[MOM1218]國學院大GK庄司光輝(3年)_「体が勝手に動いた」右手一本のビッグセーブで無敗の首位撃破に貢献
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.22 関東大学3部第17節 國學院大1-0山梨学院大 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド]
右手一本で絶体絶命のピンチを救った。後半28分、山梨学院大の右クロスからFWオノボ・フランシス日華(1年=山梨学院高)が右足で放ったシュートを、國學院大のGK庄司光輝(3年=市立船橋高)がストップ。さらに直後、再び右クロスからオノボが頭で合わせたが、今度は右手一本で弾き出した。
「何かを考えて動いたというより、体が勝手に動いたという感じでした。ああいう緊急のセーブは自分の強みなのかなと思います」
立て続けのビッグセーブで失点を防ぐと、その4分後にMF長谷川幸蔵(3年=明秀日立高)が決勝点を奪った。開幕から16試合無敗で首位を独走し、この試合で引き分け以上なら2部昇格が決まる山梨学院大を相手に、國學院大が1-0で勝利。庄司はシュート10本を浴びながらゴールを守り抜き、首位に今季初黒星をつける立役者となった。
「自分たちのホームグラウンドで優勝させるわけにはいかないという気持ちがありました。自分たちが上に上がっていくという意味でも、絶対に負けられないと思っていました」


前期の対戦では0-3で敗れていたが、庄司は教育実習のため欠場していた。「まずは守備からということを全員で共有していました。やらないといけないことを徹底して、試合前にもコーチから守備の仕方について細かい指示があったので、それが生きたと思います」。チーム全体で守備意識を高めて臨んだ一戦だった。
庄司は高校サッカーの名門、市立船橋高の出身。高校3年時には全国高校サッカー選手権でベスト4に進出したが、ゴールマウスを守ったのは、1学年下の現在FC町田ゼルビアに所属するGKニコラス・ギマラエスだった。
「トップチームに入ったのも3年生になって初めてでした。なかなかプレーの部分で信頼をつかめていなかったので、実力的にもベンチという立場には納得する部分がありました」
それでも、勝利を喜ぶ仲間たちの姿を見ながら、ピッチに立ちたいという思いは強くなった。
「チームが勝っていく中で、その輪に入ってピッチで喜ぶことはできなかった。大学ではそれをやりたいという気持ちで、高校時代から頑張っていました」
指定校推薦で進学した國學院大では、1年時からトップチームに関わり、2年時の昨季は2部リーグでコンスタントに出場機会を与えられた。「去年2部で戦えて、試合に使っていただいたことが自信になっています」。高校時代には得られなかった継続的な出場経験を積み重ねてきた。
そして今回のビッグセーブにも、市立船橋高での積み重ねが生きていたという。「普段の練習から、打たれるところで止まるという部分は、高校時代に曽我さん(曽我光利GKコーチ)に教えていただいたこと。そういったところをうまく発揮できたと思います」。高校時代に身につけた技術が、大学での大一番を救った。


教員免許の取得を目指し、教育実習も経験した。もともとは教員になることを考えていたが、周囲の先輩たちからの助言もあり、今は大学卒業後もサッカーを続けることを視野に入れている。
「動けるうちにやりたいことをやった方がいいと言われました。教員は後からでも目指せるので、今はサッカーを頑張りたいと思っています」
首位を撃破した國學院大は勝ち点31とし、2位・順天堂大との勝ち点差は3。残り5試合で2部昇格を目指す戦いは続く。
「今日がゴールじゃないので。今日から勝ち続けないと意味がない。一戦一戦、戦っていくしかないと思います」
大学に入って改めて知ったピッチ上で仲間と勝利を喜ぶ時間。経験を積み重ねてきた庄司が、今度は2部復帰を目指すチームを最後尾から勢いづける。
(取材・文 児玉幸洋)
●第100回関東大学リーグ特集
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[10.22 関東大学3部第17節 國學院大1-0山梨学院大 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド]
右手一本で絶体絶命のピンチを救った。後半28分、山梨学院大の右クロスからFWオノボ・フランシス日華(1年=山梨学院高)が右足で放ったシュートを、國學院大のGK庄司光輝(3年=市立船橋高)がストップ。さらに直後、再び右クロスからオノボが頭で合わせたが、今度は右手一本で弾き出した。
「何かを考えて動いたというより、体が勝手に動いたという感じでした。ああいう緊急のセーブは自分の強みなのかなと思います」
立て続けのビッグセーブで失点を防ぐと、その4分後にMF長谷川幸蔵(3年=明秀日立高)が決勝点を奪った。開幕から16試合無敗で首位を独走し、この試合で引き分け以上なら2部昇格が決まる山梨学院大を相手に、國學院大が1-0で勝利。庄司はシュート10本を浴びながらゴールを守り抜き、首位に今季初黒星をつける立役者となった。
「自分たちのホームグラウンドで優勝させるわけにはいかないという気持ちがありました。自分たちが上に上がっていくという意味でも、絶対に負けられないと思っていました」


前期の対戦では0-3で敗れていたが、庄司は教育実習のため欠場していた。「まずは守備からということを全員で共有していました。やらないといけないことを徹底して、試合前にもコーチから守備の仕方について細かい指示があったので、それが生きたと思います」。チーム全体で守備意識を高めて臨んだ一戦だった。
庄司は高校サッカーの名門、市立船橋高の出身。高校3年時には全国高校サッカー選手権でベスト4に進出したが、ゴールマウスを守ったのは、1学年下の現在FC町田ゼルビアに所属するGKニコラス・ギマラエスだった。
「トップチームに入ったのも3年生になって初めてでした。なかなかプレーの部分で信頼をつかめていなかったので、実力的にもベンチという立場には納得する部分がありました」
それでも、勝利を喜ぶ仲間たちの姿を見ながら、ピッチに立ちたいという思いは強くなった。
「チームが勝っていく中で、その輪に入ってピッチで喜ぶことはできなかった。大学ではそれをやりたいという気持ちで、高校時代から頑張っていました」
指定校推薦で進学した國學院大では、1年時からトップチームに関わり、2年時の昨季は2部リーグでコンスタントに出場機会を与えられた。「去年2部で戦えて、試合に使っていただいたことが自信になっています」。高校時代には得られなかった継続的な出場経験を積み重ねてきた。
そして今回のビッグセーブにも、市立船橋高での積み重ねが生きていたという。「普段の練習から、打たれるところで止まるという部分は、高校時代に曽我さん(曽我光利GKコーチ)に教えていただいたこと。そういったところをうまく発揮できたと思います」。高校時代に身につけた技術が、大学での大一番を救った。


教員免許の取得を目指し、教育実習も経験した。もともとは教員になることを考えていたが、周囲の先輩たちからの助言もあり、今は大学卒業後もサッカーを続けることを視野に入れている。
「動けるうちにやりたいことをやった方がいいと言われました。教員は後からでも目指せるので、今はサッカーを頑張りたいと思っています」
首位を撃破した國學院大は勝ち点31とし、2位・順天堂大との勝ち点差は3。残り5試合で2部昇格を目指す戦いは続く。
「今日がゴールじゃないので。今日から勝ち続けないと意味がない。一戦一戦、戦っていくしかないと思います」
大学に入って改めて知ったピッチ上で仲間と勝利を喜ぶ時間。経験を積み重ねてきた庄司が、今度は2部復帰を目指すチームを最後尾から勢いづける。
(取材・文 児玉幸洋)
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