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[MOM1055]国士舘大FW村上竜規(1年)_明本考浩の背中を追う1年生ストライカーの決勝弾

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FW村上竜規(1年=栃木U-18)が頭に当ててねじ込んだ

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.19 第3回大学日韓新人戦 国士大1-0鮮文大 浦安]

 均衡が破れたのは後半28分、国士舘大はロングスローのこぼれ球をFW村上竜規(1年=栃木U-18)が頭に当ててねじ込む。相手がオフサイドとセルフジャッジしてやや足が止まったかにみえたプレーだったが、最後までしっかりとプレーをやりきった。

 プレーが途切れるまで諦めないことは、普段の練習から意識していることだという。殊勲の1年生ストライカーは、「初めての海外のチームとの試合だったけど、やることは変えずに、一人一人が細かい部分から相手を上回れたことが得点に繋がったと思います」と充実の表情をみせた。

 手ごたえをつかむ1年目になった。大学ルーキーイヤーの昨年は、開幕2節目の筑波大戦でデビューを飾ると、先発では結果が残らなかったが、第7節の関東学院大戦で初ゴールを記録。終盤で先発に復帰すると、最終版の駒澤大戦と東洋大戦では連続ゴールを決めて、リーグ戦の戦いを締めくくった。

 憧れる存在がいる。MF明本考浩(浦和)は栃木SCアカデミーの先輩で、大学進学を決める際も「前線からのプレッシャーや誰よりも走る走力に憧れています。自分も明本さんみたいになりたい」「明本さんが通っていた学校で頑張りたい」との思いで国士舘大への進学を希望した。一緒に進学してきたDF臼井春翔(1年=栃木U-18)と誓い合うのは、「3年後の栃木SC帰還」だ。

 そのためにも更なるレベルアップを目指す。大学2年目の目標はレギュラー奪取、そして「ライバル心はめちゃくちゃあります」と話すFW本間凜(2年=関東一高)と切磋琢磨することで、2桁ゴールを決めることだ。「凜君に負けないように、自分が引っ張るくらいの気持ちでやっていきたい」と力を込めると、「この波に乗って、リーグ戦だったり、天皇杯だったり、いろんなタイトルを獲れるように、個人としても点を取ってチームを勝たせたい」とどん欲に話した。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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