[MOM1200]国士舘大FW本間凜(4年)_役者が違う!J1経験キャプテンが89分弾でハットトリック「もっと圧倒的な力をみせて優勝したい」
ハットトリックをアピールする
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.6 総理大臣杯準々決勝 桐蔭横浜大2-3国士舘大 女川町総合運動場 第二多目的運動場]
役者が違った。3試合目にして今大会初の先発出場となった国士舘大のFW本間凜(4年=関東一高/川崎F内定)が3得点すべてを決める大活躍。優勝した22年度以来、4年ぶりとなる4強進出へチームを導いた。
会場に入った瞬間から「今日は入りそうだな」と感じていたという。途中出場だった1、2回戦でも1得点ずつを記録し、得点感覚はしっかり掴めていた。ただ90分間を戦うのは久々だったため、体力面を意識しながら試合を進めた。
それでも、最後まで足は止まらなかった。40分に先制点、57分には勝ち越しとなる2点目を決めた本間。再び同点で迎えた終了間際の89分には、左サイドからFW小西脩斗(4年=流通経済大柏高)が上げたクロスをファーで合わせ、決勝点となるハットトリックを完成させた。
ハットトリックは昨年度の関東大学リーグ第4節・東洋大戦以来で、大学公式戦では2度目。爆発力だけでなく、コンスタントにゴールを積み重ねているところにも成長が感じられる。「ゴール前に持ってきてくれれば決められる自信がある。入れ替われば点になるという自信とコツを掴めた」。この日も「お膳立てしてくれた3人」に感謝しつつ、「自分自身、あまり驚きはなくて、やることをやっただけかなと思います」と胸を張った。
今夏は全日本大学選抜としてイタリア遠征を終えた直後、内定クラブの川崎フロンターレに合流。J1リーグデビューを含む2試合を経験した。大学に戻る際には、長谷部茂利監督や中村憲剛コーチらスタッフから「頑張ってこい」「まあ会おう」などと優しく声をかけてもらったという。一方で、そこには「悔しさ」もあった。「もっとチームに必要とされる存在に、本当に残してほしいと言われるくらいの存在になりたかった。でも今日の結果が、フロンターレの選手やスタッフ、ファン・サポーターにも『もっとやれるぞ』という知らせになっていたらいいなと思います」。
ただ、「今の本業はこっち」とも割り切っている。特にキャプテンを任されていることもあり、自覚は強い。「自分のいいところは、どんなところでも謙虚に全力でやれるところ。大学に帰ってきたからといって、やることは変わらない」。前田隆司監督からも、「こっちに戻った時にフロンターレで求められていることと、こっちで求められていることは違うから、お前は大丈夫だと思うけど、履き違えないでやってほしい」と念を押されたそうだ。
とにかく「やることは明確」と、自らを奮い立たせる。「味方のミスをカバーするのがチーム。たまたまそれが今日は僕だっただけ。あと2試合、ここからは気持ちの勝負だと思うし、優勝しないと意味がない」。進化を続けるストライカーは、「今は5得点ですけど、もっと圧倒的な力を見せて優勝したい」と、さらなる爆発を誓っていた。
(取材・文 児玉幸洋)
●第50回総理大臣杯全日本大学トーナメント特集
[9.6 総理大臣杯準々決勝 桐蔭横浜大2-3国士舘大 女川町総合運動場 第二多目的運動場]
役者が違った。3試合目にして今大会初の先発出場となった国士舘大のFW本間凜(4年=関東一高/川崎F内定)が3得点すべてを決める大活躍。優勝した22年度以来、4年ぶりとなる4強進出へチームを導いた。
会場に入った瞬間から「今日は入りそうだな」と感じていたという。途中出場だった1、2回戦でも1得点ずつを記録し、得点感覚はしっかり掴めていた。ただ90分間を戦うのは久々だったため、体力面を意識しながら試合を進めた。
それでも、最後まで足は止まらなかった。40分に先制点、57分には勝ち越しとなる2点目を決めた本間。再び同点で迎えた終了間際の89分には、左サイドからFW小西脩斗(4年=流通経済大柏高)が上げたクロスをファーで合わせ、決勝点となるハットトリックを完成させた。
ハットトリックは昨年度の関東大学リーグ第4節・東洋大戦以来で、大学公式戦では2度目。爆発力だけでなく、コンスタントにゴールを積み重ねているところにも成長が感じられる。「ゴール前に持ってきてくれれば決められる自信がある。入れ替われば点になるという自信とコツを掴めた」。この日も「お膳立てしてくれた3人」に感謝しつつ、「自分自身、あまり驚きはなくて、やることをやっただけかなと思います」と胸を張った。
今夏は全日本大学選抜としてイタリア遠征を終えた直後、内定クラブの川崎フロンターレに合流。J1リーグデビューを含む2試合を経験した。大学に戻る際には、長谷部茂利監督や中村憲剛コーチらスタッフから「頑張ってこい」「まあ会おう」などと優しく声をかけてもらったという。一方で、そこには「悔しさ」もあった。「もっとチームに必要とされる存在に、本当に残してほしいと言われるくらいの存在になりたかった。でも今日の結果が、フロンターレの選手やスタッフ、ファン・サポーターにも『もっとやれるぞ』という知らせになっていたらいいなと思います」。
ただ、「今の本業はこっち」とも割り切っている。特にキャプテンを任されていることもあり、自覚は強い。「自分のいいところは、どんなところでも謙虚に全力でやれるところ。大学に帰ってきたからといって、やることは変わらない」。前田隆司監督からも、「こっちに戻った時にフロンターレで求められていることと、こっちで求められていることは違うから、お前は大丈夫だと思うけど、履き違えないでやってほしい」と念を押されたそうだ。
とにかく「やることは明確」と、自らを奮い立たせる。「味方のミスをカバーするのがチーム。たまたまそれが今日は僕だっただけ。あと2試合、ここからは気持ちの勝負だと思うし、優勝しないと意味がない」。進化を続けるストライカーは、「今は5得点ですけど、もっと圧倒的な力を見せて優勝したい」と、さらなる爆発を誓っていた。
(取材・文 児玉幸洋)
●第50回総理大臣杯全日本大学トーナメント特集


