入した今大会で優勝を果たした。

「選手だけを集めてミーティングして、『試合には出ている。プロでもなんでもない俺らがそれだけで満足していてはダメだよね』という話をして、法政の代表として出ている自覚を持とうと(伝えた)。ミーティングをしてから今日まで負けなしできていて、それをしたから結果が良いとかではないと思うけれどキャプテンとして行動してよかった」

 アミノバイタルカップでは4回戦で11人ずつが蹴り合うPK戦を制し、準々決勝では0-2で突入した後半アディショナルタイムに追いつくと延長で逆転する劇的な勝利を収めた。簡単な試合はなかった今大会について、主将はメンバー外となったチームメイトへの感謝を口にする。

「(優勝の要因は)出られない選手の雰囲気作りだったり声掛け。やっぱりすごく悔しい気持ちがあると思う。自分も出られていなかったときはめちゃくちゃ悔しかった。その気持ちを押し殺してチームのために行動するというのが勝ち上がってきた要因かなと思う」

 この日2ゴールに絡んだMF松田悠世(3年=桐光学園高)が「今日スタンドで応援してくれている仲間たちの声援を聞いたら走れない理由はなかった。最後はつっちゃったけれど限界になるまで後押ししてくれた声援があったからこそのプレーだった」と述べれば、GK藤澤芭琉(4年=徳島市立高)も「そもそも自分たちは人数が少ないので、出られない悔しさとかはあるけれど人数が少ない分コミュニケーションをちゃんと取れていると思う」とコメント。柳沢将之監督も「メンバーに入っている選手もそうではない選手も、チームのために優勝に向かって進めた」と総括しており、一体感を持って戦ったことが最高の結果に繋がったようだ。

 アミノバイタルカップを制したチームは、総理大臣杯まで約2か月間の中断期間に入る。頼れる主将は「これだけみんながチームのために動けたら負ける気がしない」と胸を張りつつ、「総理大臣杯まで公式戦がないとモチベーションを保ちづらいので、どれだけチームを引っ張っていけるかが本当に試される期間」と気を引き締める。島田は「優勝したから甘くやっていこうなんて全然思っていないし、厳しいことも言ってメリハリを持ってやりたい」と力を込め、次は日本一の主将になる。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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