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楽天・三木谷会長が警鐘「パワハラが極大解釈されている」大久保嘉人氏も同調「大事な試合をどう戦うのか」

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大久保嘉人氏が楽天・三木谷浩史会長と一緒にイベントに登壇した

 元サッカー日本代表の大久保嘉人氏が1日、横浜市内で行われた楽天グループのイベント「Rakuten AI Optimism」に参加し、三木谷浩史会長と講演を行った。

 講演の冒頭、進行役を務めたハリー杉山氏が「バルセロナの来日」について話を振ると、三木谷会長は「その話しちゃうの?」と苦笑い。バルセロナは今夏のアジアツアーにおいて、プロモーターによる重大な契約違反があったとして、一時来日を見送る決定をしたが、三木谷会長が来日実現に向けた調整をしたと言われている。

 ただこれについて大久保氏が「最初はびっくりしたけど、日本サッカーを助けてくれたのですごいなと思いました」と改めての感謝を語ったが、三木谷会長は「あまり多くを語れないんですよ」と終始言葉を濁していた。


 講演では「勝てる組織」や「リーダーシップ&コミュニケーション」について話し合われたが、三木谷会長が「この前サッカーのコーチをやっている人に聞いたんだけど、少年サッカーでは今、頑張れという言葉を使ったらパワハラになると聞いた」という話題を提示。「パワハラが言い方は悪いけど極大解釈されすぎちゃっている」と警鐘を鳴らすと、大久保氏も「大事な試合をどう戦うのか心配になる」と同調していた。


 講演後にはシュートモーションをAIで分析するブースに大久保氏が登場。大久保氏のシュートモーションが神戸の誰に近いかという診断では、「宮代大聖に42%似ている」との分析があり、大久保氏も「大聖かよ」と笑みを浮かべていた。


 大久保氏は今年の春から家族でスペインに移住。バルセロナでの生活を始めている。今は子どもたちのサポートをしながら、自身は平日の朝から昼まで語学学校に通う生活を送っているという。「話せるようになった?成長しているのか分からない」と苦笑いだが、充実を伺わせる。

 本格的な移住で、「向こうでサッカーのライセンスを取りたい」と意欲的だ。「あっちでライセンスを取りたい。あっちで勉強して、どういう監督とかはまだないけど、いろいろな人を見てやりたい」。指導者としてAIの活用についても、「その時どうなっているか。すごい発展してすごいことになっていると思うし」と更なる進化を期待していた。

(取材・文 児玉幸洋)
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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