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街を愛するソシエダ監督、数々の振る舞いに地元紙称賛「サンセバスチャンにすっかり馴染んでいる」

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ペッレグリーノ・マタラッツォ監督

 18日のコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制し、6シーズンぶり4度目のカップ戦王者に輝いたソシエダ。就任からわずか半年足らずで王座に導いたペッレグリーノ・マタラッツォ監督の手腕に大きな称賛が集まっているなか、地元紙『ノティシアス・デ・ギプスコア』は指揮官の振る舞いも驚きまじりに伝えている。

 同紙が取り上げたのはタイトル獲得から2日後、20日月曜日の朝に見せた指揮官の振る舞いだった。

「カップ優勝もマタラッツォの日常を変えることはない。コーヒーを飲み、サンセバスチャンを散歩するだけだ」(同紙)

 記事によると、マタラッツォ監督は20日朝、サンセバスチャン中心部に一人で姿を見せた様子。街は当然、地元クラブへの祝福ムードに包まれていたが、その喧騒などまるで気にしないかのようにポロシャツとデニム姿で散歩をしていたようだ。さらに指揮官は中心部のカフェに一人で入り、祝福の声に挨拶を交わしつつ、ゆったりと朝食を楽しんだという。

 同紙は「監督はサンセバスチャンにすっかり馴染んでいる。ギプスコアとバスクの特異性を理解し、とけ込むために尽力してきた。彼がラコンチャ海岸を散歩したり、市内中心部でコーヒーを飲む姿は見慣れた光景で、ギプスコアの人々の控えめな気質が彼の心の安らぎを保っている」と伝え、「街が盛大な祝福ムードに包まれる日でも、監督の日常は変わることなくいつも通りにその場にあった」と称えている。

 こうした指揮官の姿勢は、同日夜に行われた優勝セレモニーでもファンの心を掴んでいたようだ。マタラッツォ監督はセレモニーの壇上に立つと、バスク語で「こんばんは、チュリウルディン(ソシエダファンの愛称)の皆さん!私たちがチャンピオンだ!」と挨拶。「バスク語で話してみようと思うけど、もし間違ってしまったら許してほしい」とユーモアを込めた前置きから、現地の言葉でファンへの感謝を表現した。

「我々が共に歩む道は、なんという素晴らしいスタートを切ったんでしょう。ただ、これはまだ始まりにすぎません。皆さんの支えがあれば、選手たちはより多くの偉業を成し遂げられるでしょう。皆さんの感謝の気持ちは感じています。でも今日は私たちが皆さんに感謝を伝える番です。皆さんの素晴らしいサポート、情熱、このクラブへの深い愛に対して。皆さんは『ラ・レアル』が何かを私に教えてくれました。本当にありがとう。Goazen Reala!」

 アメリカ出身のマタラッツォ監督は英語話者。すでにスペイン語を驚異的なペースで習得し、記者会見の質問は通訳を介さなくても理解できるレベルにあるようだが、スペイン語話者でも苦労するバスク語を使いこなすのは容易ではないことから、同紙はこのスピーチにも大きな感銘を受けた様子だ。

 記事では「バスク語を話すうえで最も大切なことは、実は世界のどの言語を話すときにも必要なことと同じだと分かった。得意かどうか、難しいかどうかではなく、大切なのは『気持ち』なのだ」とし、「マタラッツォのこの行動は本当に意義深い。なぜなら彼はサンセバスチャンでの4か月間、街の中だけでなく社会、文化などあらゆる面でこの街とギプスコアに完全にとけ込んできたからだ」と大きな称賛を送っている。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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