[3.9 ラ・リーガ第27節 R・マドリー 2-1 ラージョ]

　ラ・リーガ第27節が9日に行われ、3位レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウで7位ラージョに2-1で勝利した。リーグ戦2試合ぶりの白星で2位に浮上。今節の試合が延期となった首位バルセロナと勝ち点57で並んだ。

　レアルは前半30分、スピードに乗ってペナルティエリア左に進入したFWキリアン・ムバッペが切り返しから右足で叩き込み、先制に成功。得点ランキング2位の今季18ゴール目となった。

　前半34分には左サイドのFWビニシウス・ジュニオールがボックス内に入った後、マークに付かれながら一度外に出てから相手を振り切り、再びペナルティエリア左へ。最後はシザーズから右足でネットを揺らし、今季10点目で2-0とした。

　前半アディショナルタイム2分にラージョのMFペドロ・ディアスに1点を返されたレアルは、後半に突き放すチャンスもあったが、2-1のままタイムアップ。公式戦では2連勝となった。

　クラブ公式サイトによると、カルロ・アンチェロッティ監督は試合後の会見で「目標は勝ち点の獲得だったから手応えは良い。我々はとても良い前半をして3-0にできたが、最終的には2-1で終わった」とコメントしている。

　指揮官は後半の戦いに物足りなさを示しつつ、「多くのチームがチャンピオンズリーグを戦い、昨日と今日で勝利していないということを考慮に入れるべき。インテルはモンツァ、リバプールはサウザンプトン相手に苦労し、レバークーゼンとバイエルンは負けた…。こういう種類の試合を準備するのはとても厄介で、ラージョのように激しく争い、プレーするチームならなおさらだ。繰り返すが、前半はとても良かった」と語った。

　また、先制弾のムバッペを「とても良い試合をし、スペクタクルなゴールを決めた。戦い、ボールを受けるために下がって来た。後方でボールを受け、その後ボールがない状態でマークを外し相手選手と向き合うからゴールが生まれる。ファンタスティックなゴールで、とても良い仕事をした」と称賛。二桁得点となったビニシウスにも「彼の前には素晴らしい将来が待っている。なぜなら非常に早くこれらの数字に到達し、シーズンごとに戦い、良くなっている。何より彼は好人物だからそれにふさわしい」と賛辞の言葉を送った。

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