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セレッソ大阪ヤンマーレディースは主将MF脇阪麗奈の今季初ゴールで一矢報いるも…東京NBに力負け「もっと自信をつけて」

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脇阪麗奈の得点で一矢報いたが…

[3.29 WEリーグ第16節 東京NB2-1C大阪 味フィ西]

 リーグ後半戦初勝利を目指すセレッソ大阪ヤンマーレディースは、敵地で日テレ・東京ベレーザと対戦し、1-2で敗れた。4試合ぶりの黒星を喫したC大阪は、順位を一つ下げて8位に後退した。

「この天候にもかかわらず、多くのサポーターに足を運んでいただいて、感謝しかありません。何とか勝利をプレゼントしたかったのですが、力及ばず負けてしまいました」。優勝争いをする相手との戦いに、鳥居塚伸人監督は力負けを悔やんだ。

 C大阪は前節のちふれ戦から先発2人を変更した。GK山下莉奈、DFは荻久保優里、中西ふう、浅山茉緩、吉田琉衣。中盤に脇阪麗奈、2試合ぶりの先発となる百濃実結香、宮本光梨、丸井優奈。FWは矢形海優と4試合ぶりに先発復帰した田中智子が入った。

 冷たい雨が降る中で行われた2位東京NBとの決戦。前半5分に脇坂がファーストシュートを放つなど積極的な仕掛けをみせたC大阪だが、徐々に押し込まれる展開になる。何とか耐えていたが、前半29分、左サイドからMF北村菜々美にグラウンダーのパスを入れられると、FW樋渡百花に左足で蹴り込まれてしまう。

 そして1点ビハインドで折り返した後半も流れを取り戻せずにいると、16分、MF山本柚月がワンタッチで前に出したボールにMF眞城美春が反応。エリア手前から右足を振られると、クロスバーに当たったボールがGK山下の背中に当たってゴールラインを越えていった。

 2点差とされたC大阪は後半20分に2枚替え。田中に代えてFW田子夏海、百濃に代えてFW和田麻希を入れる。さらに同28分から丸井に代えて、大学入学のためにこの試合を最後にチームを離れるFW栗本悠加をピッチに送り込む。

 すると後半40分、C大阪は田子がスライディングでボールを奪うと、吉田が素早く前線に当てる。そして矢形が胸コントロールでさらに前線に落とすと、追い越すようにエリア内に走り込んだ脇坂が左足でゴール右隅に蹴り込んだ。


 ただ終盤に意地をみせたC大阪だが、反撃が遅く、試合は1-2で敗れる結果に終わった。今季初ゴールを決めた主将も「力の差は十分感じたし自分たちの試合はほとんど出来なかった。もっと自分たちが自信をつけて、最初からああいう(最後の10分間のような)戦いができればいいなと思います」と反省を口にする。

 黒星は4戦ぶりとなったが、未勝利は7戦に伸びた。順位も8位に後退と厳しい戦いが続く。ただ若手が試合経験を積んで伸びてきている現状もある。この日が初のフル出場となった19歳DF吉田は「ポジション争いに負けないように、練習から今日の課題を意識してやっていきます」と4月13日の次節・浦和レッズレディース戦に向け、気合を入れ直していた。


 なお、この日がC大阪での最終戦となった栗本は「今までの集大成というか、全ての方への恩返しをしたい」という思いでピッチに立ったと明かすと、「大学でも今までどおり自分と向き合って上を目指していきたい」。また鳥居塚監督は「彼女の武器はスピード、仕掛け。これからまた、そういう部分をしっかり磨いて、またウチに戻ってきてくれたらありがたい」と期待を寄せていた。

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